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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
《◎お知らせ!!次回の有峰森林文化村新聞の発行は、5月17日(金)です。》
有峰森林文化村新聞 2013年5月2日 第283号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:795人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「山開き歓喜の集い」の参加者を募集中       有峰森林文化村
「春の恵の集い」の参加者を募集中         有峰森林文化村
◆「平成24年度行事をふりかえって」
 〜日帰り語り部講(高岡市大滝公民館編)〜       有峰森林文化村
◆ねじばな便り
 〜下新川の声が聞こえてくる柏原兵三「長い道」〜      中川 正次
◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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「山開き歓喜の集い」の参加者を募集中       有峰森林文化村
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1 目的  有峰村民との交流を深めるとともに、有峰の森の恵みに感謝し、
      かつての有峰びとが森の恵による森林文化を築き上げた歴史への
     理解を深める。

2 主催  公益社団法人 富山県農林水産公社(富山県の指定管理者) 

3 開催日 平成25年6月1日(土)〜6月2日(日)
      (※募集期限 平成25年5月24日(金)
<6月1日(土)>
    10時30分 富山駅北口出発(バスに乗車)
    11時10分 立山アルペン村出発(バスに乗車)
    12時00分 有峰ビジターセンター到着
      〜   自由時間(昼食持参)
    13時00分 有峰ビジターセンター前に集合
    13時30分 @冷タ谷遊歩道を散策(バスに乗車)
          冷タ谷遊歩道沿いの“あがり子”により、かつての有
         峰びとが森の恵による森林文化を築き上げた歴史を垣間
         見ることができます。
          A桐山を散策(林道西岸線と林道大多和線の三叉路付近)
          B有峰林道飛越トンネル付近の散策
          C夜の語り部「森林研究所副所長 長谷川幹夫氏」
    16時30分 有峰ハウスチェックイン、自由時間、入浴
    18時30分 夕食
    20時30分 ○夜の語り部「森林研究所副所長 長谷川幹夫氏」
          (その他音楽会等)
<6月2日(日)>
     6時00分 もちつき、注連縄づくり
    (指導 もちつき:佐竹猛氏・佐竹 あい子氏)
     (指導 注連縄:沢田 恵美子氏・木内 静子氏・関口マスエ氏)
     8時00分 朝食(もち)
     9時30分 山開きの安全祈願(慰霊碑等 祝詞:佐竹 猛氏)
    11時30分 有峰ビジターセンター前に集合(振り返り)
    12時00分
      〜  自由時間
    14時30分(有峰ビジターセンターでクラフト作りが行えます。)
    14時30分  有峰ビジターセンター出発(バス乗車)
    15時10分  立山アルペン村出発(バス乗車)

4 参加費   4,800円
        (※“おつり”が発生しないようにお願いします。)

5 交通手段  主催者が準備するバス(無料)に乗車する場合の乗車場所
       は、富山駅北口(10:30)、立山あるぺん村駐車場(11:10)
       のいずれかでご乗車ください。
        マイカーの場合は、有峰ビジターセンター前に集合(13:00)

6 申込方法  住所、氏名(ふりがな)、性別、年齢、電話番号、乗車場所
        (富山駅北口又はあるぺん村、マイカー)が記載されたハガ
       キ又はファックス、E-メール(info@arimine.net)で申込
       み下さい。
       ※有峰森林文化村新聞の返信メールでの申込は、事務局
       に届かないのでご留意願います。


7 申込み先 〒930-1458富山市有峰 公益社団法人富山県農林水産公社
                       「山開き歓喜の集い」
           (5/13まで)電 話:076-444-4481(FAX076-444-4482) 
           (5/16〜) 電 話:076-481-1758(FAX兼用)
           E-メール:info@arimine.ne
        公益社団法人富山県農林水産公社 有峰森林文化村
                            担当 田上
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「春の恵の集い」の参加者を募集中         有峰森林文化村
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1 目的  新緑の有峰で、緑まぶしい森の中を散策し、山菜採取による植
     物観察などの学習を通じて、かつての有峰びとが森からの恵を得
     て森林文化を築き上げていた歴史などの理解を深める。

2 主催   公益社団法人 富山県農林水産公社(富山県の指定管理者)

