俳句 作者 作成 イベント名
オカリナの音色に落葉舞うことよ 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
北風の湖畔やテント解体す 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
車内温外気寒さに負けいずる 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
北風に毛穴悲鳴をあげまくる 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
到来に温度を上げて縮こまる 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
空っ風つかの間休息雪囲い 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
雲ちげれ差し込む光師走いり 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
浜千鳥暮れゆく森に拍手ある 河原 芳博 平成27年11月30日 俳句ポスト
朴の葉の香りただようせいろ蒸し 永井 由美子 平成27年10月31日 俳句ポスト
雪眺め寝袋に入るロッジかな 河原 芳博 平成27年10月31日 俳句ポスト
歌うようひらひらと舞う枯葉たち 岩崎 千鶴子 平成27年10月31日 俳句ポスト
紅葉の白樺林我も立つ 中村 高士 平成27年10月31日 俳句ポスト
ひびきたるもちつきのおと山じまい 田中 好和 平成27年10月31日 俳句ポスト
有峰の秋の大気を存分に 井黒 昌子 平成27年9月30日 俳句ポスト
秋晴や林道より仰ぐ薬師岳 井上 文恵 平成27年9月30日 俳句ポスト
森の秋色とりどりの人ら行く 稲垣 暁夫 平成27年9月30日 俳句ポスト
冷タ谷友と楽しく落葉踏み 宇佐美 伸一 平成27年9月30日 俳句ポスト
薬師岳望む湖秋の空 岡崎 俊憲 平成27年9月30日 俳句ポスト
対話編探し求めて落葉踏む 河原 芳博 平成27年9月30日 俳句ポスト
秋風やいにしえ偲ぶ波の音 吉田 律子 平成27年9月30日 俳句ポスト
有峰はまた訪れん岩つばめ 後藤 映子 平成27年9月30日 俳句ポスト
ありみねの湖わたる秋の風 荒井 由紀子 平成27年9月30日 俳句ポスト
初秋や歩けば虫もついてくる 市田 菊枝 平成27年9月30日 俳句ポスト
爽やかや永久に続けやブナの森 小善 清範 平成27年9月30日 俳句ポスト
山歩き膝痛忘れ風涼し 森井 光子 平成27年9月30日 俳句ポスト
有峰湖一足早く秋の風 竹中 雅子 平成27年9月30日 俳句ポスト
有峰にひびく笑い声秋うらら 長谷 厚雄 平成27年9月30日 俳句ポスト
木洩れ日の苔の緑や秋澄みて 椎名 里ツ子 平成27年9月30日 俳句ポスト
有峰のもてなしもまた爽やかに 渡辺 知子 平成27年9月30日 俳句ポスト
オカリナの音色に秋の日も温し 浜田 伸雄 平成27年9月30日 俳句ポスト
すすきの穂迎えてくれる遊歩道 米澤 賢太郎 平成27年9月30日 俳句ポスト
オカリナとすすきいざなう薬師岳 北野 優美子 平成27年9月30日 俳句ポスト
ササノホニ虫イキイキトモリノ秋 堀 源進 平成27年9月30日 俳句ポスト
さざなみは湖底の声か水澄みて 堀田 公子 平成27年9月30日 俳句ポスト
時おりは手を取られもし森の秋 立田 芳子 平成27年9月30日 俳句ポスト
いつ来ても発見ありて湖の秋 澤田 昭 平成27年9月30日 俳句ポスト
白光の味とでも苔桃の実は 中坪 達哉 平成27年8月31日 俳句ポスト
蝉時雨探し求めし森の木々 河原 芳博 平成27年8月31日 俳句ポスト
雨もよひなるも湖面に秋の山 小松 栄津子 平成27年8月31日 俳句ポスト
夏涸れの湖に大きく宝来島 布村 定也 平成27年8月31日 俳句ポスト
石を踏む音を重ねて秋の山 中坪 達哉 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
目つむりて秋のただ中有峰は 磯野 くに子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
浅黄斑かすめては又戻りけり 犬島 荘一郎 平成27年8月28日 第9回有峰俳句の会
山の朝膝へ胸へと蝗跳ぶ 坂本 善成 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
見上げれば山毛欅(ぶな)も見下ろす夏の朝 山澤 美栄子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
八人の高きに登り無心かな 篠原 信子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
巡り来て病葉も美(は)し鬼胡桃 篠原 成一 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
息ととのえ令法(りょうぶ)の花を目交(まなか)いに 新井 のぶ子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
朝霧のほぐれゆく先日の差して 新村 美那子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
秋天や家を離れて家のこと 石黒 順子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
朝まだきドイツ唐桧の実を拾ふ 舛田 としこ 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
秋晴や峰にすっくとネズコ立つ 中川 正次 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
日の差せば蝗の跳ねる時なるか 中林 文夫 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
座りたきベンチを翔たず秋の蝶 長谷川 静子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
朝まだき山霧動く中を行く 東海 さち 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
朝露を吸うて白蝶飛び立てり 内田 邦夫 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
生きんとて朝露に濡れ実生?(みしょうぶな) 平井 弘美 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
秋蝶に安らぐことも山路かな 堀田 千賀子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
露の玉こはれて湖の一滴と 明官 雅子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
登山口あさぎまだらの出迎えか 老松 成子 平成27年8月28日 第13回有峰俳句の会
干上がりし湖底や風も冷(すさ)まじき 中坪 達哉 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
病む足に先ず群がって草じらみ 磯野 くに子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
盗人萩咲き始めたる朝(あした)かな 羽柴 崇 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
三段に区切れし青さ秋の湖 犬島 荘一郎 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
分け入れば手に熊笹の秋涼も 坂本 善成 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
そよ風に木洩れ日揺れて夏は行く 山澤 美栄子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
露けしや森を長靴おろし立て 篠原 信子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
誰がために現の証拠の花ひら 篠原 成一 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
まだ青き葡萄の蔓のゆきどころ 新井 のぶ子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
あはあはと木洩れ日の斑(ふ)も秋の色 新村 美那子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
熊笹を掻き分け行くや晩夏光 菅野 桂子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
沢の辺へ一歩険しく草いきれ 石黒 順子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
歩かせてもらふダム底秋高し 舛田 としこ 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
木洩れ日のひとつとなりて秋の蝶 太田 硯星 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
はつらつと秋雲えがく世界地図 中川 正次 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
身も心にも秋風のやさしくて 中林 文夫 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
新涼やダム湖の風の濃く甘く 長谷川 静子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
山緑したたる隙に湖の青 東海 さち 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
熊笹に沈む一行天高し 内田 邦夫 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
白樺の木肌めくれて秋暑し 平井 弘美 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
秋澄める木の間隠れに沢走り 堀田 千賀子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
秋雲のハートの右の未完成 明官 雅子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
八月の宝来島へ徒(かち)渡る 老松 成子 平成27年8月27日 第13回有峰俳句の会
緑蔭や倒木あらば乗り越えて 中坪 達哉 平成27年7月31日 俳句ポスト
水打つや伸びたる蔓も濡れそぼち 河原 芳博 平成27年7月31日 俳句ポスト
初夏の朝薬師岳(やくし)とともに歩きけり 西部 重也 平成27年7月31日 俳句ポスト
オカリナのこだまし山の深みどり 太田 倭文子 平成27年7月31日 俳句ポスト
オカリナの響くや森の夏空に 武部 六合子 平成27年7月31日 俳句ポスト
赤とんぼ君の耳にも沢の音 有峰 童子 平成27年7月31日 俳句ポスト
口中に岩梨の実や森も奥 中坪 達哉 平成27年6月30日 俳句ポスト
新緑にオカリナの音の流れゆく 塩谷 英子 平成27年6月30日 俳句ポスト
桐山に想いを馳せてわらび採り 河原 芳博 平成27年6月30日 俳句ポスト
若葉道歩くも楽しまたしんど 高瀬 春枝 平成27年6月30日 俳句ポスト
山開き輝く白は薬師岳 老松 成子 平成27年6月30日 俳句ポスト
見えねども薬師岳(やくし)指標に冬の霧 中坪 達哉 平成26年11月30日 俳句ポスト
今はなき村を思いて落葉踏む 河原 芳博 平成26年11月30日 俳句ポスト
それぞれに別れの言葉山に雪 河原 芳博 平成26年11月30日 俳句ポスト
紅葉散るオカリナ響くキャンプ場 河原 芳博 平成26年10月31日 俳句ポスト
秋の暮薬(や)師(く)岳(し)仰ぎて一人かな 河原 芳博 平成26年10月31日 俳句ポスト
林道や落葉踏みしめ湖を見て 岩ア 千鶴子 平成26年10月31日 俳句ポスト
白樺の林ころげる落葉かな 宮崎 昭雄 平成26年10月31日 俳句ポスト
枯葉舞い散るや白樺林行く 宮崎 敏子 平成26年10月31日 俳句ポスト
冠雪の薬師(やく)岳(し)に来(つ)季(ぎ)の夢つなぐ 若草 礼子 平成26年10月31日 俳句ポスト
有峰や幸せ刻む落葉道 蔵本 律子 平成26年10月31日 俳句ポスト
有峰湖紅葉の先の薬師岳 梅田 元紀 平成26年10月31日 俳句ポスト
青空にもみじと薬師(やく)岳(し)仰ぎみる 梅田 淳子 平成26年10月31日 俳句ポスト
有峰湖錦秋うつす水面かな 薄田 芳子 平成26年10月31日 俳句ポスト
駆け寄って有峰の友照紅葉 老松 成子 平成26年10月31日 俳句ポスト
あかき実も風に澄みゆくばかりなり 中坪 達哉 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
秋思わく狛犬の塔撫でをれば 境田 芳雄 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
流るるも合い分かれして水の秋 金森 める子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
少しづつそして一気に秋深む 犬島 荘一郎 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
酸っぱさに今日の目覚めや山ぶだう 山下 正江 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
水の秋句も絵もならず立ち尽くす 山澤 美栄子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
爽やかや流れ渡るに手をつなぎ 室井 千鶴子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
枯すすきとてしつかりと立つてをり 上原 孝子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
荒寥の真川や山の粧ひて 新村 美那子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
澄む秋や一行歌ふ川向こう 菅野 桂子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
杖の先おんぶ飛蝗をおどろかす 成重 佐伊子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
しばらくはひとりの時間野紺菊 舛田 としこ 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
