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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2016年1月8日 第353号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/村田和彦
(発行日現在の有峰村民人口:842人)

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
例年にない暖冬で、1月6日(水)午前9時現在の猪根平の積雪は39cmだ
ということです。

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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「平成27年度の活動をふりかえって」
  ~秋の恵みの集い~                有峰森林文化村
◆ねじばな便り ネットワークを活かさない駅の表示   中川 正次
◆編集局から                     有峰森林文化村
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◆「平成27年度の活動をふりかえって」
  ~秋の恵みの集い~                有峰森林文化村
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 平成27年10月14日(水)~10月15日(木)の2日間、広報を通じて募集し
た方々13名をお迎えして一泊二日の「秋の恵みの集い」を開催いたしました。
また講師として富山県中央植物園栽培展示課長補佐である橋屋誠氏を4年ぶり
にお迎えしました。

 前日は終日雨が降り続き、降雪も標高2400m付近まで下がるなど気象条件
が心配されましたが、行事開催当日は一面の青空となりました。気温は早朝
には2℃でしたが、体感温度は日差しが上がるとともに上昇し、絶好の行事
開催日和となりました。

 9時30分 講師の橋屋誠さんが一足早く到着され、早速周辺の状況観察に
出かけられました。10時30分 参加者の皆さんが到着、ビジターセンターに
て「始まりの会」を始めました。大半の方が有峰経験者だったので、リラッ
クスした雰囲気の始まりでした。

 橋屋先生の予定では、1日目はきのこの学習、2日目は本格的なきのこ採集
ということです。そのため、1日目は冷タ谷遊歩道と桐山にてきのこ採集を
行いながら学習します。参加者の皆さんは席を温める間もなく、気合十分で
きのこ狩りに向かいました。

 冷タ谷遊歩道ではクリタケ、チャナメツムタケ、ムキタケなど食用きのこ
とともに、毒きのこであるベニタケが非常に多く発生していました。一方、
昼食後に行った桐山谷ではミズナラの森らしく、ナラタケ、クリタケを採集
するとともに、チャナメツムタケ、シロナメツムタケなどヌメリのあるきの
こを採集しましたが、毒きのこであるホテイシメジも多く採集しました。

 きのこ採集後は、桐山谷森林管理歩道に近い南岸線の待避所に机を並べて、
橋屋講師によるきのこの同定および解説が行われました。きのこの同定は人
命に関わる作業であり、講師の方にとっては人生を賭けるといっても過言で
はないので、真剣さが伝わる内容でした。
以上で屋外での活動を終え、有峰ハウスに戻りました。

 夕食後、橋屋先生によるきのこの話しの時間がもたれました。きのこ中毒
にならないための一般的な話から、有峰にしか生息しないきのこの話まで、
非常に多岐にわたる内容でした。

 2日目も、放射冷却による冷え込みとともに、行事日和の晴天が与えられ
ました。参加者の中には朝食前から活動される方もおられ、朝食後にはもう
ハウスやビジター周辺できのこ狩りが始まりました。

 猪根平を中心とする班、桐山谷を中心とする班に班分けしましたが、猪根
班は9名、桐山班は4名だったので、桐山への移動は文化村の車両を使用しま
した。活動時間は8時30分から11時30分までの3時間を予定しました。活動中
は森の奥深く入り込むため危険も伴いますが、事故もなく終了できて感謝し
ております。

 11時30分から有峰ハウス別館の会議室に、収穫したきのこを並べて同定の
準備をしました。ナラタケ、クリタケ、チャナメツムタケなどが中心でした
が、ツキヨタケやホテイシメジなどの毒きのこ、スッポンタケ、ヤマブシタ
ケなどの形状が特徴的なきのこも並べられました。

 昼食後、昨日に続いて再び橋屋講師による同定ときのこの解説が行われま
した。食用とされるきのこは、比較的厳しい基準が適用され、古いきのこな
ども食用には不適とされました。採集したきのこのうち、食用とされたもの
については、参加者の方々はそれぞれ自宅へ持ち帰りました。