3 内容
  (1) 山菜の採取と山菜に関する学習
     講師:富山県農林水産技術センター農業研究所
               副主幹研究員 塩谷 佳和 氏
  (2) 遊歩道散策
  (3) 餅つき(よもぎ餅)など

4 期日   平成25年6月6日(木)〜 6月7日(金)
      (※募集期限 平成25年5月30日(木)まで)

5 行程
  ○行き 6月6日(木) 富山駅北口(9:00)発 〜 立山あるぺん村
  (9:35)発〜 有峰ハウス(10:30)着

  ○帰り 6月7日(金) 有峰ハウス(15:00)発 〜 立山あるぺん村
  (15:55)着〜 富山駅北口(16:30)着

6 宿泊場所  富山市有峰 有峰ハウス(電話076−481−1758)

7 対象者   18歳以上の方(山菜について初心者の方も歓迎します。)

8 定員    25名(応募多数の場合は抽選)

9 参加費   一人6,600円
      (有峰ハウス使用料、食事等にあてます。※初日は昼食持参)

10 交通手段  主催者が準備するバス(無料)に乗車してください。マイ
       カーによる参加はご遠慮願います。バスの乗車場所は、富山
       駅北口(9:00)、立山あるぺん村駐車場(9:35)の
       いずれかでご乗車ください。

11 申込方法  住所、氏名(ふりがな)、性別、年齢、電話番号、乗車場所
        (富山駅北口又はあるぺん村)が記載されたハガキ又はファ
       ックス、E-メール(info@arimine.net)で申込み下さい。
    ※有峰森林文化村新聞の返信メールでの申込は、事務局に届か
    ないのでご留意願います。


12 申込み先 〒930-1458富山市有峰 公益社団法人富山県農林水産公社
                         「春の恵の集い」
       (5/13まで)電 話:076-444-4481(FAX076-444-4482) 
       (5/16〜) 電 話:076-481-1758(FAX兼用)
            E-メール:info@arimine.ne
       公益社団法人富山県農林水産公社 有峰森林文化村
                             担当 田上
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◆「平成24年度行事をふりかえって」
 〜日帰り語り部講(高岡市大滝公民館編)〜        有峰森林文化村
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  有峰では毎年(年9回程度)、日帰り語り部講を開催し、冷タ谷遊歩道な
どの森を歩き、有峰ダムに注ぎ込む清流に触れ、木々に触れ、命の森と生き
た、かつての森の民(「あがりこ」という奇妙な木の群生地が広がり、有峰
びとが住んでいた証の森も見学できます。)に思いを馳せてみるなど、豊か
な自然を五感で体感していただき、元気回復の源として感じていただいてい
ます。
 今回は、平成24年9月8日に開催しました、高岡市大滝公民館の皆さん
(参加者24名)の様子や有峰の自然についての感想などをご紹介します。
・冷タ谷遊歩道の「あがりこ」が素晴らしかった。
・緑の自然がいっぱい。
・有峰ハウスは、木の香りが漂い落ち着く。
・とにかく自然が良い。
・空気がとてもきれい、大自然を満喫できた。
・楽しみながら散策ができた。
などでした。                      スタッフより


   
    有峰森林の歴史などの語り部          冷タ谷遊歩道を散策中
     (有峰ビジターセンター)            
    
   
    冷タ谷遊歩道の「あがりこ」群生地      ビジターセンターにて「ふりかえり」
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◆ねじばな便り
 〜下新川の声が聞こえてくる柏原兵三「長い道」〜      中川 正次
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 柏原兵三の「長い道」を読んだ。彼が国民学校5年生の1944年9月から1年間、
入善町の祖父の家に東京から縁故疎開してきたことをもとにした小説である。
 これを原作として、舞台を朝日町とする漫画の「少年時代」が生まれ、映画
化され、井上陽水の歌が生まれた。「少年時代」は、私のオカリナ、十八番で
ある。

 兵三の分身である潔が、お祖母さんに、日本軍がインドでアメリカの飛行機
を撃ち落したニュースを告げた。お祖母さんは、「いたわしいこっちゃ、親も
あり兄弟もある方やろうに」と言う。潔は、「非国民になりますよ」と非難す
る。お祖母さんは、「非国民でも何でもいいっちゃ。そのアメリカの方にも、
嬶(かか)さまもお子もあったかも知れんに。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
と話す(桂書房版209ページ)。