色もよき小石を拾ひ秋惜しむ 太田 硯星 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
川渡る秋の光のきらめきに 東海 幸子 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
山ぶだう紅葉して湖輝きぬ 平井 弘美 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
幸せを絵にしたるごと水の秋 有馬 みどり 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
一病に薬師岳おろがむ霧襖 澤田 宏 平成26年10月10日 第12回有峰俳句の会
引く波の音は聞こえず秋深し 中坪 達哉 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
くちづけもいのちの沢の秋水に 境田 芳雄 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
幾億の結び葉ゆらし風も秋 金森 める子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
川音に色づく楓谷深し 犬島 荘一郎 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
谷紅葉雲の白きにおどろけり 山下 正江 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
山の秋伐りし庭の木懐かしむ 山澤 美栄子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
湖青く秋思浮かぶる術もなし 室井 千鶴子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
病友に紅葉の便り書くとせん 上原 孝子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
白蛇めくいのちの沢や秋気澄む 新村 美那子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
朴落葉尻にかき寄せ待つとせむ 菅野 桂子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
湖畔の風千草に色をくばりゆく 成重 佐伊子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
みづならの実生あまたや踏むなかれ 舛田 としこ 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
息ついで沢音親し紅葉山 太田 硯星 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
不作てふ山々を熊巡れるや 東海 幸子 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
腰下ろす石を探して水の秋 平井 弘美 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
枯葉ふみ地の温もりを頂けり 有馬 みどり 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
湖の色変わる雲間や秋の声 澤田 宏 平成26年10月9日 第12回有峰俳句の会
けものらの吐息もあらむ秋の声 中坪 達哉 平成26年9月30日 俳句ポスト
枯葉舞い道も茶色に染めにけり 伊藤 リツ子 平成26年9月30日 俳句ポスト
山ぶどうそっと寄り添う永遠の木に 稲田 通之 平成26年9月30日 俳句ポスト
あがりこに光さしこむ森の秋 岡崎 絹代 平成26年9月30日 俳句ポスト
霧の中宝来島の色づきし 岡崎 徹 平成26年9月30日 俳句ポスト
有峰や霧につつまれ進み行く 岡本 孝行 平成26年9月30日 俳句ポスト
赤とんぼ森の中へと泳ぎ入る 河原 芳博 平成26年9月30日 俳句ポスト
からまつ落葉がくぶちめきし草もみじ 駒見 時子 平成26年9月30日 俳句ポスト
年重ね目指すは秋の永遠の木よ 古市 幸子 平成26年9月30日 俳句ポスト
森林浴心とからだ軽くなる 高長 かずこ 平成26年9月30日 俳句ポスト
朝霧の深し波打つ有峰湖 山岸  平成26年9月30日 俳句ポスト
秋の日の木漏れ日うれし冷タ谷 四十内 政春 平成26年9月30日 俳句ポスト
薬師岳色づくブナに朝日影 寺田 伸一 平成26年9月30日 俳句ポスト
再会を待ちいしごとく吾亦紅 若井 直美 平成26年9月30日 俳句ポスト
竜胆の湖畔の風に揺れにけり 小善 睦子 平成26年9月30日 俳句ポスト
秋風にはや寒さあり有峰湖 松井 千恵子 平成26年9月30日 俳句ポスト
有峰の湖面キラキラ秋高し 松井 博文 平成26年9月30日 俳句ポスト
朝日浴び湖面に映る紅葉山 松本 みどり 平成26年9月30日 俳句ポスト
秋の空アサギマダラの舞う湖畔 松本 睦夫 平成26年9月30日 俳句ポスト
永遠の木に愛を誓いて森の秋 森田 ひとみ 平成26年9月30日 俳句ポスト
もみじ葉の水面に映える有峰湖 石場 清 平成26年9月30日 俳句ポスト
秋風や混ざり毛糸の森めぐる 宅美 伊紀子 平成26年9月30日 俳句ポスト
秋晴れの木々が色づく有峰湖 中井 一夫 平成26年9月30日 俳句ポスト
有峰の秋涼誘う遊歩道 朝山 隆 平成26年9月30日 俳句ポスト
有峰の森の元気を吸う九 島田 順子
平成26年9月30日 俳句ポスト
いわし雲さざ波立ちて有峰湖 藤井 洋子 平成26年9月30日 俳句ポスト
秋の雲鳥居に湖底の村思う 芳田 三輪子 平成26年9月30日 俳句ポスト
初めての有峰めぐり爽やかに 朴木 寿子 平成26年9月30日 俳句ポスト
朝の晴紅(くれない)かすむ湖の秋 本川 洋子 平成26年9月30日 俳句ポスト
有峰に集う笑顔も爽やかに 老田 怜子 平成26年9月30日 俳句ポスト
涼求めゆるりと巡る湖畔かな 河原 芳博 平成26年8月31日 俳句ポスト
語り部の声澄みわたる森の中 川邑 知恵子 平成26年8月31日 俳句ポスト
沢水に冷えし手のひら首筋に 川邑 知恵子 平成26年8月31日 俳句ポスト
有峰やバッタ飛び込むバスの中 中川 明子 平成26年8月31日 俳句ポスト
薬師岳入道雲を押し上げて 河原 芳博 平成26年7月31日 俳句ポスト
有峰のみどり濃し熊らしき影 竹嶋 正春 平成26年7月31日 俳句ポスト
薬師岳垣間見えたる夏の森 田口 紀代子 平成26年7月31日 俳句ポスト
有峰の初夏の自然とたわむれて 栄 ちづ子 平成26年6月30日 俳句ポスト
冷タ谷沢に群生水芭蕉 栄 謙成 平成26年6月30日 俳句ポスト
夕立に散策終えて家路へと 塩原 明男 平成26年6月30日 俳句ポスト
新緑の愛着の樹の幹測る 河原 芳博 平成26年6月30日 俳句ポスト
軽やかに森を巡りて風薫る 岩崎 千鶴子 平成26年6月30日 俳句ポスト
はつ夏の山路を歩く森の色 御福 須恵子 平成26年6月30日 俳句ポスト
木漏れ日に毛無し藪手鞠花つけて 荒井 閏子 平成26年6月30日 俳句ポスト
有峰湖渡る風には蝉の声 柴田 榮宏 平成26年6月30日 俳句ポスト
雨やみて緑したたる冷タ谷 早川 英朗 平成26年6月30日 俳句ポスト
有峰の若葉匂うて寿(いのちなが) 中澤 隆彬 平成26年6月30日 俳句ポスト
新緑に我が身溶け入る湖畔かな 天野 英典 平成26年6月30日 俳句ポスト
落葉踏み森の記憶のただ中へ 中坪 達哉 平成25年10月31日 俳句ポスト
カモシカに語りかけ行く暮の秋 河原 芳博 平成25年10月31日 俳句ポスト
折立の色づく木々に雨宿り 河原 芳博 平成25年10月31日 俳句ポスト
君を待つオカリナ響く山紅葉 河原 芳博 平成25年10月31日 俳句ポスト
遊歩道木々の合間に雪の嶺 田畑 哲男 平成25年10月31日 俳句ポスト
落葉松の見送り受けて山仕舞 尾近 尾近 平成25年10月31日 俳句ポスト
森の秋命感じて我のあり 下条 正 平成25年9月30日 俳句ポスト
沢音に足取り軽く秋めきぬ 河原 芳博 平成25年9月30日 俳句ポスト
秋空に響くオカリナ遊歩道 河原 芳博 平成25年9月30日 俳句ポスト
秋晴れに気品もありし有峰湖 宮本 百合子 平成25年9月30日 俳句ポスト
永遠の木に心落ち着き秋静か 西 賢一郎 平成25年9月30日 俳句ポスト
緑濃し八十路の我に夢芽生え 藤田 信也 平成25年9月30日 俳句ポスト
はじめての有峰の森涼しくて 影近 あや子 平成25年8月31日 俳句ポスト
子等と行く風も秋めく遊歩道 影近 眞佐美 平成25年8月31日 俳句ポスト
森を行く歩みも軽く蝉しぐれ 河原 芳博 平成25年8月31日 俳句ポスト
ハンモックに揺らるることも湖畔かな 河原 芳博 平成25年8月31日 俳句ポスト
さわやかに森に分け入る遊歩 吉尾 寛子 平成25年8月31日 俳句ポスト
ありみねの風も涼しき昼餉かな 吉尾 宮子 平成25年8月31日 俳句ポスト
静かなる夏山仰ぐ遊歩道 吉尾 俊光 平成25年8月31日 俳句ポスト
湖のなみなみとして晩夏かな 上坂 英規 平成25年8月31日 俳句ポスト
有峰の夏を惜しみて遊歩道 西尾 恭子 平成25年8月31日 俳句ポスト
あがりこのみょうな形森の夏 竹田 望乃 平成25年8月31日 俳句ポスト
舞茸の取れるころにもまた来るか 中山 紀代美 平成25年8月31日 俳句ポスト
年老いて有峰に来し風涼し 東 善一郎 平成25年8月31日 俳句ポスト
ぬかるめば被さる枝葉百千鳥 中坪 達哉 平成25年7月31日 俳句ポスト
オカリナに木々も癒され森の夏 河原 芳博 平成25年7月31日 俳句ポスト
有峰や出迎えくれし岩つばめ 河原 芳博 平成25年7月31日 俳句ポスト
新緑にオカリナひびく森の声 岩崎 千鶴子 平成25年7月31日 俳句ポスト
ほととぎす負けじとばかり春蝉鳴く 小井 孝子 平成25年7月31日 俳句ポスト
空気吸って有峰を去る夏の午後 尾近 美恵子 平成25年7月31日 俳句ポスト
さわやかな有峰に来て汗忘れ 麻生 外茂子 平成25年7月31日 俳句ポスト
空に消ゆ山の揚羽は小さくて 中坪 達哉 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
思い出の薬師岳ながめて夏の霧 伊藤 リツ子 平成25年6月30日 俳句ポスト
樹幹流の音聞き登る夏落葉 吉浦 縞子 平成25年6月30日 俳句ポスト
夏落葉喜寿なる膝を鞭打つて 吉浦 縞子 平成25年6月30日 俳句ポスト
うぐいすとカッコウの声森を抜け 近藤 千鶴子 平成25年6月30日 俳句ポスト
古傷や半月見れば願いもす 金森 める子 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
山(やま)独活(うど)の考も掘りたる匂ひかな 坂本 善成 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
風が描(か)く湖の濃淡夏(なつ)暁(あ)けて 山下 正江 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
夏山や眠れぬ夜のビートルズ 山下 聡美 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
深くたゆたうて一気に滝流る 新村 美那子 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
青葉騒(あおばざい)眼下に湖のさざ波も 菅野 桂子 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
空木(うつぎ)咲き木の間がくれに紅こぼす 成重 佐伊子 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
あはあはと安堵の色の花空木 石黒 順子 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
夏雲や地殻変動観測点 舛田 としこ 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
磐(いわ)割つて薬師(やく)岳(し)の水や紅うつぎ 太田 硯星 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
梅雨空も幻想的に有峰湖 中井 一夫 平成25年6月30日 俳句ポスト
先を行くリュックの群れと夏の雲 中川 正次 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
我が拾ふ径に置きある落し文 中島 廣志 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
五月雨の草々を見飽きずに行く 鶴見 時子 平成25年6月30日 俳句ポスト
目覚めるや先ず仰ぎたる夏の山 東海 幸子 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
蝶々と隣り合わせて水飲場 内田 邦夫 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
霧の中満天星つつじ輝けり 飯田 賢志 平成25年6月30日 俳句ポスト
遠き日の薬師(やく)岳(し)登山(とざん)を思う夏 尾近 美栄子 平成25年6月30日 第11回有峰俳句の会
雨の中紅を流して谷うつぎ 堀田 美和子 平成25年6月30日 俳句ポスト
草踏んで土踏んで夏雲へ歩(ほ)す 中坪 達哉 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
小なすびを手帳にはさむ筒鳥来(く) 金森 める子 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
潜みたるけもの匂ふも木下闇 坂本 善成 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
お握りをがぶりとふたつ夏の雲 山下 正江 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
殖え止まぬ幽霊草や冷タ谷 山下 聡美 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
有峰へ茅(つ)花(ばな)流(なが)しの吹くことよ 新村 美那子 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
結(むすび)葉(ば)の高きは朴と栃の木と 菅野 桂子 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
青歯朶(あおしだ)や水のにほひのけものみち 成重 佐伊子 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
青葡萄(あおぶどう)喰(は)みいつそ猿とならうか 石黒 順子 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
