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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2016年2月5日 第355号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/村田和彦
(発行日現在の有峰村民人口:842人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「平成27年度の活動をふりかえって」
 ~日帰り語り部講~  
  (小矢部市 津沢公民館)             有峰森林文化村
◆ねじばな便り 脳の不思議~              中川 正次
◆編集局から                     有峰森林文化村
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◆「平成27年度の活動をふりかえって」
 ~日帰り語り部講~
  (小矢部市 津沢公民館)             有峰森林文化村
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 6月13日(土)、今年度第1回目の日帰り語り部講を実施し、小矢部市津沢
公民館から24名の参加がありました。津沢公民館は本行事には初参加の団体
であり、到着後すぐのオリエンテーションにおいても熱心に解説に耳を傾け
てくださいました。

 オリエンテーション後は冷タ谷遊歩道へ。2グループに分かれて出発し、
ミズナラやブナ、トチノキ、ウワミズザクラなど、有峰の森に特徴的な樹種
や今が花盛りの樹木・野草をその場その場で見てもらいながら散策しました。
途中、薬師岳もくっきりと見え、その雄大な眺めには参加者の方々も感激さ
れたようでした。冷タ谷遊歩道の最大の見どころともいえる「あがりこ」地
帯では、かつての有峰人の暮らしにも触れながら「あがりこ」の云われにつ
いて紹介しましたが、一帯の幻想的な風景に特に興味を示される方が多かっ
たように思います。遊歩道散策で適度な疲労感が得られた後は、待ちに待っ
たランチタイム。スケジュールの都合上、昼食場所のキャンプ場ではごく短
時間の滞在となりましたが、有峰湖の風景を楽しみたいと、大半の方が湖畔
近くのベンチまで下りて昼食をとっておいででした。

 冷タ谷での森林浴を楽しんでいただいた後は、有峰湖展望台へご案内しま
した。午後になって多少雲がかかってきてはいましたが、眼下に広がる景色
には感嘆の声が上がり、カメラを向けられる方も多数でした。ここで集合写
真を撮影し、旧有峰ハウスへ移動して「永遠の木」周辺を散策。冷タ谷では
お見せできなかったウワミズザクラの花もここでご紹介することができまし
た。「永遠の木」も、そのうちのブナの木に残るクマの爪跡についても、興
味深くご覧いただけたようでした。また、ミニ演奏会と称してスタッフ2名
でオカリナ二重奏を披露し、まずまずの好評を得ることができました。この
あと有峰ハウスを見学してからビジターセンターにてふりかえりの会を行い、
一日の活動を無事終了することができました。

 今回は天候にも恵まれて、参加者の皆さんには有峰の自然を満喫していた
だくことができたようです。



オリエンテーション        あがりこ(冷タ谷遊歩道)
 

有峰湖展望を楽しんだ後の記念撮影 永遠の木に見入る


有峰ハウスの客室見学       ふりかえりの会の様子

                   (記:主務担当者 齊藤祐子)

※平成27年度の日帰り語り部講は、6月13日の小矢部市津沢公民館に始
まり、9月26日の魚津市本江公民館まで、計10回実施し、延べ198名
が参加されました。
 前日や早朝の大雨等により、一部行程を変更することもありましたが、概
ね天候に恵まれ、26年度と同様中止になるようなことはありませんでした。
(晴れ男と呼ばれ、プレッシャーもありましたが、参加された皆様の日頃の
精進と有峰の大自然のおかげだと感謝しております。)
 スタッフにとり、参加された皆様の笑顔が何よりの励みになっております。

                     (記:補足 村田和彦)

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◆ねじばな便り  ~脳の不思議~              中川 正次
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 渥美清は、撮影前にはセリフを完璧に覚えていたそうである。高倉健、三
船敏郎もそう。志の輔も、演じる落語は、完璧に覚えている。すごいことだ。
記憶力だけではスターになれないのであって、味とか表現力の上乗せが必要
である。しかし、基礎となる記憶そのものに、私は驚く。