 長い道から脇にそれる。潔の考えが普通だったろう。しかし、反対の例がな
いわけではない。工藤俊作という海軍中佐がいる。1942年3月、駆逐艦「雷」
艦長時、スラバヤ沖海戦で撃沈された英国艦船の漂流乗組員422名の救助を実
行させたのである。日露戦争では、上村彦之丞大将が、蔚山沖海戦での敵艦乗
組員を救助し、「わが国武士道の誉れ」として賞賛された歴史がある。こうし
た歴史が、国民全体に共有されていたら、戦犯で処刑される人も少なかっただ
ろう。

 とはいっても、そのころ無差別絨毯攻撃の東京大空襲があったことを思わな
いわけにはいかない。もっとも、ウィキペディアによると、立案実行したカー
チス・ルメイに対して、航空自衛隊の育成に貢献したからと日本政府は1964年
に勲一等旭日大綬章を授与した。さらには、勲一等の授与は天皇親授が通例で
あるが、昭和天皇はルメイへの親授を拒否されたというおまけまでついている。
戦争と国家という問題はやっかいだけど、ずっと考えていこう。

 長い道に戻る。学校が、生徒に一人1貫目(乾燥重量)の「よもぎ」を集め
てくることを命じた(246ページ)。学校に500貫の割り当てがあったのだ。目
的は火薬を作るため。インターネットで調べると、戦国時代に火縄銃のために
やっていたことがわかる。他に検索しても出てこないことから、富山県だけ、
あるいは下新川郡だけの命令だったのだろう。

 また、真珠湾攻撃が12月8日だったことから、毎月8日が、大詔奉戴日だっ
た。
 校長先生の発案で、生徒に「松かさ」を集めさせ、校庭で火をつけ、体操の
先生の音頭で「出て来い ニミッツ マッカーサー 出て来りゃあ 地獄に逆
落とし」と全員で歌った(368ページ)。

 柏原は1970年に「疎開派の『長い道』」という随筆を書いている。その中
で、「人間というものはまったく忘れっぽい動物だし、また苦しくて嫌なこと
はさっさと忘れた方が精神の衛生のためにもいいのだろうが、今の日本人を見
ていると、その忘れっぽさが度を越し過ぎているという気がしてならない」と
書いている(442ページ)。

 富山県には、忘れっぽさの克服に役立つ、こんな優れた文学作品があるのだ。

 びっくりするのは、潔の語り部能力である。級長の進が、親分として、同級
生たちを支配していた。除け者にされるという恐怖と暴力を梃子にして。潔
は、除け者にされたり仲間に入れてもらったりを繰り返した。進は、潔を仲間
に入れてやる条件として、貢物としてのお菓子と、語り部を強要した。潔は、
家から学校までの3キロの行き帰りの道で、十五少年漂流記、雲隠才蔵、怪人
二十面相などをグループに話させられたのだ。いずれも東京に置いてきた本を
覚えていて語ったのである。柏原は、日比谷高校卒業後、1953年に千葉大学医
学部に進む。1年で中退し、東大に進む。1968年に芥川賞受賞。その力は、入
善時代に培われたに相違ない。

 柏原は、1972年に脳出血で38歳の若さで死亡。1971年、高校一年の秋、学校
に講演に来られたことだけを、私は覚えている。

 私は、有峰を通じて、黒部の長井真隆先生、魚津の沢田恵美子さん・木内静
子さんと親しくさせていただいている。小説の中の、「いつ帰らあ?」「そい
がか」といった下新川の言葉が、長井先生たちの声で聞こえてくる。
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◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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◇ホームページありみネット http://www.arimine.net/
◇文化サークル活動所/有峰デジタル画廊にどしどし投稿お待ちしております。
 (デジタル写真でも絵画(写真に撮って)投稿ください。)
  有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。
◇有峰森林文化村では皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載いたしま
 すので、どしどし投稿をお待ちしております。
◇あて先   E-メール:info@arimine.net
◇お願い 
 有峰森林文化村新聞のお問い合せなどの返信メールは、受付が出来ない
システムになっていますので、ご留意をお願いします。(一斉配信のため)

                    有峰森林文化村助役(編集長)
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