 13時30分ビジターセンターで振り返りを行い、きのこに関わる行事は終了
しました。今回の“秋の恵みの集い”に関しては、終始橋屋講師が主導して
くださり、非常にスムースな行事運営であったと思います。

 14時 バスに全員乗車し、折立の薬師岳登山口に紅葉狩りに向かいました。
前日の気温の急降下のため、楓などの美しい紅葉は霜の影響でかなり傷んで
いましたが、折立の紅葉は有峰の景観を代表するものの一つでありました。

 14時40分 バスは富山に向かって出発、16時25分にJR富山駅北口に到着
し、皆様は自宅に向かわれました。本年の“秋の恵みの集い“は以上で終了
しました。



①10:30 始まりの会        ②11:15 冷タ谷遊歩道きのこ採集
 

③12:30 冷タ谷キャンプ場で昼食  ④13:35 桐山きのこ採集


⑤15:00 桐山現地できのこ同定   ⑥19:30 夜の語り部講 きのこの話


⑦8:20 2日目日程確認、班分け   ⑧8:30 桐山班:桐山きのこ採集


⑨8:30 猪根班:猪根平きのこ採集  ⑩12:40 きのこ同定:ハウス別館


⑪13:30 振り返り         ⑫14:20 折立にて紅葉狩り


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◆ねじばな便り  ~ネットワークを活かさない駅の表示~   中川 正次
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 石川県に対する劣等感が、富山県の底流にある。ならば、石川県より勝っ
ているものの優位性を拡大することが、大切。富山県は、石川県より鉄道の
ネットワークが発達している。ところが、そのネットワークを活かす表示が
ない。

 富山駅で見渡して、あいの風とやま鉄道の電車に乗って、目的の駅に何時
に着くのかを知ることは不可能である。高山線も一緒である。ましてや、城
端に行きたいと思ったとして、高岡でどれだけ待てばいいのかさっぱりわか
らない。その点、富山地方鉄道はましである。地鉄電車の時刻表が電鉄富山
駅に張ってある。縦軸に全部の駅が並べてあって、横軸に全部の電車が並ん
でいて、数字がびしっと並んでいる時刻表である。例えば、岩峅寺(いわく
らじ)に行きたい時である。岩峅寺は、電鉄富山から東に向かう立山線でも、
南に向かう上滝線でも行ける。距離は違うのに、料金は同じに設定してある。
風景は立山線が勝るかな。だから着くのは遅くなるけど立山線で行こうかな。
そんなことを思案しながら、電鉄富山駅の時刻表を見るのは楽しい。

 高岡市の福岡駅は、あいの風とやま鉄道の駅である。コンコースには、福
岡駅の上り下りの発車時刻表が掲示されているだけである。小杉に何時に着
くか、水橋に何時に着くか、氷見に行くためには高岡で何分待てばよいか、
さっぱりわからない。ところが、福岡駅には、待合室がある。そこに高岡周
辺の時刻表が張ってある。これは、電鉄富山駅のびっしり型時刻表ではなく、
相撲番付表のような時刻表である。これを見れば、上に述べたことはわかる。
しかし、この相撲番付型時刻表でも、越中八尾に行くには、富山でどれだけ
待たなくてはならないか、さっぱりわからない。それでも、福岡はましであ
る。

 県都富山駅には、そんな相撲番付表型時刻表もないのである。北陸新幹線
だけのびっしり型時刻表は、切符売り場のところに掲示されている。しかし、
あいの風や、高山・城端・氷見、富山地鉄のことはほとんどわからない。観
光、指名手配、防火運動、映画、不正乗車禁止のポスターが張ってあって、
移動の基本となる相撲番付表型時刻表がなくてもよい理由が私にはわからな
い。美人がそろっている案内カウンターに聞きなさいということなのか。ス
マホで調べなさいということなのか。