万緑の空を隠して風さやぐ 舛田 としこ 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
青芒(あおすすき)増えて有峰登り口 太田 硯星 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
栃うちわ涼風送り歩みけり 中川 正次 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
吟行の径(みち)とはなれり草刈って 中島 廣志 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
そっとふれしっかりふれて銀(ぎん)竜(りょう)草(そう) 東海 幸子 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
あがりこの緑やはらか囀(さえずり)に 内田 邦夫 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
杏甘し落葉松林に腰下ろし 尾近 美栄子 平成25年6月29日 第11回有峰俳句の会
有峰の風よ緑よありがとう 横道 文子 平成24年9月30日 俳句ポスト
岩つばめそろそろ帰る舞なるか 吉田 一郎 平成24年9月30日 俳句ポスト
親子猿湖畔の夏を群れ遊ぶ  宮原 早百合 平成24年9月30日 俳句ポスト
夜に出て風もいざなう湖の月 森田  一義 平成24年9月30日 俳句ポスト
夏さかり峠の水の枯れたるや  中川 正次 平成24年9月30日 俳句ポスト
落葉松の天辺ゆれて森深し 渡 正子 平成24年9月30日 俳句ポスト
紅葉始まり栃の実も数個かな  本田 嬉湖 平成24年9月30日 俳句ポスト
蛇急ぐ深き草木へひたすらに 野村 明穂 平成24年9月30日 俳句ポスト
ありみねこきりがかかってみあきない にしい ゆら
平成24年7月31日 俳句ポスト
うぐいすの声に目覚めて早起きす 岩崎 千鶴子 平成24年7月31日 俳句ポスト
草刈のうるしかぶれの話はずむ 岩崎 千鶴子
平成24年7月31日 俳句ポスト
笹ゆりをカメラにおさめ夏をかぐ 金尾 吏佳 平成24年7月31日 俳句ポスト
ありみねはみどりがいっぱいたのしいな 松岩 こはる
平成24年7月31日 俳句ポスト
大森林下界見下ろす真夏かな 西井 千賀子
平成24年7月31日 俳句ポスト
熊の訪う有峰ハウス若葉風 石田 悦子
平成24年7月31日 俳句ポスト
森の中風も涼しく清らかに 石田 孝夫
平成24年7月31日 俳句ポスト
大きな木つるも伸びゆく夏の空 村上 愛香
平成24年7月31日 俳句ポスト
ぶなの木が横に広がり森の夏 村上 瑞穂
平成24年7月31日 俳句ポスト
有峰湖霧がかかって夢のよう 平井 春美
平成24年7月31日 俳句ポスト
もりのなかこんちゅうはっけんたのしいな 本多 ゆあ 平成24年7月31日 俳句ポスト
有峰の森にいやされ涼しいな 本多 純子
平成24年7月31日 俳句ポスト
ひっそりと花びらたけが待っており 本多 乃愛
平成24年7月31日 俳句ポスト
羚羊の歩をゆるめ来る緑雨かな 金森 める子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
梅雨足の強弱ありて湖の面(おも)  犬島 荘一郎 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
新緑にひた降る雨音(あまね)山の朝 坂本  善成 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
尺蠖(しゃくとり)も薬師(やく)岳(し)も示(じ)指(し)も霧の中 山下  正江 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
再会に傘もてあます花空木 新井  てい 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
きせきれい濡るるベンチに語らずに 新井 のぶ子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
ゆきゆきて青葉づくしのうれ街道  西宮 外喜子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
もりあをがへる卵は風を待つやうに 石黒  順子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
心揺れなば夏霧も移りけり 太田 賢 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
稜線の向こうは飛騨や梅雨寒し 中川  正次 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
雨の中かがやくものに病葉も 中坪  達哉 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
熊山鼠(やまね)猿(ましら)羚(かも)羊(しか)五月雨 中島  廣志 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
ででむしの触れざる角に睨まるる 中林  文夫 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
九十九折緑雨にむせぶ歩の乱れ 東海  さち 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
道標を過ぎ道中へかたつむり 内山  澄子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
あがりこの青葉に窺(のぞ)く空狭し 内田  邦夫 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
雨粒をまとうは清(すが)し山の夏 尾近 奈緒子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
今が好き昔から好き梅雨の山 尾近 美栄子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
戻り梅雨三光鳥に起こさるる 平井  弘美 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
車窓縫ふ木の間隠れを青葉雨 堀田 千賀子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
橋いくつ渡りて来しか谷うつぎ 桝田 としこ 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
かの人も青葉しぐれに肩濡れて  明官  雅子 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
雨雲の雪形隠し流れゆく 木本  彰一 平成24年7月1日 第10回有峰俳句の会
オカリナの音色や梅雨の森深く 河原 芳博
平成24年6月30日 俳句ポスト
夏の湖早や夕波の音展(ひら)く 金森 める子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
ようやくに湖(うみ)見えて来し青すすき 金森 める子
平成24年6月30日 俳句ポスト
さざ波と風の匂いや湖涼し 犬島 荘一郎 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
吟行の歩みも弾み風薫る 坂本  善成 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
水筒のろろんと鳴りて雲は秋 山下  正江 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
百年の山毛欅を抱きて涼しけれ 新井  てい 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
夏草を踏むやバッタの子らはじき 新井 のぶ子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
湖の底祭ばやしの音聞こゆ 西宮 外喜子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
老鶯の声ふりしぼる雨催 石黒  順子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
遠青(とおあお)嶺(ね)湖(うみ)のさざなみ日の高し 舛田 としこ 平成24年6月30日 俳句ポスト
列を逸(そ)れしばし身を置く青葉騒(あおばざい)  太田  賢 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
ホウホケキョケキョケキョホケキョアルペジオ 中川  正次 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
山(ぶ)毛欅(な)実生(みしょう)踏むまじく行く遊歩道 中川 正次
平成24年6月30日 俳句ポスト
波音に心音重ね薄暑光 中坪  達哉 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
足音に応(こた)えて揺るる藪(やぶ)手毬(でまり) 中坪 達哉
平成24年6月30日 俳句ポスト
風を聞きオカリナを聞き夏木立 中島  廣志 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
矢車草待ちたる君に見せたきや 中林  文夫 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
枯れし花未だのせたり朴の木は 東海  さち 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
濃く淡く湖に迫り出す茂かな  内山  澄子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
人去りて蝶と蜻蛉の水辺かな 内田  邦夫 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
輪になれば二十五名の新樹かな 尾近 奈緒子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
今が好き昔から好き梅雨の山 尾近 美栄子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
老鶯やざら峠をば目で越えて 平井  弘美 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
老鶯の啼くほどさびしき湖畔かな 堀田 千賀子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
ひそやかにして華やぎぬ栃の花 本郷 咲子
平成24年6月30日 俳句ポスト
走り根を踏みつつのぼる銀竜草 桝田 としこ 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
夏川に憩ふあなたのあどけなく 明官  雅子 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
崖下はよしなとふきの競い合う 木本  彰一 平成24年6月30日 第10回有峰俳句の会
かたくなな笹の緑も紅葉山 中坪 達哉 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
ぶなの実を食むや沢音背に胸に 中坪 達哉 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
冷(すさ)まじやみづうみは波寄せるのみ 中坪 達哉 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
ぶなの実をそのうち剥(む)かず食らひけり 中坪 達哉 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山頂に昇る朝日も秋のもの 河原 芳博 平成23年10月31日 俳句ポスト
折立路もみじ漂う中を歩す 河原 芳博 平成23年10月31日 俳句ポスト
秋雨に波立つことも有峰湖 河原 芳博 平成23年10月31日 俳句ポスト
花イグチ破顔一笑有峰路 河原 芳博 平成23年10月31日 俳句ポスト
オカリナが聞こえ紅葉の散りにけり 河原 芳博 平成23年10月31日 俳句ポスト
青空に光り輝く秋の湖 岩崎 千鶴子 平成23年10月31日 俳句ポスト
話し声をかき消す音も落葉踏み 岩崎 千鶴子 平成23年10月31日 俳句ポスト
みづうみの秋の匂ひを掬(すく)ひけり 境田 芳雄 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
やはらかく爪先沈む朴落葉 境田 芳雄 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
霧襖破り野猿は目(ま)な交(かい)に 境田 芳雄 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
ボス猿の一と睨みして霧に消え 境田 芳雄 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
のぞきこむ水すがしくて紅葉山 金森 める子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
たぎつ瀬にひとかたまりの落葉かな 金森 める子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
三三五五紅葉浄土の風を行く 金森 める子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
そぞろ行くぶどう照葉は重なりて 金森 める子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
湖の紅葉に染まりみな笑顔 高木 葉子 平成23年10月31日 俳句ポスト
ありみねのもみじをあるくたのしいな 佐藤 未唯 平成23年10月31日 俳句ポスト
山霧を湧かせ薬師(やく)岳(し)の動き出す 山下 正江 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
さざ波の湖の鼓動へ照紅葉 山下 正江 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山霧を湧かせ薬師(やく)岳(し)の動き出す 山下 正江 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
さざ波の湖の鼓動へ照紅葉 山下 正江 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
行く秋や永遠の木に恥じる年重ね 山橋 信夫 平成23年10月31日 俳句ポスト
