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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2014年7月25日 第315号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/村田和彦
(発行日現在の有峰村民人口:811人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「有峰で"遊ぼう”」(有峰森林文化村開村の日)を開催します。
  参加者は「有峰林道通行料 無料」です。
  (7月27日(日)に「とやまメモらナイト」で、放送されます。)
                           有峰森林文化村
◆6月に寄せられた俳句                 有峰森林文化村
◆ ねじばな便り
 〜腐る経済〜                       中川 正次
◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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◆「有峰で"遊ぼう”」(有峰森林文化村開村の日)を開催します。
  参加者は「有峰林道通行料 無料」です。
  (7月27日(日)に「とやまメモらナイト」で、放送されます。)
                           有峰森林文化村
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 8月2日(土)に開催する「有峰で”遊ぼう”」をPRするために県の広報番
組である「とやまメモらナイト」の取材を受けました。

 放送日は、 7月27日(日)
 放送時間は、午後9時54分〜57分ころ
 放送局は、 チューリップテレビ (日曜劇場 放送後)

 再放送は、8月1日(金)午前10時55分〜58分ころ です。

 番組を見逃した方のために、番組終了後に動画配信も実施しています。
( http://www.tulip-tv.co.jp/m_night/index.html )

 ナビゲーターは、福田佳緒理さんです。特に昆虫採集やミステリーツア
ーなどの取材をしていただきました。お見逃しなく!


 また、チラシを県下小学生全員のほか、富山市の各行政センターや地区セ
ンター、コンビニ、銀行などへ総計64,000枚を配布いたしました。

 皆様のお越しをお待ちしています。


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◆6月に寄せられた俳句                 有峰森林文化村
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 有峰村民などの方々から俳句ポストに寄せられました6月のよい句を中坪達哉さ
んに選んでいただきました。
  これからも優秀な作品を毎月掲載しますので、有峰へお越しの際はビジターセン
ターへお立ち寄りいただき、俳句ポストに投稿してください。

 ○俳句ポスト 6月の入選句    中坪 達哉 選


   新緑の愛着の樹の幹測る        河原 芳博

   有峰の若葉匂うて寿(いのちなが)   中澤 隆彬

   新緑に我が身溶け入る湖畔かな    天野  英典

   はつ夏の山路を歩く森の色        御福須恵子

   有峰湖渡る風には蝉の声        柴田 榮宏

   軽やかに森を巡りて風薫る        岩崎千鶴子

   木漏れ日に毛無し藪手鞠花つけて   荒井 閏子

   雨やみて緑したたる冷タ谷       早川 英朗

   夕立に散策終えて家路へと       塩原 明男

   有峰の初夏の自然とたわむれて    栄 ちづ子

   冷タ谷沢に群生水芭蕉          栄 謙成


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◆ねじばな便り
 〜腐る経済〜                      中川 正次
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 私は、高校時代、生物と化学が大好きだった。それで、農学部の農芸化学
に進んだ。バイオテクノロジー、発酵、醸造、農薬、肥料、土壌など農業に
まつわる化学を学ぶ学科である。芸と言う字がつくけれども、園芸には関係
がない。大学に入ってから、自分は実験が下手だったのと、馬術部にいたの
で、4年で卒業するのがやっとで、成績もひどかった。

 大学入試、実験に関する問題を解くのは超得意だった。濃硫酸に水を入れ
たらあきません式の話。ところが、紙の試験問題ではなくて、本当の実験で
は、手先の器用さがものをいう。 ガラス細工しなければならないが、指を
切ってばかりいた。測定したらとんでもない誤差が出る人は、化学にはお呼
びでないのである。

 卒論は水田土壌。当時、就職状況はよかった。就職先としては、優秀な人
は協和発酵、アサヒビール、東レなどに進み、成績の悪い私は、グリコ乳業、
飼料輸入商社などを受け、落ちた。某社に入社し、1ヶ月でやめた。法律や経
済を3月あまり猛勉強して試験を受け、富山県庁に事務職として入った。公務
員試験は所詮、ドリル。ドリルは、得意である。

