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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2016年9月2日 第370号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/青山和浩
(発行日現在の有峰村民人口:850人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「秋の恵みの集い」の参加者募集案内
ねじばな便り
  〜有峰の道 - 八十島さんへ -            中川 正次
編集局からのお願い                 
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「秋の恵みの集い」の参加者募集案内
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1 目的    
  紅葉の有峰で、森の散策によるキノコ採りやキノコの利用方法などを学
 び、有峰の自然の豊かさを五感を通じて体感する。

2 開催日および日程  平成28年10月12日(水)~13日(木)1泊2日
 10月12日(水)
   9:00  富山駅北口出発
   9:50   立山あるぺん村出発
   10:40   はじまりの会(有峰ビジターセンター)
   11:30  冷タ谷キャンプ場にて昼食(弁当持参
   12:30  冷タ谷遊歩道でキノコ観察及び採取(講師 栗林 義弘氏)
   13:50  桐山にてキノコの生態学習及び採取
   15:00  キノコの同定
   16:00  有峰ハウスチェックイン、自由時間、入浴
   18:30  夕食
   19:30  キノコの話
 10月13日(木)
   7:00  朝食
   8:30  猪根平周辺でキノコ採取
   11:30  有峰ビジターセンターに集合(キノコを並べる)  
   12:00  昼食(有峰ハウス)
   12:40  キノコの同定(講師 栗林 義弘氏)
   14:00  ふりかえり
   15:00  有峰出発
   15:50  立山あるぺん村着
   16:30  富山駅北口到着

3 宿泊場所  有峰ハウス 電話076-481-1758
4 対象者   18歳以上の方
        (主催者が運行するバスに乗車できる方に限る。)
5 バス乗車口 「富山駅北口」又は「立山あるぺん村」 

6 定員    25名(先着順)
7 参加費   一人 6,700円(宿泊、食事代)
        ※つり銭が発生しないように準備願います。
8 募集期間  平成28年9月2日(金)~ 9月30日(金)

9 申込み方法 ハガキ、FAX、E-メール(info@arimine.net)
        で申込み下さい。
 (申込み内容)①郵便番号、②住所、③氏名(ふりがなを記入)、
        ④性別、⑤年齢、⑥電話番号、⑦乗車場所
        (富山北口 又は あるぺん村)
10 あて先   〒930-1458富山市有峰
        有峰森林文化村 「秋の恵み」係
11 問合先  有峰ビジターセンター 担当 大井 
       電話(FAX兼用)076-481-1758


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ねじばな便り
 有峰の道 - 八十島さんへ - ~            中川 正次
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 八十島様ありがとうございます。補足させていただきます。

まず、有峰森林文化村新聞が369号となりました。このバックナンバーが、
http://www.arimine.net/annai/backnumber.htm
です。

さて、有峰に入る道はたくさんあります。新聞を利用して申し上げます。

1 有峰林道小見線
 これは、明治の初めに、作られました。しかし、すぐ壊れてしまいました。
有峰ダムの建設時にもほとんど役に立っていません。有峰ダムができてから、
有峰に入る主たる道になりました。

2 有峰林道小口川線
 うれ街道に近いです。八十島さんが歩かれた、冷タ谷遊歩道南口から上が
っていき、祐延湖を経て、水須に至る道がうれ街道です。一方、有峰林道小
口川線は、有峰ダムのある不動谷から祐延湖を経て、水須に至ります。
 しかし、有峰林道小口川線の祐延湖・水須間にしても、常願川の支流であ
る小口川に沿って山の中腹を走っているのに対し、うれ街道の祐延湖・水須
間は、山の尾根を走っています。ですから、全体を通して、似ているとしか
いいようがありません。
 言うまでもなく、祐延湖は祐延ダムを作ったことによって誕生した人造湖
です。北陸電力の前身・日本海電気が1931年に完成させました。1931年とい
えば、満州事変。うなってしまいますね。後から出てくる、大多和の道が明
治の道なのに対して、江戸の道です。江戸時代は、富山と有峰を結ぶ主要路
でした。新聞87号に、2005年10月22日に山じまい感謝の集いのオプショナル
ツアーとして、冷タ谷・祐延湖間を歩く行事をしています。私は参加してい
ません。若尾さん、大瀧さんがリーダーでした。この間は藪が多く、大変で
す。
「祐延道つくり隊」を組織してこの間の藪をなたで切り払う行事をしてはど
うかと考えました。10号、24号です。しかし、この道は北陸電力が管理する
道です。水源林の荒廃を何より恐れる北陸電力が嫌うだろうなと思って、断
念しました。