うっすらと湖もまた紅葉して 山崎 むつ子 平成23年10月31日 俳句ポスト
落葉踏み仲間と歩く身も軽く 酒井 淳子 平成23年10月31日 俳句ポスト
ぬかるみてぬた場は落葉まみれかな 新井 のぶ子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
なだるるは秋の峰々有峰湖 新井 のぶ子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山霧や鴉一羽の道案内 新井 のぶ子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
橡の実を探せど未だ沢の道 新井 のぶ子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
瑠璃の実の沢ふたぎにて一休み 新村 美那子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
去りかねて幾度振り向く峡紅葉 新村 美那子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
瑠璃の実の沢ふたぎにて一休み 新村 美那子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
去りかねて幾度振り向く峡紅葉 新村 美那子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
黄葉(もみじば)の明るくてただ蹤(つ)いてゆく 菅野 桂子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
さはやかな一礼をもて沢に入る 菅野 桂子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
この道の木の実踏まねば進まれず 菅野 桂子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
空に点呼大きく沢に入る 菅野 桂子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
沢音の奥に沢音照紅葉 成重 佐伊子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
水源の音は天より秋晴るる 成重 佐伊子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
名も知らぬ秋草ばかり湖に出て 成重 佐伊子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
沢への橋丸太三本落葉積む 成重 佐伊子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
迷ひ込む紅葉浄土に時忘れ 石黒 順子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
秋闌(た)けぬミズメの樹皮をはなさずに 石黒 順子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
迷ひ込む紅葉浄土に時忘れ 石黒 順子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
秋闌(た)けぬミズメの樹皮をはなさずに 石黒 順子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
満ちたるは樹々の香りや山紅葉 太田 硯星 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
森の侏儒落葉を踏めば答へけり 太田 硯星 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山紅葉洞(うろ)にも声をかけにけり 太田 硯星 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
木漏れ日の原生林に秋惜しむ  太田 硯星 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
有峰の紅葉明るし遊歩道 大原 茂政 平成23年10月31日 俳句ポスト
どんぐりをひらうまごのてあたたかき 谷井 富子 平成23年10月31日 俳句ポスト
茶をふるまうカセットコンロ照紅葉 中川 正次
平成23年10月31日 俳句ポスト
てっぺんより見る山もみじきれいだな 中野 安菜 平成23年10月31日 俳句ポスト
霧払いダムの大きく現るる 内田 邦夫 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
熊出しか鈴音高く男行く 内田 邦夫 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
もう一本竜胆ありて森の道 内田 邦夫 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
落とさじと?(ぶな)の実しかと握りしめ 内田 邦夫 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山も秋言葉の絵の具見つかるか 尾近 美栄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
落葉松の降る音を聞き君想う 尾近 美栄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
冷(すさ)まじやみづうみは波寄せるのみ 尾近 美栄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
ぶなの実をそのうち剥(む)かず食らひけり 尾近 美栄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
懐かしむ霧にかすみし薬師岳 尾近 美栄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
南無阿弥陀仏谷の流れも秋彼岸 尾近 美栄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
濡れそぼつ黒檜(くろべ)の肌や秋気澄む 平井 弘美 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
樹の洞(うろ)に入りて瞑想秋深し 平井 弘美 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山粧ふ湖のさざ波色づきて 平井 弘美 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
林道の畳みかけくる黄葉かな 平井 弘美 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山霧の宙より道の現れて 堀田 千賀子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
末枯(うらが)るる光と影の森を行く 堀田 千賀子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
この先はけものみちかも秋深む 堀田 千賀子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
見返りて紅葉浄土や嶺々は 堀田 千賀子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
木の橋の折れて転(まろ)びて落葉径 明官 雅子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
山椒魚のここが住処(すみか)か落葉降る 明官 雅子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
木の橋の折れて転(まろ)びて落葉径 明官 雅子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
水澄みて「いのちの沢」といふところ 明官 雅子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
落葉踏む香りに酔ひて森の奥 木村 紅雪 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
あたたかく紅葉燃えたり湖寂し 木村 紅雪 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
有峰や病葉一つだになきと 木村 紅雪 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
鼓舞させしこれがかの沢水澄める 木村 紅雪 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
飯(いい)を盛る椎葉も今は枯れ落ちて 木本 彰一 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
散る後の余韻願ひし紅葉かな 木本 彰一 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
霧湖面幽玄無限山深し 木本 彰一 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
垂れ雲よ錦秋隠し如何にせん 木本 彰一 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
オカリナを聞けば降り来る木の葉かな 練合 澄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
落葉陰飛騨山椒魚は指の丈 練合 澄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
渓深く霧湧くところ幾曲がり 練合 澄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
朝寒の散策瀬音聞くばかり 練合 澄子 平成23年10月31日 第9回有峰俳句の会
秋めきし森に野草にこんにちは 伊藤 紀美子 平成23年9月30日 俳句ポスト
何処の国か相々傘でキャンプ場 関口 堯 平成23年9月30日 俳句ポスト
林間に薄紅映る有峰湖 橘 邦雄 平成23年9月30日 俳句ポスト
耳すましせせらぎの音秋めきし 近江 幸人 平成23年9月30日 俳句ポスト
枯葉踏む山毛欅(ぶな)の林に響く音 高山 一郎 平成23年9月30日 俳句ポスト
拾いたる栗にも似たる橡の実よ 佐々木 ヤイ子 平成23年9月30日 俳句ポスト
計りては森を知り行く薄紅葉 酒井 淳子 平成23年9月30日 俳句ポスト
とちの実を見つけては行く良き日和 深井 かおる 平成23年9月30日 俳句ポスト
映し出す秋の風情や有峰湖 中田 好子 平成23年9月30日 俳句ポスト
白樺の木の根にひそむがまがえる 中田 進 平成23年9月30日 俳句ポスト
たたずめば湖畔になびく萩の花 長久 紀一 平成23年9月30日 俳句ポスト
白樺の森を廻りて秋うらら 木下 光子 平成23年9月30日 俳句ポスト
秋晴の冷タ谷行く歩も軽く 木下 和男 平成23年9月30日 俳句ポスト
ありみねはしぜんいっぱいたのしいな 井野口 明香 平成23年8月31日 俳句ポスト
山歩きつかれたけれど高い空 塩田 つぐみ 平成23年8月31日 俳句ポスト
ありみねはきりがいっぱいさむすぎる 奥野 史奈 平成23年8月31日 俳句ポスト
梅雨明けの湖面一枚の絵となりて 岩崎 千鶴子 平成23年8月31日 俳句ポスト
ありみね湖ささぶねいっそううかぶ夏 久々江 美鈴 平成23年8月31日 俳句ポスト
ありみねは夏はすずしいねやすいな 久保田 光 平成23年8月31日 俳句ポスト
ありみねは下界とちがってすずしいな 橋本 七海 平成23年8月31日 俳句ポスト
新緑の山毛欅じ歩けば樹幹流 金森 める子 平成23年8月31日 俳句ポスト
夏の雲流れ交わる瀬音かな 金森 める子 平成23年8月31日 俳句ポスト
ありみねこかがみのようにひかってる 金木 大成 平成23年8月31日 俳句ポスト
緑の森楽しみ方をまなんだよ 犬島 梨乃 平成23年8月31日 俳句ポスト
緑の中いろいろゲームで友できた 江本 卓弥 平成23年8月31日 俳句ポスト
ひびいてるミンミンとセミの声 山下 育夢 平成23年8月31日 俳句ポスト
立秋や自分に返してくれる風 松井 泰子 平成23年8月31日 俳句ポスト
キャンプファイヤー闇より女神降臨す 上島 真智子 平成23年8月31日 俳句ポスト
有峰の木々に花々夏の雲 須藤 晃平 平成23年8月31日 俳句ポスト
白い雲取ってみたいけど届かない 清水 章代 平成23年8月31日 俳句ポスト
森の夏みんなの笑顔あふれだす 石黒 史夏 平成23年8月31日 俳句ポスト
有みねを照らして夏の太陽さん

前原 健人 平成23年8月31日 俳句ポスト
蝦夷薊刺が光れば日が暮れる 前崎 定男 平成23年8月31日 俳句ポスト
毒笹子食べて苦しむこともまた 前崎 定男 平成23年8月31日 俳句ポスト
宿泊の夏のありみねきれいだな 大坪 九菜莉 平成23年8月31日 俳句ポスト
有峰の雨にうたれし森の夏 谷井 直幸 平成23年8月31日 俳句ポスト
有峰の森も豊かで涼しくて 中山 永実子 平成23年8月31日 俳句ポスト
秋まじかほのおとともに話しこむ 中川 正次 平成23年8月31日 俳句ポスト
風かおる有みねの森夏が来た 田中 椋大 平成23年8月31日 俳句ポスト
有峰キャンプけっこう友達できました 渡辺 航太朗 平成23年8月31日 俳句ポスト
涼しげに風にふかれて有峰湖 藤城 紀香 平成23年8月31日 俳句ポスト
木々の中と鳥のさえずりにいやされる 藤城 悠太 平成23年8月31日 俳句ポスト
涼風を胸に子供らと体操す 飯 常世 平成23年8月31日 俳句ポスト
鳥の声緑に包まれ猪根山 飯 美羽 平成23年8月31日 俳句ポスト
有峰の青葉を映す水の色 布橋 芳美 平成23年8月31日 俳句ポスト
ありみねこにてんぼう台がほしい夏 平井 嘉幸 平成23年8月31日 俳句ポスト
有峰の交流ふかめる夏休み 澤柿 朱里 平成23年8月31日 俳句ポスト
哀しみを心に沈め夏の湖 木 正之 平成23年8月31日 俳句ポスト
永遠の木の木陰涼しき風を呼ぶ 向野 幸子 平成23年7月31日 俳句ポスト
万緑や湖面を渡る風の色 小倉 隆雄 平成23年7月31日 俳句ポスト
木立ゆく仔熊に出会う大暑かな 西野 正子 平成23年7月31日 俳句ポスト
霧晴れて五体伸びゆく有峰湖 石黒 礼子 平成23年7月31日 俳句ポスト
うぐいすに導かれゆく澤の道 川田 和代 平成23年7月31日 俳句ポスト
法面の鳥足升麻花かかげ 前崎 定男 平成23年7月31日 俳句ポスト
夏霧の奥に宝来島なりし 釣 礼子 平成23年7月31日 俳句ポスト
目をとじて夏の森なる鳥の声 殿村 節子 平成23年7月31日 俳句ポスト
銀竜草ひとりでは来ることもなし 中坪 達哉 平成23年6月30日 俳句ポスト
