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ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2012年11月2日 第270号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:766人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆前知事 紅葉の有峰(有峰森林文化村)に来村!!          有峰森林文化村
◆有峰村民によるリレーエッセイ第46回
  〜何んの役にもたたない木?〜                      源田 義一
◆ねじばな便り
  〜真川の変貌−2年目〜                           中川 正次
◆有峰森林文化公園のご利用のお礼(閉鎖にあたって)      有峰森林文化村
◆編集局からのお願い                 
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◆前知事 紅葉の有峰(有峰森林文化村)に来村!!          有峰森林文化村
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  さる、10月22日 前知事 中沖豊氏が来村されましたので、紅葉の有峰
をご案内しました。
  当日は、快晴の青空で、有峰の紅葉は大変きれいでした。
  最初に有峰ハウスで、有峰森林文化村での最近の活動状況や利用状況につ
いてお話をしました。
  特に最近の活動として、冷タ谷遊歩道沿いに、かつての有峰村の人々が森
林文化を築いた証「あがりこ」の木が群生している森に関する語り部講をし
ていることをお話したところ、大変驚いたご様子でぜひ見たいと言われました。
  また、有峰ハウス館内をご案内したところ、お風呂を見て「有峰にいると
は思えない素晴らしい風呂がある」と感嘆されていました。
  遅い昼食をレストラン有峰(有峰記念館内)で済まされた後、薬師岳登山
口の折立に行かれました。
  迎えてくれたのは、燃えるような紅葉のコハウチカエデと黄金のような黄
色の葉のミズナラの巨木でした。
  あまりにも素晴らしい紅葉の景色でしたので、一時の休憩を取り紅葉の景
色に見入って楽しまれているご様子でした。
  この後、冷タ谷、十郎谷まで行かれ、紅葉の有峰を十分に楽しまれたご様
子でした。
  有峰森林文化村の活動の一環であるご案内などに対して、お礼のお言葉を
頂きましたので恐縮をしているところです。
  また、来年の良き日にご来村される日を楽しみにお待ちしています。
                                     有峰森林文化村 助役
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◆有峰村民によるリレーエッセイ第46回
〜何んの役にもたたない木?〜                        源田 義一
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 「ツクバネ」と言う言葉は良く聞くし、地名としても有りますが、「ツク
バネ」は草ではなく、ビヤクダン科の落葉低木です。
 一方、ツクバネと名のつく草や木としては「ツクバネソウ」「ツクバネウ
ツギ」「ツクバネガシ」などがあります。
 「ツクバネソウ」はユリ科の多年草です。「ツクバネウツギ」は落葉低木
でスイカズラ科に属します。
 「ツクバネガシ」はブナ科の常緑大高木で中部以南の低山や台湾に分布す
る木で、他のツクバネ類とは自生地が相当懸け離れている。ツクバネガシ以
外は比較的低地に自生しているのですが、ツクバネソウは亜高山帯下部の針
葉樹林に生えています。
 小生は毎年、有峰に行くたびに、この三種類の自生の有無を注意深く観察
しているのですが見当りません。
 有峰は標高が可成りあるので自生の可能性が少ないのでは?〜と思ってま
すが見た事があったら教えて欲しいものです。
 「ツクバネ」は日本名で「衝羽根」と書くのですが、他の二種も同様の漢
字を書くのは同じです。
 城端地方にはツクバネ森林公園とか、ツクバネ牧場などの地名があり、こ
の地名から想定して、ここの場所、いやここら当たり一帯には所謂、「ツク
バネ」が自生していたか、自生していると想定されるのですが、なかなか、
この木が見当りません。
 一時、ツクバネは飾り木や料理の「ツマ」とする為に乱獲された事があり
少なくなっている様です。
 ところが驚いた事に私の山林の端に自生してる事がわかりました。
 今迄、山林の下草刈りをしていたのですが、全く気が付きませんでした。
 山林の見廻り作業をしていたら、木枝の先端に羽子板の羽根に似た実が付
いた低木が杉林の端の比較的日光が当る場所に沢山有る事を発見しました。
 木の大きさは高さ50〜100センチ位で、多枝した枝の葉は対生してい
て長卵形又は卵形で先が鋭く尖っていて葉は全緑で葉柄はない。
 枝を折り持ち帰り調べて見ると、この木は雌雄異株で雌花は枝先は単生し
雄花は散房花序で枝先につくとありました。
 確かにはご板の羽根様の形をした実が枝の先端に1ケづつ付いている様で
各枝の先端に沢山付いていて木全体を眺めると見事な美しさです。果実は楕
円状の卵形で大きさは1センチ位、秋になると黄茶色を帯びてきて卵形果実
の先に小苞が育った披針形の4枚の羽根が広がってついている。
 この状態がはご板遊びの「つく羽根」に似ているので前述の和名はそれに
よっているのです。
 この木は林等の日当りの比較的良い乾き易すい場所に偏よって自生してい
る感じがします。
 木が大きくなると木肌がやや白色味を帯び満遍無く小さなトゲ状の突起が
有る。
 ツクバネは何の役にもたたない木であると言われるが果実の形をめでて塩
漬けにしたものを料理の「ツマ」として御膳の中で高い位置に君臨している
時も見られる事があるから何の役にもたたない木とは可愛想な気がする。
 ツクバネの木全体の先端にハゴ板遊びの羽根を付けた実を接着剤でくっつ
けて飾り付けたのを観ることが有るが実に美しい。
 何の役にもたたない木と言うのは誰がつけたのだろう。