3 有峰林道東谷線
 これは、大規模林道として整備された路線で、できるまで利用されていた
ルートではありません。

4 大多和の道
 有峰湖から大多和峠までが、有峰林道大多和線です。さらに、大多和峠か
ら、岐阜県の大多和集落を経て国道41号線の土(ど)まで通じています。大
多和峠から大多和集落までは北陸電力が管理しています。2006年まで自動車
が走ることができました。
 この道は、明治の道と言っていいと思います。うれ街道より平坦です。明
治になるまで、加賀藩に属していた有峰から、富山などに降りていく場合、
天領の飛騨神岡を通過するのはやっかいです。だから、道は急でも、うれ街
道を選択したのです。この道は、有峰ダムを建設するときに大活躍しました。
 越中、飛騨、加賀、能登あたりの方言に、「ちょうはい」があります。
お嫁さんが実家に帰ることです。しかし、これは、元旦に、臣下が宮殿で天
皇に挨拶する行事を意味する言葉です。有峰でのちょうはいは、そのどちら
とも意味が違います。血を混ぜるために、女の人が大多和や神岡の人のとこ
ろへ行ってくる意味だったようです。飯田辰彦著、有峰物語に詳しく書いて
あります。106号に書いていますが、9月17日に富山から土までバスで移動し、
土から佐古までタクシーで移動し、佐古から大多和峠まで9キロの北陸電力管
理区間を歩く行事を開催しました。20人くらいの参加があったと記憶してお
ります。

5 有峰林道真川線
 私は、この道こそが、室町期あるいは鎌倉期に人々が有峰にたどり着いた
道ではないかと思います。富山地鉄立山駅から、常願寺川沿いに東に向かっ
て遡上します。立山温泉のあたりから、折立までが有峰林道真川線です。常
願寺川の支流である真川を南へ遡ります。折立についたら、折立峠を越えて、
有峰盆地に入ります。峠のてっぺんで、有峰盆地を見たときに、安住の地を
見出したのではないかと私は思うのです。それを追体験することができる道
が、砥谷(とだに)半島遊歩道です。砥谷半島遊歩道の展望台に立ち、お日
様が湖面に映る姿を見るとそんな気がします。
 有峰ハウスがオープンしたのは、2004年10月です。オープン記念に「有峰
逍遥の旅」を実施し、講師に、樋口忠彦京大教授に来ていただきました(62
号)。樋口先生の本に、「日本の景観」があります。この本の中には、我々
がどんな風景に、落ち着いた感覚を得られるかが説明してあります。そこで
は、甲府盆地や高野山のことが書いてありますが、「ああ、折立峠からの有
峰盆地はそれではないか」と私は思ったのです。砥谷半島遊歩道よりも折立
遊歩道のほうが、人々の歩いた道に近いだろうと思いますが、追体験という
意味で、私は砥谷半島遊歩道を推します。

6 鎌倉街道
 西谷の道です。東谷が、東谷線の建設や、人工造林のために樹種ががらっ
と変わったのに対し、西谷は、ブナの自然林が残っています。決して原始林
ではありません。ここを伝って鎌倉に通じていたと言われていますが、こん
な急な道、本当に使うかなと思います。
 昭和40年代、西谷も東谷のようにブナ林を切って、スギ林にしようかとい
うときに、当時の中田知事がストップさせたのです。輸入材に押されて材木
の値段が安くなったこと、自然保護運動の高まりがあったことなどが背景で
す。西谷を歩くたびに、旧制富山高校から東大林学科に進んだ中田知事の英
断に頭が下がります。2006年10月28日、岐阜県の和佐府から唐尾峠を経て西
谷まで歩く行事を、山じまい感謝の集いのオプショナルツアーとして実施し
ました(113号)。これもリーダーは若尾さんと大瀧さんです。私は参加し
ていません。私は、西谷から唐尾峠までを3回往復しています。唐尾峠から
降りてきて、西谷いのちの沢にたどり着く直前の崖が急峻で、怖いです。

 このように、有峰森林文化村新聞を調べると多くのことがわかります。
「有峰森林文化村の立ち上げに携わったものとして、記録を本にしたらどう
か」と、尊敬している方から命を受けております。その執筆の際にも、これ
を資料に編集していくつもりです。

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◆編集局からのお願い                  有峰森林文化村
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 ますので、どしどし投稿をお待ちしております。
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                     有峰森林文化村助役(編集長)
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