 先日、吉野さん、寺主さん、永山さんと日帰りで有峰に行った。キャンプ
場で昼ごはんを食べたとき、永山さんから甘酒をもらった。おかゆのような
もので、気色悪いなあと思って飲んだ。うまかった。家に帰って、甘酒の造
り方を調べた。近くの麹屋で米麹を買ってきて、水に浸し、8時間60度保温す
れば甘酒完成。米麹は、ひな祭りの「えんがし」が湿った感じである。柔道
着のような色をしている。

 米麹についている麹菌が、米のデンプンを糖に変える。できた糖を酵母菌
で発酵させるとアルコールになる。甘酒は糖になったところで止まっている
のである。アルコールではない。便利な機械があって、8時間、60度に保って
くれる。夜、10時にセットすると朝6時に完成する。

 甘酒の原料は、米と麹菌と水。米と水を摂取しただけでは得られない栄養
が甘酒に含まれている。麹菌が米からビタミンを作るのである。不思議であ
る。発酵の面白さを感じる。とはいいながら、そもそも私は、麹菌と酵母菌
の差を、麹屋さんに教えてもらった。

 そんなとき、藤井徳子さんから、「田舎のパン屋が見つけた腐る経済」と
いう本を教えてもらった。びっくりした。こんな人がいたのか。

 普通、生物を使った化学とは、すごい能力を秘めた菌を見つけ出して純粋
培養し、食料やアルコール、薬に工場生産すること。学校ではそれを教える。
研究所もそれを研究している。スーパーやコンビニ、町のパン屋に売られて
いるパンは、純粋培養されたイースト菌を使うのだ。

 純粋培養されたイースト菌によるパン作りを否定し、工房の周囲の天然菌
を使ってパンを作る。この本はそんな本である。私が大学で学んでいたこと
の正反対である。仮に、私が性根を入れて大学で発酵を勉強していたら、協
和発酵などに就職して、薬やアルコールを作っていたかもしれない。きっと
純粋培養型のものの考え方で働いていたに違いない。実験の下手さを場数で
克服したとして。

 この本は、天然菌の話を縦糸に、マルクスの資本論を横糸に書かれている。
高校生に読んでもらいたい。利潤を追求する論理が、自然界の菌の論理と違
うことが語られている。

 富山県出身の衆議院議員である田畑さん、橘さん、宮腰さんが支持してい
る安倍政権になって、「戦略」と名のつくものが増えたのではないか。民主
党時代も多かったけれども。観光戦略、農業戦略、成長戦略。私は、高校以
来、「人間は自然の一部である」という考え方から離れることができない。
この考え方と矛盾するものが、「戦略」と名のつく政策に多い。リニア新幹
線がその象徴。「人間は自然の一部である」という考え方は、当時の高校生
の常識であった。何より、水俣病やイタイイタイ病が社会の大問題だったの
である。政治家、官僚、マスコミで私と同世代の人は、若い頃の常識からど
う転向していったのであろうか。不思議でならない。

 純粋培養の話がそうであるように、「人間は自然の一部である」という考
え方が身についていなくて、利潤追求のため「自然は切り取れるもの」とい
う考え方に屈していったのではあるまいか。


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◆編集局からのお願い                  有峰森林文化村
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◇文化サークル活動所/有峰デジタル画廊にどしどし投稿お待ちしています。
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  有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。
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 ますので、どしどし投稿をお待ちしております。
◇あて先   E-メール:info@arimine.net
◇お願い 
 有峰森林文化村新聞のお問い合せなどの返信メールは、受付が出来な
いシステムになっていますので、ご留意をお願いします。
 (一斉配信のため)
           有峰森林文化村助役(編集長)
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