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有峰森林文化村新聞 2013年9月6日 第292号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:795人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「秋の恵みの集い」in”有峰”参加者を募集中!!
   "募集期限 平成25年9月30日(月)まで、先着順です。"
                           有峰森林文化村
◆ねじばな便り
 〜10年続いた木を測り続けて森を知る編〜          中川 正次
◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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◆「秋の恵みの集い」in”有峰”参加者を募集中!!
   "募集期限 平成25年9月30日(月)まで、先着順です。"
                           有峰森林文化村
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      「秋の恵みの集い」in”有峰”参加者募集要項

    紅葉の有峰で、森の散策によるキノコ採りやキノコの利用方法
  などが学べ、有峰の自然の豊かさが五感を通じて体感でき、紅葉
  の有峰を満喫してみませんか

  

1 開催日  平成25年10月16日(水)〜17日(木)
      (※募集期限 平成25年9月30日(月)まで)

2 主 催  公益社団法人富山県農林水産公社(富山県の指定管理者)

3 活動内容 ○キノコ採りとキノコに関する学習
       講師:橋屋  誠 氏(富山県中央植物園)

4 対象者  18歳以上の方(初心者の方、歓迎します。)

5 定 員  25名(先着順)

6 参加費  一人6,600円(一泊3食の費用です。)

7 宿泊地  富山市有峰26−37 
      有峰ハウス(電話076−481−1758)

10 交通手段 主催者が準備する無料バスにて参加できる方に限ります。

    行程 ○行き 10月16日(水)
       富山駅北口(9:00)〜立山あるぺん村(9:50)発
       有峰ハウス(10:45)着
         (立山あるぺん村で途中乗車ができます。)

      ○帰り 10月17日(木)
        有峰ビジターセンター(14:45)発〜立山あるぺん村
       (15:40)発〜富山駅北口(16:30)到着
         (立山あるぺん村で途中下車ができます。)

11 申込方法 葉書に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・性別・年齢・電
     話番号・乗車場所(富山駅北口又は立山あるぺん村のいずれか)
     を記載されたはがき又はファックス、E-メールで申し込みを受け
     付けています。

 (申込先)郵便930−1458 富山市有峰
       公益社団法人富山県農林水産公社
             有峰ビジターセンター「秋の恵みの集い」係
      電話 076−481-1758  FAX 076−481-1758
      E-メール:info@arimine.net
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◆ねじばな便り
 〜10年続いた木を測り続けて森を知る編〜         中川 正次
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 9月1日、愛着の森木を測り続けて森を知る編に参加した。講師は森林研
究所の長谷川幹夫さん。参加者は、武市智彦さん(富山市)、康子さん、篤
彦さん(1歳)、木内静子さん(魚津市)、文化村の田上さん、矢野さん、
前田さん、○○さん、そして私。全員で10人であった。

 ビジターセンターで、参加人数が低迷していることから、木を測り続けて
森を知る編のあり方について、話し合いをした。おまけの活動を増やさなけ
ればならないかもしれないとはいえ、「木を測り続けて森を知る」ことの意
義は不変であることを再確認した。

 今年は、10年目。冷タ谷遊歩道南口から入ったカラマツ林である。ずばり、
楽しかった。

 3チームに分かれる。木内チームは、基点から半径18メートルの円区域に
おいて、直径10センチ以上の太い木の胸の高さの円周を測る。武市智彦チー
ムは、36メートル×2メートルの帯状の区域において、直径10センチ未満、
木の長さ2メートル以上の木の直径を測る。木内チームは、巻尺で測る。武
市智彦チームは、ラジオのアンテナのように6メートルまで伸びる物差とノ
ギスで測る。残る武市康子篤彦チームは、遊んだり泣いたり眠ったり。

 木には胸の高さにビニールテープの番号がついている。ビニールは経年劣
化するので、新たにつけなおすことが多い。木内チームの活動はこうだ。

 台帳にある68番なら68番のカラマツを探す。「68番、カラマツ。そこたへ
んにおらんか」、「これかな」、「これだわ。68番を743番にテープつけ
かえ」、「よっしゃ、太さ測れ」、「35.9センチ」、「前が35.2やから、い
い数字!」こんな会話が続く。中には、「78番枯れ」がある。さらには、武
市智彦チームの計測において、「85番直径10センチ以上に昇格!」があり、
木内チームの台帳に追加されるものが出てくる。

