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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2011年10月7日 第243号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:730人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆有峰村民によるリレーエッセイ第26回
 〜有峰ニンニクトンネルの名称の由来〜       源田 義一
◆ねじばな便り   
 〜有峰口駅に響くコーラス〜              中川 正次
◆「山じまい感謝の集い」の参加者を募集しています  有峰森林文化村
◆10月の行事予定          有峰森林文化村
◆編集局からのお願い                有峰森林文化村
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◆有峰村民によるリレーエッセイ第26回
 〜有峰ニンニクトンネルの名称の由来〜 源田 義一
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 小見線を有峰湖まで車を走らせるとその途中に“7つ”のトンネルがあ
る。その中でも変わった名称のトンネルがある。小生は通るたびに、何時
も気に掛けている。その名はニンニクトンネルである。
 今は新しく掘られた新ニンニクトンネルとなっている。小生の知る限り
ではトンネルはその地や川、沢、山等、そのトンネルや土地に馴染み深い
名称が付けられているのが普通だと思う。だからこのニンニクトンネルの
名称は変わった名前でその名前からニンニクに関する何かが有って付けら
れたのだろうと非常に興味を持った。
 色んな人達にその由来を聞いてみた。そうすると例外無く、あの地一帯
にはニンニクがたくさん生えていたのだろう?との答えが返ってくるので
ある。考えるに普通のニンニク、つまり球根を食するニンニクとは地形、
標高から違うだろう。ならば行者ニンニクの事ではなかろうか?と考えた。
 恐らく昔、有峰村の人々が立山、大沢野、富山等と交流する生活道路と
して往来していた中で、この地帯に行者ニンニクが群生していた。
 それを発見して有峰の人々がこの地域を”◯◯ニンニク地”などと名付
けたのでは?と推察、推理するのは飛躍で間違いだろうか?
 有峰村の人々と立山、富山の村々との交流には距離と山並み地形から考
えて、相当な体力、健脚が必須条件で、今日に言えば、強靭なスタミナが
必要だった事が想像される。
 行者ニンニクが古来より深山で、修行する僧などの体力増強食材として
利用されていたから、ニンニクトンネル地帯の自生ニンニク、所謂、行者
ニンニクが有峰村の人々の食材の一部として取り入れられ、山奥の仕事等
の体力維持、快復スタミナ食として、山菜の形で珍重されていたのでは?
と独断と偏見で推理した。
 今では新ニンニクトンネルが掘られ車で素通りしてしまうが、この地は
昔の有峰村の人々には健康維持の山菜が採れる極めて重要な場所だったの
かも知れない。
 今も近傍の谷や周囲の斜面には、ひっそりと行者ニンニクが自生してい
る可能性がある。
 行者ニンニク(Allium victorialis L.ssp.platyphyllum Hult)は、
ユリ科ネギ属の多年生植物で強い臭気が有り、その臭気に多くの薬理成分
が含まれている。
 北海道の山に登山すれば、登り口の高度から草が生えている程にたくさ
ん自生しているし、本州では関西以上の深山、日本海沿いの山地の林床に
生育してるが繁殖力の弱さと乱獲の為、自生地が少なくなってきている。
 行者ニンニクは成草になる迄、5〜6年程度要するので、なかなか株数
が増えない。種は“ノビル”や“ネギ”と似ていて、小さな黒い種として
採れる。
 秋に蒔種し翌春に芽が出るが、1年目は葉又は2葉程度の成長で終わり、
2〜3年でやっと4〜5葉まで成長するほどの繁殖力しかない弱い植物で
ある。
 この山菜の一種である行者ニンニクは安全な自然物としての、体力増強
食材として、又疲労回復、滋養強壮効果を持つ事で知られている。
 食材としての行者ニンニクの特徴は普通のニンニクは球根部位を利用す
るが、これは葉と茎を利用する事である。
 球根は小さく利用出来ないのである。最も違うのは食してもニンニクの
強烈な臭いが残臭しない事で、しかも効果が変わらないのだ。
 少し詳しくにおいの成分に付いて話そう。(科学的で難解かも知れない
が、少し聞いて!!)行者ニンニク臭の主たる揮発成分は80種ばかり知
られているが、その中でも特に4つの成分、即ち、ニラ臭成分「メチル・
アルリ・ジスルフィド」ニンニク臭成分「ジアリル・ジスルフィド」たく
わん臭の「ジメチル・ジスルフィド」「メチル・アリル・トリスルフィド」
が臭いの主成分化合物だが、とても重要な物質なのである。(あー、難し
かった!!)これ等の臭いの成分は私達の体に重要な予防効果を“与える”