 富山県、電車が頻繁に走っているわけではない。駅の待合室で時間待ちす
ることはしばしばある。その時、びっしり型時刻表を見るのは時間つぶしに
絶好である。県内全駅に、あいの風、城端・氷見・高山線、富山地方鉄道、
ライトレール、万葉線のびっしり型時刻表を張り出してほしい。それが連携
というものだ。それを、英語でネットワークというのだ。「富山で休もう」
といったポスターばかりではつまらない。これらのポスターを作る経費とは
比較にならないではないか。

 私は、タモリ倶楽部というテレビ番組が好きである。テレビではなくて、
You Tubeで見ている。この番組の大きなジャンルの一つは、鉄道ものである。
タモリはじめ、筋金入りの鉄道オタクが、鉄道ネタを喜んでいる。西武・小
田急・京急・JRの貸切電車、東急の線路点検車に乗せてもらったり、時刻
表がどうやって作られているかを聞いたり、鉄道模型を楽しんだり、部屋か
ら見える鉄道の風景の優れたホテルをランキング化したりしている。北陸新
幹線開業前の放送では、富山県の魅力的なスポットとして、城端線二塚駅に
おいて、製紙工場との引き込み線で活躍しているディーゼル機関車の話が出
るなど、超マニアック番組である。彼らは、電車を一目見ただけで、21000系
とかいう型番を言い放つ。こうしたマニアックなタレントと、普通のタレン
トがじゃれあうところが面白い。ところが、富山県地元の放送局は、鉄道に
鈍感である。新幹線で便利になったとか、名産物を口にして、「甘い! と
ろける!」といった話ばかりである。お下品。人口が少ないから初心者ご案
内型の情報しか出してはいけないと思っているのか、製作者が車にばかり乗っ
ていて、電車に興味がないからか。タモリ倶楽部を見習ってほしい。

 五年も前のことだろうか。私は、JR福岡駅のホームにいた。たまたま、知
り合いのおじさんが横にいた。彼は、とある会社の会長で、世界を飛び回っ
ている人である。そのとき、サンダーバードが猛スピードで通過していった。
会長は、「ああ、汽車大好き」と口にされた。そのおじさんが鉄道好きだっ
たとは夢にも思わなかった。このような告白を聞くのはいいものである。子
供時代、とりわけ男の子は、汽車電車が好きだったのだから、県内の潜在的
な鉄道ファンの眠りを覚まさせることはそれほど難しくない。ましてや、最
近は、鉄子(女性の鉄道ファン)も増えている。こうした鉄道人気の勃興の
きざしの第一の証拠として、タモリ倶楽部の高い人気を挙げることができる。

 びっしり型時刻表だけでなく、さらには、方眼紙に斜めに電車運行の筋が
引かれたダイヤグラムを駅に表示したら、県内の潜在的な鉄道ファンは目を
覚ますのではないか。「定期券で不正乗車するとたくさんお金を取りますよ」
とか、「あいの風鉄道の快速に乗るときは、別途料金が要りますよ」といっ
た警告系のポスターはもっと控えめでよい。このままでは、セコさだけが残
る。石川県に対する優位さを活かすことを是非考えてほしい。

 今冬は、雪が少ない。有峰は大丈夫だろうかと心配だ。富山県も心配だが、
関東・四国は水不足になるのではないか。梅雨の大雨がないと大変なことに
なる。在来線があったのに、電気をどんと食う新幹線を作ったことに、環境
原理主義者の私は懐疑的である。足るを知ることを忘れた文明の末路は明ら
かである。石油をどんと食う、飛行機が飛び交うことがいいことだとは思っ
ていない。できるだけ移動のために化石燃料を使わない船、鉄道が望ましい。
そんなことからも、素晴らしい鉄道ネットワークの利用促進が望まれる。


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◆編集局から                      有峰森林文化村
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