 私は、表現力・創造力はさておき、記憶してみようと、1年前から取り組
んでいる。「英語の単純な文81個を覚えたら、英語の力がつく」というCD
付きの本を買い、41日かかったが、覚えた。次に、戦争絶滅請合法案という、
1474語から成る英文をインターネットで調べて、覚えた。これは20日かかっ
た。さらに、プールで知り合った人が「ステーブ・ジョブスがスタンフォー
ド大学の卒業式で行ったスピーチは素晴らしい」と言っていたので、インタ
ーネットで調べてこれも覚えた。11991語あり、覚えるのに30日かかった。
ステーブ・ジョブスとは、アップルの創業者の一人。スマホを作った人であ
る。そのスピーチの中に、Death is the destination we all share. No one
has ever escaped it.というくだりがある。「死は、だれにも、必ず訪れる。
逃れ出た人はいない」。ここに来ると、いつも、どきんとする。

 これら3つの英文は、朝夕の通勤の、自転車と徒歩の時間に暗誦している。

さらに、百人一首。2015年12月11日の新聞に書いたように、パソコンで覚え
るソフトを自分で作り、同時に、毎日1首ずつ入力し覚えていった。ようや
く1月29日に100首に到達した。こっちのほうは、パソコンで毎日練習してい
る。「式子内親王・たま」と画面に表示されると、「たまのをよたえなばた
えねながらへばしのぶることもよわりもぞする」と口に出すやりかたである。
朝、1首をパソコンに登録し、何度も口に出す。ところが、昼休みに思い出
そうにも、すっかりこんと出てこない。家に帰って、またパソコンの前で声
に出す。そんなのを1週間くらい繰り返すと、その歌は頭の中にがっちり入
る。小学生なら、もっと速く覚えられるのだろうけど、中高年ゆえに仕方が
ない。

 2年前までは、こんな記憶ものに挑戦しようなどと思ってもみなかった。
うまくいった理由を考えてみた。第一に、水泳の習慣。私は、ほぼ毎日、プ
ールでクロール600メートルを泳いでいる。600メートルを時計に見立てて、
「75メートルで8分の1(7分30秒)、150メートルで4分の1(15分)。375
メートルで8分の5(37分30秒)。400メートルで3分の2(40分)」と、25
メートルのターンのたびに考えているから、なんとなく泳げるのである。疲
れたらやめるとか、10分泳いだらやめるというやり方を私はできない。さら
には、60進法だから、約数がたくさんあり、標識をたくさん作れるのである。
10進法の500メートルでは、こうはいかない。半分までがしんどいのであって、
半分を過ぎると楽になる。そして最後の10分(50分から60分まで)は、疲れ
知らず。こんなことを繰り返していると、「最初こそしんどいが、半分過ぎ
れば楽、後なんぼやればよいという指標があると達成しやすい」というもの
の考え方が身につく。英文を覚えるのも、百人一首も一緒だった。

 第二は、声に出さないと頭に入らないということである。お通夜に行くと、
お坊さんが、「南無阿弥陀仏と思っているだけではだめです。声に出してこ
その念仏です」と言われる。なるほど、そうかと思って、音読の効果がある
に違いないと思ったのである。その点、自転車徒歩での音読1時間が効いて
いる。自動車の通勤は、もったいない。

 第三は、ゲーム性である。百人一首を覚えるのには、カルタ取りが一番。
競争心は脳を活性化する。負ければくやしいからである。しかし、そんな機
ドの裏に、その歌全部を書く。カードをかきまぜて、口に出す練習をする。
2回目は失敗したものだけで、やる。これが王道である。私は、これをカー
ドでやらずに、パソコンで、一日一首増やしていったのである。覚えるとき、
かきまぜることは大切である一方、この歌は100首の中のどのへんにあると
いった、地図的な空間配置も大切である。また、下の句を表示させて、歌全
体を言い当てる練習も大事である。この稽古は実につらい。パソコンなら、
そんな多彩な練習をゲーム性豊かにやることができる。

 人間は、中高年になると、毎日、たくさんの数の脳細胞が死んでいくらし
い。60歳の私であるが、意外と覚えられたことにびっくりしている。脳の働
きとしては、記憶力、創造力、表現力のほかに、読書力、人とのコミュニケ
ーション力などたくさんの種類のものが必要だ。こうして考えてくると、人
間の頭の中こそ、我々が挑むべきフロンティア(辺境)であると思う。陸で
あろうと、海であろうと、宇宙であろうと、そこに新しいものを求めていく
と、必ずや環境破壊や資源戦争を起こす。遺伝子操作やロボットも危うさを
感じる。しかし、毎日たくさん死滅している脳細胞の働きを盛んにする活動
は、誰にも迷惑をかけない。生涯学習は、その人の健康・幸福だけでなく世
界の平和を呼び込む。


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◆編集局から                      有峰森林文化村
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