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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
次回の有峰森林文化村新聞の発行は、1月10日(金)です。

有峰森林文化村新聞 2013年12月27日 第300号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:806人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「平成25年度の活動をふりかえって」
  〜有峰俳句の会〜                 有峰森林文化村
◆【投稿】
 ねじばな便り
 〜とやまの水がモンドセレクション最高金賞受賞〜     中川 正次
◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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◆「平成25年度の活動をふりかえって」
  〜有峰俳句の会〜                 有峰森林文化村
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 平成25年6月29日(土)〜6月30日(日)の2日間「第11回有峰俳句の
会」を講師を含め16名の参加者をお迎えして開催しました。
 初日は猪根谷探勝路および冷タ谷遊歩道を吟行しました。今まで未整備で
あった猪根谷探勝路を案内したところ、初めて歩く遊歩道として参加者から
喜ばれました。
 冷タ谷遊歩道では、ブナとミズナラの巨木に包まれた森の中で、遊歩道の
脇に咲く銀竜草等をとおして季節を感じていただきました。
 夕食後、約2時間に亘って句会を開催し、秀句を参加者が選定し、その句
を講師から講評を得て終了しました。

 2日目は折立遊歩道及び砥谷遊歩道を案内しました。折立遊歩道では、真
川の岸辺で小鳥の姿を探すなど、前日とは別の形で有峰の自然を感じて頂き
ました。また、砥谷遊歩道では小鳥の声と共にササユリが咲き始めており、
展望台の眺望も良く、有峰の自然の良さを味わう吟行を行いました。

 当事業は有峰の歴史や自然を体感し、吟行を行いながら有峰に関する俳句
を学ぶ場を提供することを目的としており、次の様な感想をいただきました。

 ・県下にこんな良い所があるのかと思いました。
 ・いつ迄もかくありたい。
 ・後世に残すべき遺産である。
 ・豊かな森と動植物を残して欲しい。
 ・広大な森林をよく手入れされている。これだけ豊かな自然をもっと多く
 の人に知ってほしい。
 ・昨年と同時期訪問でしたが、また違った情景。自然そのまま。
 ・自然が自然らしく手入れされているので、人間が入ってもとても親しみ
 のある自然になっていると思います。
 ・手を加えてないのが良いと思います。
 ・静かでよかった。
 ・ぜいたくな自然。

などでした。                      スタッフより


○有峰ハウスで始まりの会    ○猪根谷探勝路を散策による吟行


○かつての有峰びとが住んでいた証 ○有峰ハウスで句会(初日)
 についての解説及び吟行
(冷タ谷遊歩道沿い:あがりこ)


○折立遊歩道真川を散策による吟行 ○砥谷半島遊歩道を散策による吟行


○有峰ハウスで句会(最終日)   ○有峰ビジターセンターで終わりの会

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【投稿】
 ねじばな便り
 〜とやまの水がモンドセレクション最高金賞受賞〜     中川 正次

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 富山駅前の通りを歩くと、大きなケースに入ったポスターがいくつも並ん
でいる。そこには、ペットボトルの絵が描いてあって、とやまの水がモンド
セレクションの最高金賞を受賞したと書いてある。なんのことだかよくわか
らないが、どうも有峰と関係あると直感し、富山市上下水道局に話を聞きに
行った。そこで、わかったことと、インターネットで調べてわかったことを
合わせて報告する。

 そもそもモンドセレクションとは何か。
モンドセレクション(Monde Selection)とは食品、飲料、化粧品、ダイエ
ット、健康を中心とした製品の技術的水準を審査する民間団体である。詳し
いことは、みなさん、インターネットで調べてもらいたい。

 最高金賞を受賞したのは、富山市上下水道局が作って販売している「とや
まの水」というペットボトルなのである。この水は、流杉浄水場でペットボ
トルにつめたものである。流杉浄水場は、旧富山市の95%に水道水と供給
する能力を持つ。95%とはどういう意味かというと、新保地区と西番地区
にそれぞれ井戸があり、そこから汲み上げた水が残りの5%を占めるのであ
る。供給する能力があるということと、供給しているのとは意味が違う。井
戸水を飲んでおられる方もおられるわけで、どれだけ流杉浄水場の水が占め
ているかはわからないのである。水道にとっては、供給能力こそが大事な指
標なのである。

 95%というと、神通川の左岸の五福地区や呉羽地区はどうなっているの
か気になった。流杉浄水場は、標高70メートルの地点にあることから、鉄管
で楽々と神通川を渡っていくのだ。旧富山市の飲んでいる水は、地下水を含
めて、ほとんど常願寺川由来の水であって、神通川水系の水は少ないと言わ
れているそうである。石倉延命地蔵がある。あの水は、深い井戸から出てき
た水ではなく、いたち川の川底の下を流れる伏流水が地上に出てきたもので、
これも常願寺川水系の水である。水橋地区は、常願寺川東岸に位置するが、
ここも流杉浄水場の水が供給されている。

 では、流杉浄水場の水のうち、有峰ダムの水はどれくらいを占めるのか。
聞くとわからないとのことである。常願寺川は、和田川、小口川、真川、湯
川、称名川が合わさった川である。それらの一部が常西合口用水にやってく
る。常西とは、常願寺川西岸という意味で、常東合口用水もある。常西合口
用水にやってきた水が、流杉浄水場に来るのである。そもそも和田川をせき
止めて作った有峰湖に入ってくる水の由来は複雑である。ダムの上流の水だ
けではない。尾根の向こうの真川の水、本来、神通川に行くべき岐阜県も水
も、トンネルで取り込んでいる。ようよう有峰ダムの水が把握できたとして
も、それがどれだけ、流杉浄水場の水を占めているかはわからない。なにし
ろ、小口川をせき止めた祐延湖がある。さらに、有峰の麓である、小見・亀
谷地区に降った雨は、決して有峰ダムを通らないのである。常願寺川を流れ
てそのまま日本海に流れる水もあれば、横江の堰堤でせき止められて、常西
合口用水から流杉浄水場から、水道水になっている水もある。だから、流杉
浄水場の水のうち、有峰ダムの水はどれくらいを占めるのかはわからないの
である。

 しかし、有峰湖が最大の供給源であることはまちがいない。祐延湖と有峰
湖の大きさは格段に違うし、常西合口用水に入ってくる水の多くの水は、有
峰ダムからトンネルで引かれいくつかの発電所で電気を起こした水であるこ
とはいうまでもないのである。

 最近は、東京の水道水もおいしくなったと言う。これは浄水場での技術が
進んだからというよりも、水源の森が大事にされるようになったからだそう
である。富山の水は、水道水として不可欠な処理を施して供給しているが、
水源林が良好な状態で保全されているから、うまいのである。

 富山大学の張勁教授は、立山連峰に降った雪がブナ林から地下に入り、富
山湾で湧出し、豊富な水産資源の源泉になっていることを、「木一本、ブリ
千本」と表現しておられる。有峰ダムは、なだらかな高原盆地の出口をせき
止めたものである。高原盆地を取り囲むのはブナやミズナラの落葉広葉樹で
ある。人が住んでいないことから汚れることが少なく、そして雪がたくさん
降る。こんな水の好適地は、地球全体を見渡しても少ないのではあるまいか。
絶好の地にダムは建設され、発電に、農業用水に、生活用水に役立っている
のである。ありがたいことである。有峰を愛する者として、モンドセレクシ
ョンの最高金賞を、そこまで含めて寿ぎたい。

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◆編集局からのお願い                  有峰森林文化村
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                     有峰森林文化村助役(編集長)
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