(参考文献)
1、 万有百科大事典(19)、植物(小学館)昭和47年
2、 日本の野生植物、木本(工)、平凡社(1989/2)
3、 図説、花と樹の大辞典(1996)、柏書房発行
4、 日本大百科全書(15)、小学館(1987年)
5、 朝日百科、世界の植物(朝日新聞社)1979年
6、 山溪カラー名鑑、日本の樹木(1996/11)
7、 世界の植物(朝日百科、1979/8)
8、 その他
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◆ねじばな便り
  〜真川の変貌−2年目〜                           中川 正次
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 「まるで上高地」と愛されてきた真川の河原が昨年、大きく変貌した。
  http://www.arimine.net/annai/paper20110812.htm
  http://www.arimine.net/annai/paper20110923.htm

 10月20日に現地を見てきた。
 折立の有峰林道連絡所から南の上流に向かって歩いて10分のところである。
 流木は相変わらず、河原に積まれている。まるで、ブルトーザーで寄せた
ように積まれている。もちろん、大きな水が立ち木を押し倒して流れ、流木
としてそこに溜まったのである。
 今年は、昨年より目立たなくなった。しかし、気にならなくなるまでには、
もう数年かかると思われる。
 長谷川幹夫さんは、「今年は、河原にカワラハハコの花ざかり」と予測さ
れたが、どうもそうはならなかったようである。
 折立から真川の土手を歩いてきて、真川の河原に降りるところの200メー
トルほど先に、国土交通省が作った橋が、真川に架かっている。その30メー
トルほど下流で、真川は二筋に分かれていた。右岸沿いに流れるものと、左
岸沿いに流れるものに分かれたのだ。
 二年前まで、右岸沿いは、流れが強かった。我々が土手から河原に降りる
あたりでは、水深が膝の上まで来ていた。流れも急だった。したがって、こ
の流れを渡ることは、少し危険だった。男性は、女性や子供の手を引いて渡
ったものである。
 二筋に分かれた川のうち左岸沿いに流れていたものは途中でさらに二筋に
別れ、真川の河原は、全部で三本の流れになっていたのである。土手から進
んでいくと、一本目が、膝の上まで水が来ていたが、あとの二本は、くるぶ
し程度だった。その三本が、上高地のような絶妙な景観を作っていた。
 ところが、昨年、最初の二筋に分かれるところに土砂がどんとたまり、二
筋に川が分かれなくなった。
 河床が70センチメートルほど高くなってしまったために、右岸沿いの流れ
は、枯れた。梅雨の大量の水が、土砂を運んだのだ。
 その結果、河原の右半分は、石ころだらけの運動場状態になり、反対に左
半分は水が勢いよく流れるようになった。一昨年までのような繊細な景観と
は程遠い。
 なんとしても、2年前のように、橋の下流30メートルほど先で、川が二筋
に分かれてもらわないと困る。かといって、人力・機械力でやれることでは
ない。再び梅雨の大雨で、どんと水が来て、もとに戻ることを祈るのみであ
る。
 イワナやサンショウウオがいる気配はなかった。現在の殺風景な河原が今
後、どのように変化していくのだろうか。

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◆有峰森林文化公園のご利用のお礼(閉鎖にあたって)      有峰森林文化村
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 まだまだ、晩秋の紅葉の美しさが残る景色が見られる有峰でありますが、
今年も後1週間ほどで(11月13日から閉鎖:有峰ハウスは11月4日の午後か
ら閉鎖)有峰森林文化公園の各施設を冬季閉鎖します。
 今年、有峰森林文化公園の各施設をご利用いただいた皆さまにお礼申し上
げます。
 また、今年ご利用いただいた皆さまから沢山の御意見をいただいており、
来年度にその御意見に沿うようできる限りの改善をしていきたいと考えてい
まので、来年度もぜひお越しいただきますようお待ちしています。
                               有峰森林文化村 助役(編集長)
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◆編集局からのお願い                          有峰森林文化村
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◇ホームページありみネット http://www.arimine.net/
◇文化サークル活動所/有峰デジタル画廊にどしどし 投稿をお待ちしており
ます。(デジタル写真でも絵画(写真に撮って)投稿ください。)
有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。
◇有峰森林文化村では皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載いたし
ますので、どしどし投稿をお待ちしております。

◇あて先
◇E-メール:info@arimine.net
◇お詫びとお願い
 有峰森林文化村新聞の返信メールは、受付が出来ないシステムになってい
ます(一斉配信のため)ので、有峰森林文化村のメールに届いていませんで
した。
 今まで、返信メールによりご連絡をいただいた皆さまにご迷惑をお掛けし
ました。
 また、このようなお知らせが遅れまして申し訳ありません。
 今後は、Eme-メールのアドレスのコピーを貼り付けて、有峰森林文化村に
ご連絡下さい。
                              有峰森林文化村 助役(編集長) 
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