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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2012年4月20日 第256号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:738人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ねじばな便り
 〜有峰の神について〜           中川 正次
◆2012年度(平成24年度)有峰森林文化村行事のご案内   有峰森林文化村
◆有峰森林文化村からのお知らせ(必見)        有峰森林文化村
◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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◆ねじばな便り
〜有峰の神について〜           中川 正次
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 2012年3月23日号の源田さんの原稿から、思いを広げさせてもらいます。

 例えば、健康に感謝する、親に感謝する、先生に感謝するということがあ
ります。
 しかし、その健康をもたらしてくれた神に感謝する、親を与えてくれた神
に感謝する、先生と出あわせてくれた神に感謝するとは、普通言いません。

 「あなたに感謝します」と言われるとうれしいけれども、「あなたがこう
してくれるよう手配してくれた神に感謝します」と言われると、うれしさが
薄くなります。

 同様に、有峰の水や森にとても感謝するけれども、それらをもたらしてい
る神に感謝するというのは、ピンと来ません。前回は、安全に感謝すると申
しましたけれども、安全をもたらしてくれる神がいるようで、いないようで、
わかりません。ひたすら、安全であることを希い、安全であったことを感謝
するだけです。

 西谷を歩きます。中坪達哉さんは、緑浄土という言葉を見つけられました。
 それも素晴しいけれども、私は、あの谷には、背丈が30センチくらいの、
とんがり帽子を被った妖精があちらこちらに遊んでいるような気がいつもし
ています。

 平成13年に有峰森林文化村構想ができました。その中にこんなことが書い
てあります。

 例えば、靴底で柔らかい落ち葉の感触を確かめつつ、ブナやトチノキの大
きな姿を見ながら猪根山遊歩道を歩く。うっそうたる枝葉を茂らせた古樹の
たたずまいには、いわば哲人の面影が感じられる。展望台につくと、汗をか
いた頬を風が心地よく伝わってきて、正面に大きく有峰湖が見える。視線を
左に転ずれば、薬師岳が夕陽に映えて神々しく拝まれる。

 樹々、湖、薬師岳には、何か精霊が宿っているような気がする。生と死を
幾万回と繰り返し、悠久の中で大切に受け継がれてきた、宇宙の哲理のよう
なものを感じる。有峰の遊歩道を歩くと、「人間が生きていくということは、
どういうことなのだろう。自然の一員でありながら自分を特別なものと思い
込んでいるのではないか。植物も動物もみな同じ命として、互いに助け合う
共生をし、生と死の繰り返しの循環をしている。くよくよしないで、元気を
出そう」という思いが、素直にわきあがってくる。

 委員長をお願いしていた石坂誠一先生、長井真隆先生、平内好子先生らと、
それこそ、楽しくまとめた部分です。今、しまったと思う箇所があります。
「うっそう」という言葉を使ったことです。猪根山にも西谷にも、うっそう
という言葉が当てはまる場所はないと思います。「鬱蒼」とは、樹木が茂っ
て、あたりが薄暗いさまです。
 有峰は、ブナなどの落葉広葉樹が茂る明るい森であって、鬱蒼とはしてい
ません。

 神のことを考えるとき、いつも思い出してしまうのが、「神様、仏様、稲
尾様」です。1958年、巨人との日本シリーズで3連敗し土俵際に追い詰めら
れた西鉄ライオンズが、稲尾和久投手の4連勝で逆転勝ちしたときに新聞に
載った言葉です。日本人にとっての神様観の一面を表現していると思います。

 今年も、遊歩道を歩きながら、一緒に歩く人と、神について、ああだこう
だと話をしてみたいと思っています。 
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◆2012年度(平成23年度)有峰森林文化村行事のご案内   有峰森林文化村
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 平成24年度、新しい年がスタートしました。富山市の松川ベリでは桜が散
り始め、新緑の葉桜の季節を迎えようとしています。

 一方、同じ富山市にある有峰では、まだ186p(4月19日の有峰ダム
観測点:昨年は158p:平均値119p)の積雪があります。

 現在の積雪は、昨年より多いが、4月に降った雪は締まった残雪ではない
ので、これからの有峰の暖かい日和により、雪解けも早まるものと思います。

 今、雪解け後の新緑の森林(もり)で思い切り有峰の空気を吸いたいと思い
ませんか。
 有峰森林文化村では、有峰の空気を思い切り吸い、俗世界のことを忘れ、
心と体のリフレッシュが期待できる数々の行事を企画しています。
 多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

〈行事名〉
 6月2日(土)〜6月3日(日)    山開き歓喜の集い
  ・6月2日(土)13時 ビジターセンターに集合
   ○語り部講「森林散策による有峰森林の過去・現在・未来について」
   ○語り部 
      平 英彰氏(元新潟大学院教授・元富山県林業試験所造林課長
  ・6月3日(日)12時 解散
  ・参加費   4,850円(一泊二日:夕食・朝食(餅つき)等)
  ・詳細は次号(5月2日)でご案内します。
  ・申し込みは、只今から受付します。