ことが分かっている。
 動脈硬化、脳梗塞、ガン予防、抗菌作用等で、昔の有峰村民も自然が与
えてくれた知識として、日々の生活の中で有効に利用活用していたのでだ
と思う。
 行者ニンニクの調理法の一部の開示しよう。
@そのまま食する。Aゆでて食する。B煮る。C揚げる。D炒める、焼く
であるが、Dが最もポピュラーな料理法で茎、葉を冷たい内にみじん切り
し、直ちにタマゴやひき肉に混ぜ、他の食材も加えて調理すれば、薬理成
分を逃さず効能を引き出す美味しい食材となる。
 昔の有峰村の人々は深い山奥に居住しながら、何故、大病もせず丈夫で
生活出来たのか?
 それは行者ニンニクを貴重な食材として調理し、保存し日々の生活の中
に密着させ必要に応じて、スタミナ食として有効活用していたからに違い
ない。
 今に残るニンニクトンネルの名称から昔の有峰村の生活の知恵と勝手に
想像し思い描いてみた次第である。(完)
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◆ねじばな便り   
 〜有峰口駅に響くコーラス〜 中川 正次
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 9月19日、6人で有峰に日帰りで行くことにしていた。6人のうち5
人が同学年で、残る一人は少し上である。学校はばらばらで、初めて顔を
合わせた人もいれば、年1度に会っている人もいる。女性4人、男性2人。
 前夜から雨が降っていたので、「有峰は逃げない」の原則に則り、無理
して行かないことになった。来年がある。
 有峰では、6人で音楽を楽しむ時間も予定していたので、上滝の喫茶店
「さりげなく」に行くことにした。集合場所が高岡であるから、有峰に行
くのをやめて、有峰の麓、上滝まで行くという変更は、変といえば変。
 「さりげなく」は昨年の暮れに開いた店で、上滝小学校のちょっと先に
ある。ギターと音響設備があって、お客さんが、ギターを鳴らしてもいい
店である。一般の喫茶店には、新聞や漫画がおいてあるけれども、それと
同じノリでギターなどがおいてある。もちろん、「さりげなく」にも新聞
雑誌はおいてある。
 時折、ライブが開かれる店であっても、お客さんは勝手に楽器を鳴らす
ことが普通できない。他のお客さんに迷惑だからだ。「さりげなく」お客
さんは、食事をし、お友達とおしゃべりを楽しんでいて、誰かが、ギター
を鳴らしていてもおかまいなしである。演奏が終わると、お義理で拍手し
て下さる。その気楽さ加減がちょうどいい。だから、ギターの練習をして
も一向に構わない。極端な話、何かを注文をすれば、どれだけ居てもかま
わない。鳴らそうが鳴らすまいが、お金は別に請求されない。私たちは、
10時過ぎに入って、1時に出た。
 最初、モーニングサービスを頼んで、お腹は空いていなかったけど、12
時近くになって、気の毒だったのでランチも頼んだ。締めて、一人1,180円。
安い。
 男性二人は、ギターを鳴らす。私は、オカリナも鳴らす。二人とも、
五十の手習い。当然、レパートリーは少ない。おしゃべりの合間に、一人
がマイクのところに行って演奏し、女性たちが声をそろえて歌うというパ
ターンの繰り返し。私が、「おぼろ月夜」を演奏すると、他のテーブルに
いた知らない女性が近寄ってきて、みんなと一緒に「菜の花畑に、入り日
薄れ♪」と歌ってくださった。
 1時になり飽きてきたので、私は、富山地方鉄道立山線有峰口駅に行こ
うと提案した。近く公開される映画「Railways2」のロケ地だから、映画
を見ていただくためにも是非にと思ったからだ。6人は高岡市・砺波市・
南砺市なので、私以外、有峰口駅に降りたことなし。立山線に乗ったこと
も、小学校の立山登山以来の人たちである。
 有峰口駅は、私の一番好きな駅であり、よく絵手紙をかく駅である。
もとの名前が「小見駅」であったことがしのばれる看板、ホームに上がっ
て見える山や線路の姿、出札口と書かれた窓ガラスなどを、味わってもら
った。短歌の短冊が飾ってあって、なんだろうと問う人がいたので、「昭
和38年の薬師岳遭難」の話をした。電車の本数は少ないとは言え、城端線
よりましではないかと話した。今、調べてみると上り17本、下り18本。
城端線は、上り下りとも17本。氷見線は、上り19本、下り18本。い
い勝負をしている。みなさん、公共交通機関を利用しましょう。
 駅の待合室は、木のベンチが窓際を囲んでいる。最後の締めを「今日の
日はさようなら♪」で、私のギターでしようと提案した。最近、鳴らせる
ようになった曲で、スケッチブックに貼った楽譜がないと鳴らせない。
 スケッチブックを床に置くと、遠くて見えない。ベンチに置くと、ギタ
ーとの位置関係が悪い。傘たてに使われている円筒型のゴミ箱があったの
で、それを使うことにした。傘を床に置いてスケッチブックをゴミ箱の上
に広げたら、ゴミ箱の口径が大きくて、スケッチブックが落ちていく。
 そこで、一本の傘を横に渡して置いたら、ばっちりの譜面台になった。
 この手の現場対応こそが、楽しい。山あいの駅に、6人のコーラスが響
いた。