谷を行く緑浄土の香をまとひ 中坪 達哉 平成23年6月30日 俳句ポスト
沢音に緑浄土を迷ふなし 中坪 達哉 平成23年6月30日 俳句ポスト
さえずりに湖も良き目覚めかな 岩崎 千鶴子 平成23年6月30日 俳句ポスト
沢水や裸足をくすぐる緑苔 森田 由樹子 平成23年6月30日 俳句ポスト
梅雨晴のスポットライト遊歩道 中川 正次 平成23年6月30日 俳句ポスト
ななかまど花咲く空中回廊に 本川 祐治郎 平成23年6月30日 俳句ポスト
産みおとすメレンゲ卵青ガエル 本川 祐治郎 平成23年6月30日 俳句ポスト
懐かしきキャンプサイトに緑雨 本川 祐治郎 平成23年6月30日 俳句ポスト
刈り跡を熊の急ぐや紅葉山 河原 成子 平成22年10月31日 俳句ポスト
猿の群道幅占めて秋時雨 河原 芳博 平成22年10月31日 俳句ポスト
食堂に据えしストーブ窓の雨 河原 芳博 平成22年10月31日 俳句ポスト
茸籠一杯にして歩き出す 河原 芳博 平成22年10月31日 俳句ポスト
猪根路を猿駆けめぐり冬に入る 河原 芳博 平成22年10月31日 俳句ポスト
猪根山落葉の嵩を踏み締めて 岩崎 千鶴子 平成22年10月31日 俳句ポスト
分け入りて耳をすますや落葉道 金森 める子 平成22年10月31日 俳句ポスト
この道の目立ちしものに毒茸 栗島 靖子 平成22年10月31日 俳句ポスト
あお空にうかぶ峰々秋の声 今井 節子 平成22年10月31日 俳句ポスト
五十年沈みし村や枯すすき 小倉 隆義 平成22年10月31日 俳句ポスト
桐山をきのこ求めてかけ回る 石村 むつみ 平成22年10月31日 俳句ポスト
きのこ汁朝日を浴びて暖まる 川畑 澄代 平成22年10月31日 俳句ポスト
毒あると思ふ木の子のかたまれり 大井 孝行 平成22年10月31日 俳句ポスト
草虱胸に頭に子ら駆ける 大井 孝行 平成22年10月31日 俳句ポスト
有峰の落葉ささやく永遠の音 中野 忠雄 平成22年10月31日 俳句ポスト
茸狩り森林浴と思いつつ 中林 清志 平成22年10月31日 俳句ポスト
湖の水面そよぎて秋の風 島倉 ゆかり 平成22年10月31日 俳句ポスト
アガリコの梢を揺らす秋の風 福田 久耕 平成22年10月31日 俳句ポスト
茸狩り夜の一杯楽しみに 木本 彰一 平成22年10月31日 俳句ポスト
微笑んで手が伸びるなり茸狩り 木本 直子 平成22年10月31日 俳句ポスト
窓の外歩くは何か秋の夜 矢野 昌子 平成22年10月31日 俳句ポスト
ブナシメジ群れて落葉に見え隠れ 齊藤 チイ子 平成22年10月31日 俳句ポスト
みづうみを渡りてよりの霧迅し 中坪 達哉 平成22年9月30日 俳句ポスト
涼風に森の木々らは誰を待つ 河原 芳博 平成22年9月30日 俳句ポスト
秋雨に声を掛け合い折立路 河原 芳博 平成22年9月30日 俳句ポスト
落葉踏み五年目となる森を行く 河原 芳博 平成22年9月30日 俳句ポスト
沢音の轟く音も秋めきぬ 河原 芳博 平成22年9月30日 俳句ポスト
穂芒に熊鈴響く朝まだき 河原 芳博 平成22年9月30日 俳句ポスト
火が星を呼んでキャンプの輪になりし 大井 孝行 平成22年9月30日 俳句ポスト
魔法瓶提げて華やか登山バス 大井 孝行 平成22年9月30日 俳句ポスト
月つれて折立を歩(ほ)す夏の朝 河原 芳博 平成22年8月31日 俳句ポスト
岩燕群れとなりては去る構え  河原 芳博 平成22年8月31日 俳句ポスト
歩きつつ頬に寄せ来る風も秋 河原 芳博 平成22年8月31日 俳句ポスト
村祭り岩魚掴みに人混んで 河原 芳博 平成22年8月31日 俳句ポスト
薬師岳湖を揺すりて夏を呼ぶ 大井 孝行 平成22年8月31日 俳句ポスト
みずうみに鳥の消えゆく晩夏光 大井 孝行 平成22年8月31日 俳句ポスト
荒梅雨や渓行けば石尖(とが)り出す 中坪 達哉 平成22年7月31日 俳句ポスト
雨ながら森の緑の眩(まぶ)しくて 中坪 達哉 平成22年7月31日 俳句ポスト
渓川の流れ涼しく身を抜けて 中坪 達哉 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
長靴にわたる夏川心地よし 羽座 千敏 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
夏の雨朝から気もむ山仕事 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
雲の舞見とれて座すや渓涼し 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
わが行く手横切る熊や渓の夏 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
カモシカとの出会い語るや夏の朝 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
沢音に誘われ辿る朝涼し 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
柳絮(りゅうじょ)とぶ真川の流れとどまらず 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
満室のハウスや登山客灯す 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
朝よりの薫風有峰上山日 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
夏祭芝生整いテント待つ 河原 芳博 平成22年7月31日 俳句ポスト
アサギマダラ切り取りし空真青なり 金森 める子 平成22年7月31日 俳句ポスト
草笛の鳴るや目を閉じ力まずに 金森 める子 平成22年7月31日 俳句ポスト
夏草にひそむは兎まりこぼれ 金森 める子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
大蟻の立ち止まりては回り道 栗島 靖子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
木々の中風の風鈴鳴り響く 山本 章広 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
ばーそぶじーそぶ連れ添うて夏もゆく 新井 のぶ子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
腐葉土をふんわりと踏む登山靴 水野 博之 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
夏わらび息ととのへて待つとせむ 菅野 桂子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
秋のこゑ朽ち木の苔の辺りより 石黒 順子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
夏落葉小径の先の煙雨かな 石川 たかね 平成22年7月31日 俳句ポスト
万緑や有峰の気を総身に 太田 硯星 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
独活(うど)の花頬に触れれば匂い立つ 大井 孝行 平成22年7月31日 俳句ポスト
八重(やえ)葎(むぐら)鳥の親子の飛び立ちぬ 大井 孝行 平成22年7月31日 俳句ポスト
釣舟草花の震へも沢の風 大井 孝行 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
有峰の夏色深く空間近 大島 美智子 平成22年7月31日 俳句ポスト
五月雨をフードはずしてブナの径 中川 正次 平成22年7月31日 俳句ポスト
雪解けにブナの倒れる音おもう 中川 正次 平成22年7月31日 俳句ポスト
夏雲へ点となりつつサシバかな 内田 邦夫 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
掌(てのひら)の泥吹き分けてタゴガエル 平井 弘美 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
真昼間の翅ひしひしと夏の蝶 明官 雅子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
万緑を切り分け下(くだ)る導水管 木本 彰一 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
夏霧の林道ゆけば花白し 矢野 昌子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
夏山の自然に触れし永久(とわ)の友 林 美代子 平成22年7月31日 俳句ポスト
夏惜しむ三千尺の地に立ちて 練合 澄子 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
杖ついて殿(しんがり)を行く夏木立 澤田 宏 平成22年7月31日 第8回有峰俳句の会
はつ夏の風に仰ぐは薬師岳 井上 実智代 平成22年6月30日 俳句ポスト
山菜会緑の葉陰潜りては 塩谷 佳和 平成22年6月30日 俳句ポスト
口笛に答えてくれし鶯よ 河原 芳博 平成22年6月30日 俳句ポスト
六月の何を言わんと樹の叫び 河原 芳博 平成22年6月30日 俳句ポスト
エゾゼミや森林浴の列つづく 樫山 美智子 平成22年6月30日 俳句ポスト
進み行きエゾゼミの声くらきとも 朽木 京子 平成22年6月30日 俳句ポスト
やぶこぎの六月の森ひかりけり
栗島 靖子 平成22年6月30日 俳句ポスト
永遠(とわ)の木に抱かれ雪笹ひっそりと 芝井 直樹 平成22年6月30日 俳句ポスト
熊の息するような猪根山の春 芝井 豊子 平成22年6月30日 俳句ポスト
やわらかにみどりやさしくさそうかに 酒井 淳子 平成22年6月30日 俳句ポスト
囲炉裏にて独活(うど)をほおばる笑顔かな 石村 むつみ 平成22年6月30日 俳句ポスト
山開き今日は薬師(やく)岳(し)の明らかに 大井 孝行 平成22年6月30日 俳句ポスト
桐山に分け入り一日春菜摘む 中村 秀子 平成22年6月30日 俳句ポスト
やわらかき光かがやく湖の春 姫田 美園 平成22年6月30日 俳句ポスト
はつ夏の薬師岳なつかしきかな 富田 静子 平成22年6月30日 俳句ポスト
永遠(とわ)の木にオカリナ冴えて夏の朝 木本 彰一 平成22年6月30日 俳句ポスト
山菜の仕分ゆったり春の昼 老松 成子 平成22年6月30日 俳句ポスト
夜は夜で雪解け急ぐ森ならむ      中坪 達哉 平成22年5月31日 俳句ポスト
うぐいすに誘われ森の深きへと   河原 芳博 平成22年5月31日 俳句ポスト
誰も来ぬ道や五月の朝日浴び 河原 芳博 平成22年5月31日 俳句ポスト
わが宿舎香るごとくに朝霞  河原 芳博 平成22年5月31日 俳句ポスト
初独活に夕餉の卓を囲むかな 河原 芳博 平成22年5月31日 俳句ポスト
ビジターセンターの雪囲いして春思う 荻沢 明夫 平成21年11月30日 俳句ポスト
霜月の陽だまりあればヘクサンボ 荻沢 明夫 平成21年11月30日 俳句ポスト
スコップ重し右に左に雪ほうり 河原 芳博 平成21年11月30日 俳句ポスト
暖房も冷え込みきつく屈みこむ 河原 芳博 平成21年11月30日 俳句ポスト
誰も来ぬビジターセンター雪囲い 河原 芳博 平成21年11月30日 俳句ポスト
ビジターセンターの灯につられ寄り秋深し 河原 芳博 平成21年11月30日 俳句ポスト
木洩れ日の森いっぱいに木の実降る 大井 孝行 平成21年11月30日 俳句ポスト
夜は夜で木の実雨とはなりゐるや 中坪 達哉 平成21年10月31日 俳句ポスト
秋の朝猿の並びて座禅めく  河原 芳博 平成21年10月31日 俳句ポスト
大雨に顔のぞかせて茸たち 河原 芳博 平成21年10月31日 俳句ポスト
晩秋の生きもの探す森の道  河原 芳博 平成21年10月31日 俳句ポスト
ヘキサンボまたも目張りをくぐりぬけ 河原 芳博 平成21年10月31日 俳句ポスト
初雪を水面に映し峰高し 岩永 靖典 平成21年10月31日 俳句ポスト
さらさらともみじからまつさらさらと 金森 める子 平成21年10月31日 俳句ポスト
白秋のきのこ数々おもしろき 原田 和見 平成21年10月31日 俳句ポスト
秋湖のこころとなりて佇みぬ 大井 孝行 平成21年10月31日 俳句ポスト
こびとらの森にさまよふ紅きのこ  平井 弘美 平成21年10月31日 俳句ポスト
草刈りしあとに並びてキノコたち
荻沢 明夫 平成21年9月30日 俳句ポスト
秋雨に頬を濡らして一人行く 河原 芳博 平成21年9月30日 俳句ポスト
秋の夜の杯を交して歌い出す 河原 芳博 平成21年9月30日 俳句ポスト
猿の群れ道をふさいで秋深し 河原 芳博 平成21年9月30日 俳句ポスト
狛犬の社湖底に秋祭 小松 榮津子
平成21年9月30日 俳句ポスト
夕焼けの湖岸を歩む砂の音 大井 孝行 平成21年9月30日 俳句ポスト
こそばゆき言葉のひびき森の秋 中坪 達哉 平成21年8月31日 俳句ポスト
ヘリコプター今日も飛び交う登山かな 荻沢 明夫 平成21年8月31日 俳句ポスト
キャンプ場準備ととのい人を待つ 河原 芳博 平成21年8月31日 俳句ポスト
雲低く折立路行く登山客 河原 芳博 平成21年8月31日 俳句ポスト
有峰湖去り行く夏に波立ちぬ 河原 芳博 平成21年8月31日 俳句ポスト
ポツポツと増え行く落葉折立路 河原 芳博 平成21年8月31日 俳句ポスト
丹念に巖の道を登山靴 大井 孝行 平成21年8月31日 俳句ポスト
閑かさを我が物として湖の秋
中坪 達哉 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
秋色に一句生まるるバスの中 荻沢 明夫 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
秋うらら木肌もぬくき有峰に 金森 める子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
どこまでも付いて行かんと葛の花 栗島 くり子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
地に落とす影の大きく岩燕 新井 のぶ子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
風下に立ちて湖の香秋の声 新村 美那子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
老木にきのこ大群こびとたち 水野 博之 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
大木のとりわけ山毛欅の涼新た 菅野 桂子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
毒茸の真白き笑ひ(えま)見てゐたり 石黒 順子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
