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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2015年10月30日 第348号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/村田和彦
(発行日現在の有峰村民人口:840人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆有峰の今                       有峰森林文化村
◆冷タ谷日記から                    有峰森林文化村
◆ねじばな便り
 〜発見がいっぱい、山じまい感謝の集い〜          中川 正次
◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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◆有峰の今                       有峰森林文化村
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 今年の有峰の紅葉は例年より早く始まり、10月20日過ぎには色あせはじめ
ました。現在は、カラマツが黄色く紅葉しています。
 森林文化村が主催する行事は、去る10月24日〜25日に開催した「山じまい
感謝の集い」で終了いたしました。どうもありがとうございました。
 林道閉鎖は、11月12日頃の予定です。落ち葉を踏みしめながら残り少ない
晩秋の有峰を散策してみませんか。お待ちしております。

  
○有峰ハウス横から薬師岳を望む     ○有峰湖展望園地から有峰湖を望む
 (撮影年月日:10月29日 9:20頃)    (撮影年月日: 同 左 )
 
 

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◆冷タ谷日記から                    有峰森林文化村
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 冷タ谷キャンプ場の利用は、10月20日に終了いたしました。
今年度もたくさんのご利用がありました。どうもありがとうございました。
 キャンプ場のロッジ内に「冷タ谷日記」という自由ノートが置いてありま
す。その書き込みのいくつかを紹介いたします。

(2015.7.22)
 今日は仕事をさぼってきました。一人はクズで、一人は○○○です。
でも悪いと思っていません。理由があります。それは、 また来年。

(2015.9.19)
 そろそろ、秋もだいぶ深まってきました。有峰は、やはり空気もすんでい
て、とても緑が、きれいな所ですね。
 ちょっとだけ、つりをしましたが… 一匹もつれず、だんだんと、魚も住
みづらい感じになっているのかな?
 でも自然は、とてもすばらしいです。また来たいです。

(H27.10/11(日))
 あいにくの雨でしたが、紅葉がきれいです。
ムキタケ、ナメコ、ナラタケ、シメジでなべ汁 大変うまかった。


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◆ねじばな便り
 〜発見がいっぱい、山じまい感謝の集い〜          中川 正次
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 10月24日25日の、山じまい感謝の集いに参加した。23人。旧知の人が多かっ
たが、初めてお会いする方もおられた。「富山森のこども園」を続けておら
れる藤井徳子さんの、ドイツ報告を聞くプログラムが1日目にあった。藤井
さんは、「富山森のこども園」のような活動を、県内で盛んにできないもの
かと考えておられる。そこで、2日目に餅つきを終えた後、ヒントが得られ
ないかと、ワークショップを有峰ハウス別館の集会室で開いた。ファシリテ
ーター(水先案内人)は私。

 23人と文化村のスタッフが車座に座った。誕生日の順に座りなおして、2
人ずつペアになって、アイスブレイク(緊張の氷を溶かす活動)をした。A
さんが、Bさんの「強み」を取材して、A4の紙に記録する。それを5分間
で交代。再び、車座に戻って、取材結果を報告してもらい、私が黒板に板書
した。その後、「富山森のこども園」のような活動を、県内で広げることは
できないかのアイデア出しをした。ちなみに、石川県では、「里山子ども園」
が平成20年度から始まっている。石川県はどう思っておりかわからないが、
富山県は石川県をライバルだと思っているのであるから、是非、ライバル意
識むき出しにやってほしいと、私は思っている。
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/morinohoikuen/morinohoikuen.html

 さてさて、そのアイスブレイクがびっくりであった。すごい人がたくさん
おられたのである。介護問題の調整役としてケアマネという重要な資格があ
る。試験は難関。そんなケアマネさんがおられた。私の知る限り、有峰に通
う人で、ケアマネは3人おられることになる。後でわかったことだが、23人
の中に理学療法士の人もいたのである。学童保育にかかわっておられる人も
おられた。料理が得意という人が数人おられた。溶断(バーナーで焼いて金
属を切断すること)、溶接やダンプの運転が得意という人がおられた。測量
が得意という人がおられた。茶道の先生が二人おられた。カブトムシとメダ
カを育てるのが得意という人がおられた。計算が得意という小学2年生がい
た。そしてほとんどの人が、健康に自信があるとのことであった。おかしかっ
たのは、本当は丈夫なのに、か弱く見えるので人から助けを引き出すのが自
分の強みというご婦人がおられたことである。みんな大笑い。

 主たるテーマ「富山森のこども園」拡大策については、目ぼしい意見が出
なかった。PRかなあというところであった。しかし、私は、マスコミに紹
介されたとしても瞬間風速だけで、すぐ止まってしまうことを幾度となく経
験して来ている。県や市町村が石川県のように制度化しない限り大々的な普
及は難しい。有峰は、日帰り語り部講を公民館単位で実施している。その枠
の一部を、幼稚園・保育所に回すことが考えられる。しかし、全国的なバス
の事故多発から規制が厳しくなり、借り上げバス代が高騰し、予算は厳しい
とのことである。送り迎えのバスで有峰に来るというのは、園長先生がそう
簡単にOKを出さないだろう。県や市町村がバス代を見てくれるようになる
までは、きっちり、実力に磨きをかけておくのがよいと思う。いずれ声がか
かる。