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◆「山じまい感謝の集い」の参加者を
 募集しています                 有峰森林文化村
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 「山じまい感謝の集い」の開催のご案内
  〜有峰の森は紅葉真っ盛り〜

1 目的  有峰の森を知り、有峰の森の恵みに感謝するとともに、有峰
村民の相互の交流も深める。

2 主催  社団法人 富山県農林水産公社

3 日程  平成23年10月29日(土)〜30日(日)

<10月29日(土)>
13時   有峰ビジターセンター集合
      ”自家用車でお越しの方は、事前に林道通行引換券をお渡し
      します。また、自家用車でお越しできない方は、ご連絡くだ
      さい。”
      
13時20分   自家用車で冷タ谷遊歩道へ向かう
13時45分 冷タ谷遊歩道トレッキング(ゆっくりと)
〜有峰の森を知る〜
      ○トトロやもののけ姫が住んでいそうな「あがりこの森」で
       神秘的かつ幻想的な雰囲気に包まれてみませんか!
15時30分  ・有峰ハウスへ向かう
16時    ・有峰ハウスチェックイン、自由時間、入浴
18時 ・夕食
20時    ・語り部講
       〜有峰の森を知る〜
○有峰の森林を見つめてきた当時の森林伐採関係者が語る
          語り部  叶_高  相談役  永田 久二 氏

<10月30日(日)>
6時00分   ○もちつき準備
6時30分   ○朝の散策(自由参加)
       (自然探検歩道:猪根谷沿い 1時間コース)
      ○もちつき、お供え(有峰大助)、朝食
9時    お供え(慰霊碑、展望台、お墓、冷タ谷湖畔、
薬師太郎・花子)
11時30分  一年の振り返り(有峰ビジターセンター)
12時     解散

4 対象者  有峰村民(定員25名)

5 参加費  4,850円

6 必需品
  水筒、保険証のコピー、カッパ、長靴、長袖・長ズボン・帽子(色
は、黒いもの:ハチの被害を避けるため)、軍手、雪模様のときは
スノータイヤ、参加費

 ※有峰ハウスには、ゆかた、丹前、歯磨きセット、フェイスタオル
(バスタオルはありません)、ドライヤーがあります。

7 申し込み、問い合わせ
住所・氏名(フリガナ記載)・性別・年齢・電話番号を記載して
   平成23年10月15日(土)まで(必着)に、ハガキ又は
メールで申し込んでください。

郵便930−1458 富山市有峰
 社団法人富山県農林水産公社有峰森林部「山じまい感謝の集い」係

(1)電子メールinfo@arimine.net

(2)電話 076−481-1758 担当 田上、山本

●参加申し込みを文化村スタッフ一同がお待ちしています。

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◆10月の行事予定                 有峰森林文化村
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○10月15日(土)〜16日(日)・・・・・・・・・・有峰俳句の会
○10月19日(水)〜20日(木)・・・・・・・・・秋の恵みの集い
○10月22日(土)・・・・・・・・・・日帰り語り部講(老田公民館)
○10月23日(日)・・・・・・・・・・・・ありみね高校生学びの森
○10月29日(土)〜30日(日)・・・・・・・山じまい感謝の集い
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◆編集局からのお詫び 
 メール配信及びありみネットへの掲載が遅れました。
 お詫び申し上げます。
◆編集局からのお願い
・ホームページ”ありみネット(http://www.arimine.net/)

  /文化サークル活動所/有峰デジタル画廊"にどしどし 投稿をお願いし
 ます。(デジタル写真でも絵画(写真に撮って)投稿ください。)

 有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。

 皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載しますので、どしどし
投稿ください。お待ちしております。
あて先は
Eメール:info@arimine.net