初紅葉蹠(あうら)弾みし森の径(みち) 太田 硯星 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
赤まんま河原の石に寄り添うて 大井 孝行 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
雪解けて遠のく秋の薬師岳(やくし)かな 藤森 杏杏 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
沢音に足音重ね涼あらた 内山 澄子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
法華塔吹く秋風に沢の音 内田 邦夫 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
朝霧の流れは速し我が生も 木本 彰一 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
葛かづら捩(すじ)り捩(もじ)りに風を追ひ 野村 美智子 平成21年8月29日 第7回有峰俳句の会
足取りに愁ひも見えて沢蓋木 中坪 達哉 平成21年7月31日 俳句ポスト
山蟻は払ひたる手に挑み来る 中坪 達哉 平成21年7月31日 俳句ポスト
深緑にブナの実早も有峰は 荻沢 明夫 平成21年7月31日 俳句ポスト
ヒョウモン蝶窓を開ければ天に舞う 荻沢 明夫 平成21年7月31日 俳句ポスト
猪根平草刈すすむ夏まぢか 河原 芳博 平成21年7月31日 俳句ポスト
燕舞う有峰ダムとなりにけり 河原 芳博 平成21年7月31日 俳句ポスト
前方をよぎる小熊や梅雨の夕 河原 芳博 平成21年7月31日 俳句ポスト
七月の雨に打たれて行くもよし 河原 芳博 平成21年7月31日 俳句ポスト
誰を待つビジターセンターに一人夏の昼 河原 芳博 平成21年7月31日 俳句ポスト
トマト香りて一日の始まりぬ 河原 芳博 平成21年7月31日 俳句ポスト
梅雨明けて大きく湖の動きけり 大井 孝行 平成21年7月31日 俳句ポスト
新緑やいのち巡ると掌を合わせ 荻沢 明夫 平成21年6月30日 俳句ポスト
春深し歩めば木々のうなり声 河原 芳博 平成21年6月30日 俳句ポスト
沢音の響きて早も六月と 河原 芳博 平成21年6月30日 俳句ポスト
夏の朝味噌汁匂う宿舎かな 河原 芳博 平成21年6月30日 俳句ポスト
息をつく緑陰にダム明りかな 金森 める子 平成21年6月30日 俳句ポスト
ハルゼミの声に包まれ歩きけり 石川 たかね 平成21年6月30日 俳句ポスト
夏めくや何かが跳んで湖(うみ)の波 大井 孝行 平成21年6月30日 俳句ポスト
真川渡る冷たさしみて柳見る 中川 正次 平成21年6月30日 俳句ポスト
わが前はよぎらぬつもりギフチョウは 中坪 達哉 平成21年6月30日 俳句ポスト
逆行にアサギマダラは我を搶(つ)く 中坪 達哉 平成21年6月30日 俳句ポスト
転ぶまじ雪解け水の冷たさに  (真川跋渉) 中坪 達哉 平成21年6月30日 俳句ポスト
ハルゼミにオカリナの音響き合う 藤森 杏 平成21年6月30日 俳句ポスト
独り打つ初夏のテニスコート猿の来て 藤森 杏 平成21年6月30日 俳句ポスト
万緑のしじまを破る鳥の声 福田 久耕 平成21年6月30日 俳句ポスト
春匂い立つ有峰も四年目と 河原 芳博 平成21年5月31日 俳句ポスト
春なれや雨の林道ひとり行く  河原 芳博 平成21年5月31日 俳句ポスト
新緑の窓猪根山眩しくて 河原 芳博 平成21年5月31日 俳句ポスト
熊棚の風に揺るるはいまだ見ず 中坪 達哉 平成20年11月30日 俳句ポスト
猪根山奥まで見えて秋も果て  河原 芳博 平成20年11月30日 俳句ポスト
白息の中にたたずむ折立路 河原 芳博 平成20年11月30日 俳句ポスト
どこからかくるカメムシに冬支度  河原 芳博 平成20年11月30日 俳句ポスト
ビジターハウス窓など囲む冬構え 河原 芳博 平成20年11月30日 俳句ポスト
秋惜しむ錦繍(きんしゅう)ゆるる有峰湖 岸 公文 平成20年11月30日 俳句ポスト
狭くなる道幅落葉日和かな 大井 孝行 平成20年11月30日 俳句ポスト
冷(すさ)まじやみづうみに降る雨音も 中坪 達哉 平成20年10月31日 俳句ポスト
声高く子らの走るや草紅葉 荻沢 明夫 平成20年10月31日 俳句ポスト
晩秋の宿舎煙突煙上げ 河原 芳博 平成20年10月31日 俳句ポスト
冬めきし樹との対話や冷タ谷 河原 芳博 平成20年10月31日 俳句ポスト
山紅葉今を盛りと仰ぎつつ 河原 芳博 平成20年10月31日 俳句ポスト
落葉踏み一人で歩く折立路 河原 芳博 平成20年10月31日 俳句ポスト
落葉道我を忘れて歩きけり 河原 芳博 平成20年10月31日 俳句ポスト
熊棚やむさぼる様を木に残し 金森 める子 平成20年10月31日 俳句ポスト
朝まだきみずうみに散る楓かな 大井 孝行 平成20年10月31日 俳句ポスト
散る紅葉万華鏡めく猪根山 友咲 貴代美 平成20年10月31日 俳句ポスト
秋冷の森にうごめく命かな 荻沢 明夫 平成20年9月30日 俳句ポスト
日一日と色づく林道誰を待つ 河原 芳博 平成20年9月30日 俳句ポスト
食卓に並びし顔や紅葉晴 河原 芳博 平成20年9月30日 俳句ポスト
囲炉裏端夜はオカリナの音の響く 河原 芳博 平成20年9月30日 俳句ポスト
霧満ちて我の五体を映しけり 大井 孝行 平成20年9月30日 俳句ポスト
雷雲の去りたる森の緑かな 荻沢 明夫 平成20年8月31日 俳句ポスト
猿の群れ折立目指す夏の朝 河原 芳博 平成20年8月31日 俳句ポスト
みづうみを夏も去り行く雲流れ 河原 芳博 平成20年8月31日 俳句ポスト
一人行く林道いよよ霧深し 河原 芳博 平成20年8月31日 俳句ポスト
夏の陽に透きし栃の葉そよぎけり 新田 美千代 平成20年8月31日 俳句ポスト
たちまちに濡るる山路や秋の雷 大井 孝行 平成20年8月31日 俳句ポスト
秋雨の音も滝めく山毛欅林 中坪 達哉 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
冬苺とて兎らに残し置く 中坪 達哉 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
東谷秋色(しゅうしょく)深きただ中に 荻沢  明夫 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
東谷注ぐ秋水今昔 荻沢  明夫 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
朴落葉葉うらに結ぶ雨滴(あましずく) 金森  める子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
靴濡らしたる露あると見えねども 金森 める子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
床の中より秋天の星仰ぐ  栗島 靖子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
朽(く)ちる山毛欅(ぶな)茸従えなお威厳 栗島  靖子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
樹木から雫止まざる森の秋 山本  広章 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
猿待つを知らで採りけり青葡萄 勝守  征夫 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
ダムに立つ岩燕なる眼にて 勝守 征夫 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
ひと叢(むら)の勢(きお)ひて高き秋薊(あざみ) 小澤  美子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
森と湖あとは流るる鰯雲 小澤  美子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
枯木立歴史を語る秋の湖  水野 博之 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
樹幹流光の筋となりにけり 菅野 桂子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
大木に触れては巡る夏の果て 菅野 桂子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
山荘の雨音高し柳蘭 石黒  順子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
水際の色なき風に吹かれをり 石黒 順子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
冷タ谷狭霧の湖を右ひだり 太田  賢 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
湖を渡る風にも秋の声 太田  賢 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
みづうみを煽(あお)りて秋の風なりし 大井 孝行 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
秋澄みていただき蒼く染まりけり 大井 孝行 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
地の色に染まる茸を踏みもして 内山 澄子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
身に入(し)むや朽木今なほ湖に立つ 内山  澄子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
含みたき清水や息を鎮(しず)めたく 練合 澄子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
秋天の星仰がざるうかつさよ 練合  澄子 平成20年8月30日 第6回有峰俳句の会
西谷
夏雲の走るや原生林の空
中坪 達哉 平成20年7月31日 俳句ポスト
せせらぎの音も掻き消し夏の雨 荻沢 明夫 平成20年7月31日 俳句ポスト
足早に夏駆けて来る有峰は 河原 芳博 平成20年7月31日 俳句ポスト
山百合の人を待つごとロッジ前 河原 芳博 平成20年7月31日 俳句ポスト
夕べには白雨呼びたる薬師岳 栗島 靖子 平成20年7月31日 俳句ポスト
熊も行きしか九階草並び咲く 石川 たかね 平成20年7月31日 俳句ポスト
草刈って展望台の広がりぬ 大井 孝行 平成20年7月31日 俳句ポスト
川遊び娘のすねに日差し強し 中川 正次 平成20年7月31日 俳句ポスト
我先に森の緑へ走るなり 荻沢 明夫 平成20年6月30日 俳句ポスト
朝まだき湖面を飛ぶは岩燕 河原 芳博 平成20年6月30日 俳句ポスト
夏霧の揺るるカーテン有峰路 栗島 靖子 平成20年6月30日 俳句ポスト
和田川も薬師も見ゆる梅雨の入り 大井 孝行 平成20年6月30日 俳句ポスト
落葉の香足元透けて山毛欅の森 荻沢 明夫 平成19年11月30日 俳句ポスト
雪を見て猪根平に仕事終ふ 河原 芳博 平成19年11月30日 俳句ポスト
雪の朝マユミ可愛いや綿帽子 宮原 真樹 平成19年11月30日 俳句ポスト
山の雪踏み行く心躍るかな          佐々木 広子 平成19年11月30日 俳句ポスト
雪が降り静かに時が過ぎ去るや        柴山 泰輔 平成19年11月30日 俳句ポスト
初雪の重さありたる空仰ぐ 水野 博之 平成19年11月30日 俳句ポスト
露寒や猿膨らんで身を寄せし         大井 孝行 平成19年11月30日 俳句ポスト
有峰の紅も極まるナナカマド       荻沢 明夫 平成19年10月31日 俳句ポスト
初霜の猪根平の踏み心地 河原 芳博 平成19年10月31日 俳句ポスト
林道を木の実降る音聴きながら      亀田 なみ子 平成19年10月31日 俳句ポスト
足元を気遣いながら紅葉山 高田 節子 平成19年10月31日 俳句ポスト
紺青の湖面に紅葉なだれけり       山下 博司 平成19年10月31日 俳句ポスト
秋晴に近々とある薬師岳 山田 幸夫 平成19年10月31日 俳句ポスト
キリン草風になびいて有峰湖 山内 笑子 平成19年10月31日 俳句ポスト
遊歩道紅葉越しなる薬師岳 守内 清二 平成19年10月31日 俳句ポスト
雲わいて紅葉溶けゆく薬師岳 松井 ひろ美 平成19年10月31日 俳句ポスト
八十路われ薬師を仰ぎ紅葉道 松永 美智子 平成19年10月31日 俳句ポスト
山宿の歌声高き囲炉裏端 森 佐和子 平成19年10月31日 俳句ポスト
有峰の紅葉を背なに撮り合いて      森 忠雄 平成19年10月31日 俳句ポスト
有峰の何年ぶりの秋景色  水橋 利雄 平成19年10月31日 俳句ポスト
百万の団栗降るや森を分け 水落 洋子 平成19年10月31日 俳句ポスト
有峰湖ロマンを秘めて澄み渡る 石倉 彰 平成19年10月31日 俳句ポスト
木枯の湖面を渡り来る音ぞ 大井 孝行 平成19年10月31日 俳句ポスト
有峰の一足早き秋色に 竹中 雅子 平成19年10月31日 俳句ポスト
みづうみの澄みたる水に近寄りて     竹林 美智博 平成19年10月31日 俳句ポスト
紅葉も自然もいっぱい有峰は 梁瀬 拓朗 平成19年10月31日 俳句ポスト
頬寄せてカワラハハコはぬくそうな        
中坪 達哉 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
深秋の山毛欅に一日樹幹流 中坪 達哉 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
澄むためにただひたすらにながるるや     
中坪 達哉 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
秋冷の事務所に響くコピー機音        
荻沢 明夫 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
日の暮れを木の実むさぼり食う野猿         荻沢 明夫 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
永遠の木に拾うどんぐり翡翠色        
栗島 靖子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
秋雨の音高くして川原道         
栗島 靖子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
流木の年輪に苔枯れそむる           
栗島 靖子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
木の葉散る爪先上がり膝叩き         
高林 保子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
