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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2011年12月02日 第247号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:736人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ねじばな便り   
 〜レイルウェイズの中で有峰は隠し味〜                             中川 正次
◆H23年度 有峰森林文化村活動をふりかえって            有峰森林文化村
◆編集局からのお願い                          有峰森林文化村
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◆ねじばな便り   
 〜レイルウェイズの中で有峰は隠し味〜                            中川 正次
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  映画、レイルウェイズを見てきました。富山地方鉄道(略して地鉄)が
舞台の映画です。筋をお話しすると、これから見ようという人のじゃまに
なるので、地鉄の話をします。
 
  何より、一番大好きな有峰口駅が大切なシーンで使われていました。
地鉄で、常願寺川を渡る橋は3つあります。上流から、立山線有峰口と千
垣の間の橋、上滝線岩峅寺と大川寺の間の橋(この文章の中では大川寺の
橋)、本線越中三郷と越中荏原の間の橋(三郷の橋)です。どの橋も映画
の中で大事に使われています。大川寺の橋の向こうには、有峰の水が流れ
る水路橋が見えます。
 
  そもそも上滝線(南富山から岩峅寺)は、有峰の電源開発の資材を運ぶ
ために作られた県営鉄道でした。電鉄富山から南富山は不二越線といいま
す。実際の電車は、電鉄富山から岩峅寺まで、不二越線と上滝線をつない
で走っています。有峰ダム建設の映画がありますが、その中で、和田川発
電所の水車を蒸気機関車で運んでいます。岩瀬港で陸揚げし、国鉄富山港
線、不二越線、上滝線、立山線小見(1970年に有峰口と改称)という経路
ではないかと推察しています。
 
  レイルウェイズの中で岩峅寺駅が大事なシーンに使われています。清楚
な駅です。そして最後のシーンがよかったです。上滝線月岡駅から大庄駅
に向かって田んぼの真ん中を電車が走ります。それを空から撮ってありま
す。スクリーンの下から上に向かって垂直に電車が走ります。その線路を
まっすぐ伸ばした先に、雪に輝く薬師岳。さりげなく、有峰はレイルウェ
イズの中で効いています。
 
  映画を見終わって反芻すると、「あれ」と思うことがいくつかあります。
それがまた映画を見る楽しさというものでしょう。
 
  その1 主人公の三浦友和が現役最後の運転を、宇奈月温泉から電鉄富
山までします。したがって、上市を通ります。電車が上市に着くと、進行
方向がひっくり返ります。運転手は、最後尾まで歩いて運転台にたどりつ
きます。最終運転にしては、なんとなく間延びした行動をとらなければな
らないのです。上市でのひっくり返しは、全国的に珍しいことなので、そ
んなシーンがあるとよかったです。
  映画にそんなのを入れるとややこしくなるので、無視されたものでしょ
う。しかし、がっかりしている上市の人もいると思います。
 
  その2 住所問題です。主人公は、南富山の駅の近くに家があり、自転
車で駅まで通っていました。地鉄の運転手はどこに住んでいるのでしょう
か。立山線でいうと、電鉄富山発の終電の立山駅着は、23時15分。電鉄富
山行きの始発は、立山駅5時41分発。回送電車を走らすのは無駄なので、
立山駅の中に、運転手の寝るところがあるのだろうと推測しました。宇奈
月温泉駅でも同様だと思います。多くの運転手は、稲荷町あるいは南富山
あたりに自宅があって、自宅から、徒歩か自転車か自動車で車庫まで行っ
て勤務につくのでしょう。早番もあれば遅番もありますでしょう。宿舎や
寮があるかもしれません。駅員について考えてみましょう。電鉄富山駅の
始発は、不二越・上滝線の岩峅寺行きが5時10分本線の上市行きが5時
24分、立山線の立山行きが5時44分。どうやって通うのでしょうか。
駅に宿直室がありそうです。いずれにせよ、電鉄富山の近くに家がないと
困ります。つまり、地鉄で働く人は、運転手だろうと整備の人だろうと駅
員だろうと、電鉄富山、稲荷町、南富山近辺に家がないと困ります。出身
が魚津の人でも上滝の人でもあってでもです。鉄道というものは、車庫や
中心駅の近くに社員が住んでいないとうまく回りませんね。
 
 北陸新幹線ができると、北陸本線はJRから引き離されて、第3セクタ
ー経営になります。JRの人の住所問題、第3セクターの人の住所問題は、
ご本人にとっても家族にとっても大きな心配だろうと思います。三浦友和
の自転車通勤でそのことがよくわかりました。
 
 映画の撮影に当たって、地鉄はすごい協力をしています。大拍手。この
映画によって観光振興につながればという気持ちはよくわかります。
 それ以上に、自動車で移動するのを控えて、なるべくなるべく、電車に
乗りましょう。そのことの強調が、報道を見る限り少なすぎます。
 
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◆H23年度 有峰森林文化村活動をふりかえって           有峰森林文化村
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 有峰から下山して3週間が過ぎようとしています。
今回は、山開き歓喜の集いをふりかえりたいと思います。
2011年 有峰森林文化村最初の行事、6月4日・5日の一泊二日の日程で、
13名の有峰村民の方々と山開き歓喜の集いを行いました。
 1日日は、午後からビジターセンターに集合し、参加者が集まり、有峰
東谷飛越トンネル方面へ向かいました。
「東谷から見る有峰の森林」のコンセプトで、長谷川幹夫さんに樹木の配
置などについての語り部(写真@)を聞きました。
東谷から見た周辺の樹種は有峰でも少し違う雰囲気を感じました。
 写真@写真A
                    
 場所を移りまして、冷タ谷遊歩道で樹木についての語り部(樹種、樹皮
など)をしていただき、冷タ谷遊歩道を散策(写真A)しながら自然観察
をしました。
 夜には有峰ハウス囲炉裏端(写真B)にて、語り部 山森潔さんに「湖
底に沈んだ有峰の歴史」と題して有峰の歴史、文化の話を聞きました。
 山森氏の話を聞きながら参加者も知らない有峰の歴史等に釘けになって
いました。
 
写真B
 
 2日目早朝、有峰ハウス別館前でお供えの鏡餅、注連縄、朝食の準備を
しました。
 餅つきの語り部、佐竹ご夫妻。
 注連縄の語り部、沢田恵美子さん、木内静子さん、関口マスエさん。
 各語り部から指導を受けて餅の搗き方、注連縄の締め方、注連縄に至っ
ては貴重な古代米の稲(写真C)を使用して注連縄を作りました。
 
写真C
 
 すべての準備が終わり次第、有峰ハウス別館横にある、有峰大助にお参
りをして、朝食を食べ終わった後は、山開きの安全祈願(慰霊碑、展望台、
冷タ谷キャンプ場湖畔、有峰村民のお墓、折立の薬師太朗)をしました。
 H23年度の安全、行事の成功を願いました。
 山開き歓喜の集いは有峰村民、有峰文化村スタッフのスタートでもあり
ますので、大切な行事だと思っています。
 
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◆編集局からのお願い
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