 今年の村仕事の集いに参加された千鶴子さんは、「子供たちが料理の手伝
いに積極的だったのでびっくりした」とワークショップの中で発言しておら
れた。私は、村仕事の中では、料理を夕食隊長の亜紀さんにお任せしている。
おいしいのができればいいなぐらいしか考えていなかった。意外と、子供に
とっても大人にとっても学びの時間になっていたことがわかった。亜紀さん
がそんなふうな切り回しをしておられたのだろう。このことは、実力を蓄え
つつある例の一つである。

 初日の夕ご飯の後、森の音楽会があり、スタッフのオカリナ・ウクレレの
演奏があった。一人でオカリナを鳴らすのと、二人でパートを分けてオカリ
ナを鳴らすのは、難しさが格段に違う。一所懸命、けいこを積んだのだと思
う。立派。これも、蓄えつつある実力である。

 それにつけても、ケアマネにしろ、理学療法士にしろ、学童保育の先生に
しろ、測量士にしろ、茶道の先生にしろ、あのような多彩な人がおられると
いうは心強いことである。これらの才能を、有峰の活動のどこかに利用させ
てもらえないかと、心に留めておこう。いつか、「こんなことをしたいんだ
けど、力を貸してもらえませんか」と頼んだら、「よしきた」と二つ返事を
もらえそうな感覚がある。今は、それで十分。

 一通りの行事が済んで、ビジターセンターで休んでいると、そばに4人の
ご婦人がおられた。稲本正さんの本が近くの本棚にあった。「あなたの好き
な森とあなたの好きな木を最低一つ、日本のどこかに決めてほしい。そして
時々会いに行ってほしい。きっと人生が豊かになるだろうから」というペー
ジを開いた。これをヒントに、愛着の森対話編をやっているのだということ
を説明した。つまり、有峰のどこかの1本の木に名前を付けて定点観測のア
ルバムを作っていく活動である。すると、1人のご婦人が大きな共感を示し
てくださった。片貝川の上流に、すごい木があって、亡くなられたご主人と
眺めていたことを思い出されたそうである。

 愛着の森対話編の第一号は、「ともの木」と名付けられた大きなブナであ
る。一緒に働いていた智美さんが、結婚前に始めたものだ。猪根山遊歩道第
一展望台の手前に、「ともの木」は立っている。帰りのバスまで時間があっ
たので、智美さん、ともろう君(5歳)と、はぐみちゃん(2歳)、そして私
の4人で、「ともの木」まで撮影に行った。普通なら20分。坂はきびしい。

休み休みなので、倍はかかったであろう。眠ってしまった、はぐみちゃんを
だっこしての山登りは大変だったにちがいない。母は強し。私は、「ともの
木」での写真撮影を終えた後、第一展望台で親子3人と別れ、「源じい」の
撮影のために、一人、さらに遊歩道を15分ほど登った。「源じい」を始めら
れた義一さんは、膝が痛いので、なかなか行けなくなったのだ。勢い、対話
篇が途切れがちなのだ。撮影を終えて降りてくると、智美さん親子がまだ第
一展望台のあたりにいた。てっきり降りて行ったと思っていたのである。

「ともろうが、はぐみの木も作ってやろうというので、この木を『はぐの木』
と名付け、愛着の森対話編を始めることにした」と智美さんが話す。36本目
になる。第一展望台のベンチの右の大きなブナである。「3人目ができたら、
また、この辺りで、木を見つけんなんね」と大笑いした。ありがたいことで
ある。

 帰りの間際に、上に述べた、か弱き女性から、この「ねじばな便り」を楽
しみにしていると声をかけていただき、うれしかった。


 
○山じまい感謝の集い(10/24)   ○同左(冷タ谷遊歩道)村田撮影


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◆編集局からのお願い                  有峰森林文化村
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◇「有峰森林文化村冬季コーナー」のご提案について
 この文化村新聞第345号と第346号において五十嶋一晃様と中川正次様から
いただいたご提案について、富山市大山歴史民俗資料館と協議を行いました。

 ビジターセンターにあるパネル5枚を冬季間展示できないか提案しました
が、資料館にもよく似たパネルがあるということで不要と判断いたしました。
 資料館から有峰の四季を紹介する写真等があれば展示したい旨のご提案が
ありましたので、今後資料の収集等に努めてまいりたいと考えております。

◇ホームページありみネット 
    http://www.arimine.net/mysite2/index.html

◇文化サークル活動所/有峰デジタル画廊にどしどし投稿お待ちしています。
 (デジタル写真でも絵画(写真に撮って)投稿ください。)
  有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。

◇有峰森林文化村では皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載いたし
 ますので、どしどし投稿をお待ちしております。
◇あて先   E-メール:info@arimine.net

◇お願い 
 有峰森林文化村新聞のお問い合せなどの返信メールは、受付が出来な
いシステムになっていますので、ご留意をお願いします。
 (一斉配信のため)
           有峰森林文化村助役(編集長)
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