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有峰には、たくさんのツキノワグマがいます。危害を受けた例は、数十年前に、ある女性が怪我をしたことがあるだけで、近年はありません。
しかし、有峰ビジターセンターなどのある有峰猪根平は、人々がたくさん訪れるところです。ここに、クマが現れることは、安全上、好ましいことではありません。
そのような場合は、1頭ごとに、大山町長が申請し、知事の許可をとって、ワナをしかけて、捕獲します。ワナは、ドラム缶を二つ縦につないだ形をしており、中に、蜂蜜などを入れて、クマを呼び込みます。
捕まえたクマは、遠い山に運び、「もう、人間の近くに来るんじゃないよ」という気持ちで、強烈なトウガラシスプレーをかけて、放ちます。クマは、猛スピードで逃げていきます。人間のいない静かな所に行こうと考えているだろうと思われます。
クマの仲間は、数が減っており、世界的に保護すべき動物であるとされています。そのことからも、ツキノワグマも、捕まえても殺すようなことはしません。
有峰は、クマをはじめたくさんの生きものが平穏に暮らしているところです。したがって、その場所に、人間が入り込んでいるという気持ちを持つことが一番大切だと思います。
クマに、残飯をあさらせないことが、とても大事です。したがって、ゴミを絶対捨てないで、お家にお持ち帰りいただくよう、よろしくお願いします。
中川正次調べ 2002/9/23