吟行をいとわぬ一と日秋しぐれ          
高林 保子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
冷えし指ほぐしギターをつまびくや        
高林 保子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
宝来島見るたびに秋深まりぬ         
佐々木 広子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
山並を色なき風のわたりけり         
細野 周八 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
禁漁を知るや真川を岩魚行く       細野 周八 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
どんぐりを掌にあたためてギター聞く      
      
細野 周八 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
木の実落つ子連れ多くて猿の群        
小澤 美子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
霧流ることに激しく湖の上           
小澤 美子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
霧の海隠し忘れし薬師岳           
小澤 美子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
紅葉への夢を見ている青葉かな        
水野 博之 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
登り行く一歩一歩に秋の湖          
菅野 桂子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
山番のとりし茸を疑はず   菅野 桂子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
明らみて昨日と違ふ薄紅葉        
菅野 桂子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
ひそやかに雨垂れの音秋深む         
石黒 順子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
咲きすさぶ尾花に雨の降りやまず         
石黒 順子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
車前草の葉裏を垂るる露白し            
大井 孝行 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
さまざまな彩を浮かべて沢の秋         
大井 孝行 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
ななかまどどの紅よりも紅きかな         
大井 孝行 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
紅い実はななかまどかや亀の木か       島 美智子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
石を踏み瀬音聞きつつ沢の秋          
島 美智子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
秋雨に「ぎゃあていぎゃあてい」永遠の木へ   
島 美智子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
展望台腰を下ろせば霧迅し          
内山 澄子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
秋澄みて磧の石に昼餉かな           
内山 澄子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
毒茸笠に雨粒捉へたる              
内山 澄子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
秋の夕湖畔に霊気忍び寄り          
福井 幸子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
秋の風渡り真川の石白し              福井 幸子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
折立の滝より秋が広がりぬ           
福井 幸子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
折立ははにかむほどの薄紅葉         
野中 多佳子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
秋の声聞かむとブナの走り根に          
野中 多佳子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
小鳥来よオカリナ吹きし窓の辺に         
野中 多佳子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
噛みくだく木の実に記憶よみがえる      
練合 澄子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
澄む秋の流れに口をすすぎけり          
練合 澄子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
指さすは柳もたせのありどころ         
練合 澄子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
紫の毒茸いよよふくらみぬ          
練合 澄子 平成19年9月29日 第5回有峰紅葉と俳句の会
白幕を照らせば頭上岩燕 荻沢 明夫 平成19年8月31日 俳句ポスト
雲湧いて猪根平も夏めきぬ 河原 芳博 平成19年8月31日 俳句ポスト
梅雨明けて猿ののぞきし窓辺かな 佐々木 広子 平成19年8月31日 俳句ポスト
有峰の緑に一と日染まらんと 小林 美幸 平成19年8月31日 俳句ポスト
秋の日のパレット模様ぶなの幹 中川 正次 平成19年8月31日 俳句ポスト
月涼し湖面を何か滑り来る 中坪 達哉 平成19年7月31日 俳句ポスト
朝靄に声の高きはキセキレイ 荻沢 明夫 平成19年7月31日 俳句ポスト
ヒョウモンチョウ蜜吸いおれば道を変え 荻沢 明夫 平成19年7月31日 俳句ポスト
夏霧にむせぶや湖畔にただずみて 河原 芳博 平成19年7月31日 俳句ポスト
涼風や葉も色づいてナナカマド 宮原 真樹 平成19年7月31日 俳句ポスト
梅雨明けの待たるる猿も出る頃か 佐々木 広子 平成19年7月31日 俳句ポスト
足元の無数の春のいのち見て 牛房 直美 平成19年6月30日 俳句ポスト
夏いよよ蝉それぞれに鳴く声よ 佐々木 広子 平成19年6月30日 俳句ポスト
「ともの木」の青空抜けて森の初夏 小嶋 智美 平成19年6月30日 俳句ポスト
森に入る木洩れ日光る若葉かな 沢田 直美 平成19年6月30日 俳句ポスト
六月の渓や靴音響かせて 中山 真由美 平成19年6月30日 俳句ポスト
ミズナラに注連縄凛々し風薫る 中川 正次 平成19年6月30日 俳句ポスト
青葉萌ゆここを定めと根を生やし 藤原 武幸 平成19年6月30日 俳句ポスト
原生林涼し実生を踏むまじく  有倉 祥子 平成19年6月30日 俳句ポスト
紅葉且つ散る沢音に人声に 中坪 達哉 平成18年10月31日 俳句ポスト
冠雪の薬師岳を仰ぐ吾七十 伊藤 律子 平成18年10月31日 俳句ポスト
明け初めしみづうみの霧深きかな 河原 芳博 平成18年10月31日 俳句ポスト
葉を落とし天を指したる山毛欅大樹 中川 正次 平成18年10月31日 俳句ポスト
クガイ草枯るるといへど花立てて 中坪 達哉 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
島ひとつ流るる気配紅葉して 中坪 達哉 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
有峰湖もみじうつしてくれにけり 伊藤 富夫 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
白樺の梢縫ひ行く小鳥かな 稲田 しげ野 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
句作りを語らひて行く落葉径 稲田 しげ野 平成18年10月26日 第5回有峰紅葉と俳句の会
宝来島色なき風の中に浮く 稲田 恵子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
秋の湖蒼く豊かに明けにけり 稲田 恵子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
朝霧に薬師の姿見え初めし 河原 芳博 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
落葉踏む東西半島靄深し 河原 芳博 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
カメムシや冬の準備か部屋に来て 宮原 真樹 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
声あらば俺を食うなと茸かな 宮原 真樹 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
秋の声有峰大助何思う 小嶋 智美 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
秋風に揺るる楓の手のように 小嶋 智美 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
小流れの綾に走れる水の秋 新村 肇子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
あわあわと早も樺の枯木立 新村 肇子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
吹く風に落葉積もりし山路かな 水野 博之 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
落葉濡れやがて霜ふる雪もふる 水野 博之 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
吹きくれしオカリナ秋の声と聞く 菅野 桂子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
霧閉ざす湖に向かひてベンチあり 菅野 桂子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
黄落の林分け入り空ゆらす 成重 佐伊子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
湖の風の濃淡秋深む 成重 佐伊子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
木の葉舞ふ山路の中に風を見し 斉藤 チイ子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
霧深き墨絵の中に迷い込む 斉藤 チイ子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
雫する紅葉盛りを峠越え 石黒 順子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
ゆき行きて山のしづけさ秋の色 石黒 順子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
散紅葉一枚腰に猿歩く 中川 正次 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
トンネルをくぐるたび濃き紅葉かな 中川 正次 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
冠雪の山を引き寄せ紅葉晴 内山 澄子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
永遠(とわ)の木をゆるりとくぐり秋惜しむ 内山 澄子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
夕風の木々の葉擦れや冬近し 牧野 幸子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
大多和の峠を小鳥群れ飛んで 牧野 幸子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
藪こぎの奧の明るき紅葉山 野中 多佳子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
ダムよりの風のあはひの枯尾花 野中 多佳子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
落人の谷と伝えて霧深し 鈴木 修次 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
廃道となるを惜しめば霧湧いて 練合 澄子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
谷に入る落葉に靴を沈ませて 練合 澄子 平成18年10月26日 第4回有峰紅葉と俳句の会
紅葉して道しるべめく山ウルシ 中坪 達哉 平成18年9月30日 俳句ポスト
初秋の湖面が映す緑かな 河原 芳博 平成18年9月30日 俳句ポスト
ブナ林もみじを急かすうれの風 宮原 真樹 平成18年9月30日 俳句ポスト
小恙に子規を思へり秋の夕 中川 正次 平成18年9月30日 俳句ポスト
夏の夕湖畔に高き友の声 吉田 直美 平成18年8月31日 俳句ポスト
夏草や人々去りし静けさに 宮原 真樹 平成18年8月31日 俳句ポスト
有峰の湖面を渡る風涼し 高木 正之 平成18年8月31日 俳句ポスト
有峰の暑気を払うや子らの声 高木 青蓮 平成18年8月31日 俳句ポスト
冷タ谷涼風を背に歩も軽し 小嶋 智美 平成18年8月31日 俳句ポスト
オニヤンマ窓全開にして逃がす  中川 正次 平成18年8月31日 俳句ポスト
涼しさや西谷の森分け入れば 嵐 寿子 平成18年8月31日 俳句ポスト
西谷のせせらぎもまた夏の音 河原 芳博 平成18年7月31日 俳句ポスト