 お昼前に計測が終わり、参加者が昼ごはんを食べているうちに、長谷川さ
んが計測結果をパソコン入力し、午後には、4年間の変化が発表された・・
というわけには絶対行かないのであって、長谷川さんにデータを渡し、「よ
ろしく」でおしまいである。測定のためには、狭い森の中とはいえ、アップ
ダウンがあり、倒木をまたいだりするので、遊歩道1本歩くより運動になる。
測るだけでは、かったるいのではないかという心配はいらないと、私は感じ
た。

 愛着の森は、当初、山をつるはしで耕し、畑をつくり、トチ・ブナ・ミズ
ナラの種や苗を植えることから始まった。まず、つるはしが甘くない。すぐ
に岩にぶつかり、ある程度の深さのある畑を得るのは大変である。ようやく
植えて、さあ、翌年、畑に行ってみると、全滅。モグラやネズミの恰好のえ
さだったのか、雪にやられたのか。

 森林体験活動というと、頭に浮かぶのは、天皇陛下が、前もって耕された
平たい場所に木を植えられて、ボーイスカウトがスコップで土をかけるシー
ンでなかろうか。しかし、実際問題、山・坂に植える植林というのは甘くな
いのである。シラカバは天然では簡単に更新するのに、苗で植えて育てると
意外と難しいそうだ。トチ、ブナ、ミズナラは前述のとおり。スギなど一部
の樹種が植林に適しているのである。それとて後年の管理を怠るわけにはい
かない。苗作りと植林の難しさを実感したのであった。

 そんなこんなで、知恵を絞って編み出されてきたのが、「木を測り続けて
森を知る」編である。というか、「森は劇的に変化するわけではないから、
一般受けするかどうか怪しいけど、こんなのはどう」と長谷川さんが提案さ
れ、帳山朋美さん、康子さん、私が、「面白そう! やってみょうまいけ」
と始めたのである。植樹祭のような経費も手間もかからない。それでいて、
林学のエッセンスを実体験できる。

 鉛筆のように垂直に立っている木は存在しない。雪のせいで曲がっており、
こぶがある。木そのものが坂の上に立っている。それを人間の胸の高さで巻
尺を回して測る。誤差が随分とあるだろう。こんなデータを半径18メートル
の森(1017平米、約10アール)で積み上げる。そこから、何ヘクタールもの
広さの森の姿を推定しようというのである。そうした手法が、「遠からずど
ころか当たっている」ことがわかるまで、林学は試行錯誤をしてきたにちが
いない。

 ビジターセンターに戻って解散後、木内さんは、愛着の森対話編のアルバ
ムに新たな写真を貼り、文字の記録を書いておられた。愛着の森において、
木を測り続けて森を知る編が兄貴であり、対話編が妹分である。日本中のビ
ジターセンターにおいて、定点観測のアルバムを、一般の人が、かくも、つ
まつまと続けているところがどれだけあるであろうか。愛着の森の兄・妹の
活動は、日本中に胸の張れるものであると確信している。

 愛着の森「木を測り続けて森を知る」編の産みの親かつ育ての親は、帳山
朋美さんである。その朋美さんは、9月に二人目を産むので今回は参加でき
なかった。参加者の低迷は、それほど心配する必要がなく、自信をもって我
々の心意気と面白さを伝えることが大切であると思う。世間の多くの行事は、
考え始めてからせいぜい半年で企画が完成する。愛着の森は、「自然観察だ
けではなしに、体をかけて学びにつながる何かをしたいなあ」からスタート
して、兄が生まれ妹が生まれるまで3年かかっている。有峰猪根平を散策し
ながらの4人の「ああでもない、こうでもない」という議論、そして試行錯
誤から生まれたのである。

 最後に、木内さんが言われたことが耳に残っている。「何より、10年続け、
記録してきたことに意義がある。やめとったら、ただの打ち上げ花火に終わ
っていた。続けることでわかってくることがある。これでいいがだ」

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◆編集局からのお願い                  有峰森林文化村
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