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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2016年7月22日 第367号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/青山和浩
(発行日現在の有峰村民人口:850人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆俳句ポスト6月入選作品
ねじばな便り
  〜学芸会の袖から歩み出て~               中川 正次
編集局からのお願い                 
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俳句ポスト6月入選作品
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  富山県俳句連盟会長 中坪達哉 選(添削後)

・我を待つ愛着の森深緑       河原 芳博
・杖ついて朴の花咲く高さまで    金森める子
・さわやかにヒオウギアヤメ数十株  中川 正次
・ブナ山の木洩れ日と降る蝉の声   谷口 菜月
・笹百合の花にいやされ歩も進む   三井 疎枝
・朝涼の湖面に映える薬師岳     岩﨑千鶴子
・杖借りて笹百合の道くぐりぬけ   前田 清
・有峰湖入道雲に父偲ぶ       数井二三子
・夏来たる森にしみいる鳥の声    野崎 裕一
・新緑にオカリナひびく有峰湖    中林美知子
・笹百合の香を楽しみて眠りけり   増山しず子
・有峰の緑の中に若き日恋う     林 正幸
・有峰の緑照りたるブナ林      宮島 与吉
・有峰や梅雨の晴間の百合一輪    鎧塚 恵子
・新緑の風薫り出す有峰は      西地 孝子
・大きいねまつぼっくりのせいくらべ 久津 七海
 
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ねじばな便り
 〜学芸会の袖から歩み出て〜                中川 正次
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 柴田さんからのこんなメールをいただきました。

 中川正次様
 毎回有峰からの「ねじばな便り」を楽しみにしております。
以前、中川さんから絵手紙を頂きました。大分前の事ではっきり記憶ありま
せんが、たしか「絵手紙で人の輪が広がります」というような内容だったと
思います。
 今回は室道周辺の遊歩道の話題でした。毎年夏に「みくりがいけ温泉」を
楽しみに「げっくりする」遊歩道がなんとかならないかと思いながら、歩道
わきの側溝のコンクリートの上を歩いております。ホテルからみくりが池展
望台まで一部凸凹の石上を機械で削り平らにしてあります。多分、車いす用
に削られたものと思います。削りくずが凸凹を埋めて歩きやすいのでここへ
来るとホッとします。
 ぜひ、歩道を研究している建築家のアイデアがほしいものです。

 この「げっくんする」、都会に出ても、お互い富山出身であることがわか
りあえる大事な言葉です。歩いていて、足が合掌した様な形になることがあ
りますね。もちろん捻挫まで行きません。しかし、それなりに痛いわけです。
それを子供たちは、「げっくんだ」といいます。この有峰森林文化村新聞は、
ネイティブな富山県育ちの読者が多いですけど、そうでない人もいらっしゃ
るので解説しました。

 有峰に車でやってきて林道をドライブして帰るのはとてももったいない旅
です。やはり、泊まりたい。泊まった翌朝、体力に合わせて、猪根山遊歩道
がお勧めです。有峰ハウスの裏から上がって、2時間かけて、有峰ハウス別
館のところまで降りてきます。しんどい人は、20分くらい上がって、引き
返せばいいのです。ブナ、トチ、ホオ、ミズナラの落ち葉が土の道に降り積
もった遊歩道。階段は丸太でこしらえてあります。平面的な森でなく、立体
的に森の中に身をおいた感じです。晴天の秋、靴で落ち葉をカサカサ鳴らし、
香ばしい落ち葉のにおいをかぎながら歩く。手を伸ばせば、山ぶどうもとれ
ます。
 雪がブナなどの広葉落葉樹林帯を育て、豊かな水源林を形成していること
を、説明抜きでも理解できる森です。ビジターセンターに事前に電話で頼ん
でおけば、ただで案内してくれます。

 私が猪根山遊歩道で一番好きなのは、学芸会のカーテンのようなところ。
登り始めて、15分くらいで着きます。ゆっくりと時計回りにカーブする遊
歩道の上に枝が覆いかぶさって、モール(トンネル)を形成しています。
カーブを回り終わると、枝が、高さ3メートル、幅2メートルの四角い額縁
のようになっています。その額縁を抜けると、若いブナ林がドーンと広がり
ます。横に広がるだけでなく、見上げるまでに上にも広がっています。

 小学校の学芸会で、舞台の袖から、緊張を胸に舞台に出て行く。強い光に
目がくらむ。なれてきて目をこらすと、客席からは、息をこらして、たくさ
んの目がこちらをじっと見ている。そんな感覚が、よみがえります。

 7月16日の晩、私は有峰ハウスに泊まりました。翌朝、雨が降っていまし
た。同じ雨でも、標高が2450メートルで樹林帯を抜けてしまった室堂と、
1100メートルで樹林帯の中の有峰では、雨粒の降り方も風の強さも全然違い
ます。親しくしているハウスの方が、「中川さん、今日は雨で最悪ですね」
とおっしゃいました。「何をいうんですか、こんな雨。なんともありません
よ、森の中に入れば。そもそも、客にそんなことをいうのは、お医者さんが
『顔色悪いですね』というようなもの。厳重注意!」と言っておきました。
実際、その後、歩きましたが、カッパがいらないほどでした。
 
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◆編集局からのお願い                  有峰森林文化村
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                     有峰森林文化村助役(編集長)
あおさんも一句
 ・夏風に そよぐ梢み 身が揺られ
今の有峰は、とっても心地良いです。新聞を打ちながデスクの窓から外を
眺めてたら居眠りしてました。
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