夏霧の晴れて樹林気功かな 近岡 静子 平成18年7月31日 俳句ポスト
嶺々の残雪見上げ有峰湖 宍戸 一朗 平成18年7月31日 俳句ポスト
月涼し湖畔に笛の音の高し 小嶋 智美 平成18年7月31日 俳句ポスト
薬師岳いるか親子の雪絵とも 青野 紀子 平成18年7月31日 俳句ポスト
倒木の陰にひそやかすみれ草 斉藤 チイ子 平成18年7月31日 俳句ポスト
かんばの木月夜にうかぶコンサート 中川 正次 平成18年7月31日 俳句ポスト
笛の音も涼しカモシカ寄り来たる 帳山 明美 平成18年7月31日 俳句ポスト
清流で顔を洗うや風薫る 藤原 武幸 平成18年7月31日 俳句ポスト
樹の幹にいよよ吸い付き蝸牛 有倉 祥子 平成18年7月31日 俳句ポスト
満水のダムに揺るる灯夏めきぬ 河原 芳博 平成18年6月30日 俳句ポスト
朝寝せし窓に鳴きいる鳥は何 宮原 真樹 平成18年6月30日 俳句ポスト
渓よりの風蒲公英の絮(わた)飛んで 小嶋 智美 平成18年6月30日 俳句ポスト
有峰の雪のまわりのふきのとう 水野 博之 平成18年6月30日 俳句ポスト
雪渓のかすみて今日の薬師岳 中川 正次 平成18年6月30日 俳句ポスト
天高くいま白龍の舞ひ行きし 関原 康子 平成17年11月12日 俳句ポスト
雪虫の光の中を飛びにけり 早川 武彦 平成17年11月12日 俳句ポスト
からまつ紅葉孤島めく冷タ谷 柳川 朋美 平成17年11月12日 俳句ポスト
雨の日の紅葉かつ散る谷の道 有倉 祥子 平成17年11月12日 俳句ポスト
秋晴れの有峰ダムの高さかな 伊藤 玲子 平成17年10月31日 俳句ポスト
握り飯ほおばる湖畔照紅葉 井上 万里子 平成17年10月31日 俳句ポスト
有峰で囲炉裏を囲む夜長かな 下田 博 平成17年10月31日 俳句ポスト
天高く間近に仰ぐ薬師岳 高田 節子 平成17年10月31日 俳句ポスト
有峰の紅葉の影を踏みしめて 高林 京子 平成17年10月31日 俳句ポスト
薬師岳紅葉の間に見え来たる 佐藤 保一 平成17年10月31日 俳句ポスト
風鳴って湖に落ち込む木の葉かな 坂井 清高 平成17年10月31日 俳句ポスト
どんぐりの落ちる音聞く昼下がり 山下 博司 平成17年10月31日 俳句ポスト
秋天や薬師を仰ぐ小さき旅 山内 笑子 平成17年10月31日 俳句ポスト
秋深む湖に向かいて歌うかな 守内 ミサオ 平成17年10月31日 俳句ポスト
素足こそ良けれカラマツ落葉道 守内 清二 平成17年10月31日 俳句ポスト
オカリナの曲に小憩峰の秋 小泉 正雄 平成17年10月31日 俳句ポスト
冷夕谷木の実を落とす風湧いて 松井 ひろ美 平成17年10月31日 俳句ポスト
秋晴れの湖畔に憩う連れ立ちて 松井 ヨシエ 平成17年10月31日 俳句ポスト
薬師岳映ゆる有峰湖の澄みて 松永 美智子 平成17年10月31日 俳句ポスト
湖望むハウスの秋の日溜まりに 水橋 利雄 平成17年10月31日 俳句ポスト
秋澄むやきらめく湖面背に撮らる 水落 洋子 平成17年10月31日 俳句ポスト
有峰や冬呼ぶ如きもずの声 早川 武彦 平成17年10月31日 俳句ポスト
紅葉狩首の座らぬ孫を抱き 早川 武彦 平成17年10月31日 俳句ポスト
薬師岳紅葉の峰を抜きん出て 福田 弘 平成17年10月31日 俳句ポスト
秋晴れにスミレ見つけしこと告げむ 有倉 祥子 平成17年10月31日 俳句ポスト
月の夜の眼(まなこ)走れる獣道(けものみち) 中坪 達哉 平成17年9月30日 俳句ポスト
岩燕舞いて去り行く有峰湖 岸 公文 平成17年9月30日 俳句ポスト
有峰の霧をお前と俺の道 小森 大太 平成17年9月30日 俳句ポスト
秋グミの夕べの色となりにけり 早川 武彦 平成17年9月30日 俳句ポスト
雨雫ひかり釣舟草咲きぬ 早川 武彦 平成17年9月30日 俳句ポスト
どんぐりの三つ子転がすたなごころ 中川 正次 平成17年9月30日 俳句ポスト
蝶来てはひよどり花に黄を散らす 柳川 朋美 平成17年9月30日 俳句ポスト
秋色の濃き林間を巡り行く 有倉 祥子 平成17年9月30日 俳句ポスト
森涼しフィトンチッドを全身に 奥野 洋子 平成17年8月31日 俳句ポスト
薄(すすき)の穂垂れし白昼魚釣る 関原 康子 平成17年8月31日 俳句ポスト
羚羊(かもしか)の母仔崖行く油照り 早川 武彦 平成17年8月31日 俳句ポスト
トンネルの傍ら伸びし竹煮草 早川 武彦 平成17年8月31日 俳句ポスト
キャンプ場一人たたずみ夏惜しむ 有倉 祥子 平成17年8月31日 俳句ポスト
涼やかに星々映し有峰湖 久郷 愼治 平成17年7月31日 俳句ポスト
木の肌に手を当て梅雨の森の道 宮田 瞳 平成17年7月31日 俳句ポスト
七月の自然に力森に来て 宮田 彬恵 平成17年7月31日 俳句ポスト
夏山に木の実いっぱい育ってる 城島 直子 平成17年7月31日 俳句ポスト
梅雨深き夕べを霧の有峰湖 早川 武彦 平成17年7月31日 俳句ポスト
兄妹ももも濡れたる水遊び 中川 正次 平成17年7月31日 俳句ポスト
子の餌を探すか雨のキセキレイ 有倉 祥子 平成17年7月31日 俳句ポスト
カモシカとしばし涼風分け合ひて 中坪 達哉 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
有峰の眠りの湖を蝶渡る 稲田 恵子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
のびやかに雨粒つかむ若葉かな 関原 康子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
我を呼ぶブナの林や夏の雨 岸 公文 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
ブナ若葉幹を叩けば音はじく 細野 周八 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
夏草の岸を浸して湖膨れ 勝守 征夫 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
倒木を橋とて渡る岩清水 松尾 巻子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
笹百合や青春の日の片思ひ 新村 美耶子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
湖の見えて小憩青すすき 菅野 桂子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
沢の水掬ひて夏を惜しみけり 成重 佐伊子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
笹百合の花弁の反りに鼻寄せて 中川 正次 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
名も知らぬ花にかがみて木下闇 内山 澄子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
遠雷や砥谷の小径急がずに 柳川 朋美 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
梅雨晴や山にのぼれば雲の湧く 有倉 祥子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
ときをりは杖を先立て夏の尾根 練合 澄子 平成17年7月17日 第3回有峰みどりと俳句の会
緑濃き木々を移りし鳥の影 中坪 達哉 平成17年6月30日 俳句ポスト
落葉松の梢に夏の月淡し 早川 武彦 平成17年6月30日 俳句ポスト
春蝉の声を指揮するごとく立つ 中川 正次 平成17年6月30日 俳句ポスト
渓よりの風に揺らめく若楓 柳川 朋美 平成17年6月30日 俳句ポスト
響き合うコルリの声の楽器めく 有倉 祥子 平成17年6月30日 俳句ポスト
ミズナラは手品師木の葉舞いやまず 岸 公文 平成16年10月31日 俳句ポスト
留守の間に廊下に数多(あまた)へクサンボ 穴田 親子 平成16年10月31日 俳句ポスト
早々と猪根平に時雨来て 早川 武彦 平成16年10月31日 俳句ポスト
黄葉(もみじ)照るこの径(みち)行かば母に逢ふ 中井 まる子 平成16年10月31日 俳句ポスト
花火めく火の粉舞い散る囲炉裏端 柳川 朋美 平成16年10月31日 俳句ポスト
西谷
木の葉舞ふ猿(ましら)のごとく岩這へば
中坪 達哉 平成16年10月16日 第9回有峰俳句の会
先頭にススキの原をかき分けて 穴田 親子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
推敲の句帳にとまる赤とんぼ 高林 保子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
たぎつ瀬の岩に消えゆく落葉かな 細野 周八 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
秋蝶と見紛うばかり木の葉飛ぶ 山口 馨 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
神無月雲より白き薬師岳 新村 美那子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
炉埃の茶を啜りつつ夜の句座 成重 佐伊子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
ミズナラの森にオカリナひびく秋 中川 正次 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
倒木の朽ちて列なす毒茸 内山 澄子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
車窓より望む冠雪薬師岳 浜井 早苗 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
有峰の星ふりかぶる寒さかな 片桐 久惠 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
見上げればまた違う秋空の色 牧内 直哉 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
金平糖こぼしたような星月夜 明官 雅子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
西谷
たぎつ瀬に紅葉の渓の深まりぬ
野中 多佳子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
オオカメノキの枝先見ればはや冬芽 柳川 朋美 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
岩をよじ西谷の秋深きかな 練合 澄子 平成16年10月16日 第2回有峰紅葉と俳句の会
そびえ立つダムより湧いて岩燕 中坪 達哉 平成16年10月1日 有峰トランプ
無縁塚こぼれ咲きたるすみれ草 中坪 達哉 平成16年10月1日 有峰トランプ
栃の実に己が姓掘る生徒かな 山元 白樺 平成16年10月1日 有峰トランプ
瀬を渡る猿を眼下に渓小春 中川 岩魚 平成16年10月1日 有峰トランプ
千草分け全速力のいのちかな 中坪 達哉 平成16年9月30日 俳句ポスト
初紅葉木々の間に間に有峰湖 往蔵 久雄 平成16年9月30日 俳句ポスト
帰りゆく燕を見上げ猿並ぶ 早川 武彦 平成16年9月30日 俳句ポスト
秋晴れや熊泳ぎたる有峰湖 白井 美香 平成16年9月30日 俳句ポスト
穂(ほ)薄(すすき)のダム湖をめぐりそよぎけり 瀧沢 ちよこ 平成16年8月31日 俳句ポスト
万緑(ばんりょく)に押し上げられし薬師岳 丹羽 金子 平成16年8月31日 俳句ポスト
秋の陽はしづかにありぬ有峰湖 中井 まる子 平成16年8月31日 俳句ポスト
吉事山金色に浮き月涼し 穴田 親子 平成16年7月31日 俳句ポスト
梅雨晴れに雲湧き上がる薬師岳 黒川 ゆきお 平成16年7月31日 俳句ポスト
出遅れの杜鵑(ホトトギス)鳴く晴れ間かな 早川 武彦 平成16年7月31日 俳句ポスト
息とめて蜂はなるるを待つ少女 中川 正次 平成16年7月31日 俳句ポスト
万緑の山を従え薬師岳 早川 武彦 平成16年6月30日 俳句ポスト
栃咲くや乳房のごときコブふたつ 中川 正次 平成16年6月30日 俳句ポスト
有峰やミズナラ芽吹く遊歩道 南 嘉雄 平成16年6月30日 俳句ポスト
落ち葉ふみ旧友(とも)と唱いし有峰湖 櫛引 ゆい子 平成15年10月31日 桜花会
五十年の交わり芒(すすき)も揺れ唱う 櫛引 晴穂 平成15年10月31日 桜花会
テキパキとガイドたのもし紅葉郷 櫛引 晴穂 平成15年10月31日 桜花会
紅葉に飛び込みそうな老仲間 篠田 美子 平成15年10月31日 桜花会
秋深し湖底の里の狛(こま)の声 石坂 誠一 平成15年10月31日 桜花会
雨意含むぶなの林の黄葉かな 石坂 誠一 平成15年10月31日 桜花会
熊鈴と呼子を下げて茸狩り 伴 衛 平成15年10月31日 桜花会
落葉散る湖畔で唱う老仲間 伴 衛 平成15年10月31日 桜花会
九十九(つづれ)折り傾くバスに照るもみじ 木場 弥恵子 平成15年10月31日 桜花会
蔦もみじ見上げてツルリ露天風呂 木場 弥恵子 平成15年10月31日 桜花会
鯖雲を天蓋として岳並ぶ 中坪 達哉 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
霧流れ立木人とも見えにけり 浦田 恵美子 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
木葉散る山里しのぶ碑に 外 忠義 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
掌の中を宿ときめこむ放屁虫 山森 直清 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
無縁墓地冬のすみれの二つ三つ 山森 芙貴女 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
霧晴れて熊のにほひの径とだえ 室井 千鶴子 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
踏む音のやがて変わりぬ落葉径 太田 蝸牛 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
冬近し何を食べるかヘキサンボ 中川 正次 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
せせらぎを渡る丸太に散もみじ 浜岸 興治 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
深秋の朝の山気を身の裡に 片桐 久惠 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会
渓流の落葉積もりて堰となす 野中 多佳子 平成14年10月26日 第1回有峰紅葉と俳句の会