 6月6日(水)〜6月7日(日) 春の恵みの集い
               (講師 塩谷佳和氏:農業研究所副主幹) 
 6月30日(土)〜7月1日(日) 有峰俳句の会
               (講師 中坪達哉氏:富山県俳句連盟会長)
 7月28日(土)〜7月29日(日) 村民村仕事(草刈り)
 7月28日(土)〜7月29日(日) 有峰わくわく自然探検
 8月25日(土)〜8月26日(日) 親子ふれあい有峰
  有峰ダムのミステリーツアー(ダムの中の見学)を企画しています。
 9月2日(日)         愛着の森「木を測り続けて森を知る編」
  ・冷タ谷の森林調査(講師 長谷川幹夫氏:森林研究所課長)
 10月17日(水)〜10月18日(木) 秋の恵の集い
      (講師 栗林義弘氏:富山県中央植物園友の会 キノコ部会長)
 10月27日(土)〜10月28日(日) 山じまい感謝の集い
 
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◆有峰森林文化村からのお知らせ(必見)        有峰森林文化村
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◇有峰森林文化村は、平成24年度で開村してから10年を迎えます。
  この節目を迎えるにあたって、昨年度に有峰と富山市内で有峰森林文化
 村懇話会(長井真隆座長)を開催し、委員の皆様から「有峰森林文化活動
 のあり方」についてのご意見をいただきましたので紹介いたします。

(1)平成23年8月24日(有峰で開催)
 
 @「有峰森林文化活動の現状と課題、今後の対応」
  
  ・有峰森林文化に関する語り部講を継続するには、有峰に縁深く、すで
  に語り部のできる人材はいるが、それを伝えるための語り部になる人材
  を育成していくことが重要である。
  
  ・この場合、語り部となる人材バンクを立ち上げ、「昔の有峰を知って
  いるグループ」、「電源開発を知っているグループ」、「有峰の森林変
  遷などに詳しいグループ」に分けて整理していくことが重要である。
  

 A「有峰森林文化活動を実施するフィルドの現状と課題、今後の対応」

  ・有峰森林文化村が設立されたころは、遊歩道や展望台からダムがすっ
  きり見え眺望が良く、また、開放的な明るい森林であったが、樹木の成
  長により森林が暗くなっている。除伐などの森林整備をすべきである。
  
  ・有峰の静寂を守りたいという考えと、俗化させないで人を増やしたい
  という考えがあるが、有峰ビジターセンターで俗化させないよう工夫を
  凝らした情報の提供に務める必要がある。
  
  ・有峰ビジターセンターは、全ての施設の核になる施設と位置づけ、こ
  の施設が有峰に関する情報を提供する場所、遊歩道の案内を申し込む場
  所だと外からわかるように、有峰林道や駐車場から有峰ビジターセンタ
  ーへの誘導をするような工夫が必要である。
   また、有峰ビジターセンターの展示は、様々なジャンルの展示物があ
  る。展示する空間が限られているので、展示物やレイアウトに工夫が必
  要である。

(2)平成24年3月7日(富山市内で開催)

 @「森林文化活動の展開方向」

  ・有峰森林文化村は、村民主体を目指した組織なのだから、自主性を高
  めていく工夫が必要である。
   また、今後は、来訪者をサポートするボランティアの養成が必要にな
  ってくるのではないか。講習を通じての自主性や「有峰を人に紹介した
  い」という意識を高める取り組みがあれば良いと考える。

  ・村民の中に「友の会」のような自主運営の組織があるとよい。
   有峰森林文化村が行事を行う際、この自主運営の組織と共催という形
  で運営するとよい。 

  ・有峰森林文化村設立時には想定していなかったが、現実問題として多
  くの県民の方にとって有峰は遠いということや、林道利用料金の経済的
  負担などの多くの問題があることがわかった。
   しかし、それを克服してもらいたい。

  ・例えば、中央植物園の「友の会」であるが、入館料の免除がないので
  「友の会」の活動費を使って会員の入館料を負担している。

  ・有峰の活動を活性化させることも大事だが、有峰の一番の価値は環境
  にあるので、有峰の環境保全が原則である。

  ・有峰での語り部講は、電源開発と水源地、森林管理、森林文化の継承
  (文化村の使命)の3本柱にして次の活動につなげて欲しい。

 以上のご意見をいただきました。この他にも多様なご意見を頂きました。
 今後の活動の指針にと考えております。 
 有峰村民の皆さまのご意見もいただきたいと考えています。
 是非、ご意見を投稿していただきたく、お待ちしています。

◇ありみネットのトップページをリニューアルしました。
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 また、現在、改良の途中です。ご意見をお聞かせ下さい。
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◆編集局からのお願い                 有峰森林文化村
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ます。(デジタル写真でも絵画(写真に撮って)投稿ください。)
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◇有峰森林文化村では皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載いたし
ますので、どしどし投稿をお待ちしております。

◇あて先
◇Eメール:info@arimine.net

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