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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2011年7月29日 第238号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:728人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第116回目 有峰からオレゴンへ   
 〜梅雨入り前のはずだった有峰吟行〜 中川正次
◆有峰公開観察会                  富山県生物学会
◆6月有峰俳句ポスト                有峰森林文化村
◆8月の行事予定           有峰森林文化村
◆編集局からのお願い                有峰森林文化村
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◆オレゴン有峰往復書簡第116回目 有峰からオレゴンへ   
 〜梅雨入り前のはずだった有峰吟行〜 中川正次
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6月23日木曜日に、中坪達哉さんと吟行をした。西谷いのちの沢に、愛着の
森するのが一番大切な目標である。

同行者は、富山市の森田由樹子さんと、氷見市の本川祐治郎さん。私の小
さな車に4人が乗って有峰に向かった。

梅雨入り前は、有峰の天候が一番安定しているので、6月23日を選んだ。
しかし、今年は梅雨入りが早く、日の設定が1週間くらい遅かったようであ
る。カッパを着ての散策だった。しかし、大きな雨には遭わなかった。

コースは、猪根山遊歩道→真川→西谷を予定していたが、雨が降りそうな
ので、真川は割愛。中高年4人組、中洲に取り残されるなんて、ニュースに
なりたくないので。

猪根山遊歩道を登り第一展望台についた。湖は満水で、風が無く、宝来島
の島影が湖面に映っている。中坪さんに、「こんなのはどう俳句するんで
すか」と聞くと、「俳句にしません。そのまんまだから。写真には勝てな
い」とのこと。さもありなむ。

いつものことながら、雨の遊歩道は楽しい。光が差したり曇ったりの変化
と、葉っぱの重なり具合とが微妙に連動して、息を飲む。

梅雨晴のスポットライト遊歩道    中川 正次

遊歩道の脇に、ギンリョウソウが群生している。ツクシぐらいの大きさの
白い植物である。光合成しない。調べてみると種子植物だそうで、不思議
な生態をしている。

有峰では、梅雨時期から秋まで長い期間観察される。
私の感覚としては、ヘビなどはどうってことはないが、気持ちが悪いに属
する植物である。山川草木悉皆成仏といいつつ、いい加減な私である。

銀竜草ひとりでは来ることもなし   中坪 達哉

積雪計が立っている猪根山のてっぺんにつくと、薄茶色の泡のようなものが
葉っぱの上にたくさんついている。

「なんだこれは」ということになり、わいわい詮議していると、ナナカマド
ということがわかった。赤い実がなる
ナナカマドが、こんな地味な花を咲かせるとは思わなかった。

ななかまど花咲く空中回廊に     本川祐治郎

猪根山遊歩道のブナの根元と、西谷入り口のアスファルトのところに、モリ
アオガエルの卵塊があった。色の白さから、産んだばかりなのだろう。

産みおとすメレンゲ卵青ガエル    本川祐治郎

猪根山遊歩道と西谷を比べると、緑のボリュームが違う。西谷の次に猪根山
を回ると、いい味を持っている猪根山が見劣りする。

猪根山が西谷よりもしんどいので、猪根山を二番目にもってくると、非難の
嵐を受ける。だから、猪根山→西谷がよい。

谷を行く緑浄土の香をまとひ     中坪達哉
沢音に緑浄土を迷ふなし       中坪達哉

いよいよ、目的地の西谷いのちの沢についた。森田さんは、裸足になってい
る。引率者としては、こけて頭を打ったりしないでと不安な時間でもある。

沢水や裸足をくすぐる緑苔      森田由樹子

上滝まで降りてきて、街路を走りながら、私が「有峰に比べると、まるで砂
漠ですね」と言うと、皆、納得。

婦中大橋を走る頃には、土砂降りになった。翌日、有峰林道が通行止めにな
った由。くわばらくらばら。
 
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◆有峰公開観察会                  富山県生物学会
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平成23年度 有峰公開観察会 
 
富山県の避暑地“有峰”でフィトンチッドをたっぷり浴びませんか。

生物学会員が、ブナ林の構造や働きなどを観察し、解説します。林の中が
どんな様子なのか、温度や照度を実際に調べてみましょう。
また、午後からは有峰湖の魚や渓流の両生類を観察します。

場所:富山市有峰(標高1100m前後の西谷ブナ林と峠谷、蓬莱島周辺)

期日:平成23年8月28日(日)(小雨決行)

交通手段:小型貸し切りバス

集合:富山駅北口8:20 
または 立山アルペン村9:00

経費:2000円(保険を含む)※小学生以下は半額

募集人数:約20名(先着順に締め切ります)

準備:白系の服装、はき慣れた靴(長靴)筆記用具、昼食、飲料水、雨具

日程:内容 
 8:30     富山駅北口出発 
 9:10     立山アルペン村出発(駐車場は指示に従ってください)
 10:30〜12:20 西谷周辺のブナ林の観察(講師:佐藤卓)
 12:30〜13:00 昼食(冷タ谷キャンプ場)
 13:10〜15:00 峠谷、蓬莱島周辺で魚類、両生類の観察(講師:福田保)
 16:00     立山アルペン村帰着 
16:45頃  富山駅北口帰着

申込:氏名・住所・電話番号・乗車する場所(富山駅北口またはアルペン
村明記)を佐藤まで連絡ください。
@メールの場合  ygryh396@yahoo.co.jp 
A往復はがきの場合 〒939-3553富山市水橋的場195 佐藤卓宛

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◆6月に寄せられた俳句               有峰森林文化村
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有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました6月のよい句を中坪達哉
さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載しますの
で、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句ポ
ストに投稿してください。

6月の「有峰俳句ポスト」入選句   中坪 達哉 選

沢水や裸足をくすぐる緑苔      森田由樹子

ななかまど花咲く空中回廊に     本川祐治郎

産みおとすメレンゲ卵青ガエル      同

懐かしきキャンプサイトに緑雨      同

さえずりに湖も良き目覚めかな    岩崎千鶴子

梅雨晴のスポットライト遊歩道    中川 正次

銀竜草ひとりでは来ることもなし   中坪 達哉

谷を行く緑浄土の香をまとひ       同

沢音に緑浄土を迷ふなし         同

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◆8月の行事予定                  有峰森林文化村
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○8月8日(月)〜10日(水)・・・ありみね高校生学びの森
○8月20日(土)・・・・・・・・・日帰り語り部講(成美公民館)
○8月21日(日)〜22日(月)・・・親子ふれあい有峰
○8月27日(土)・・・・・・・・・日帰り語り部講(飯野公民館)  
○8月28日(日)・・・・・・・・・富山県生物学会
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◆編集局からのお願い
・ホームページ”ありみネット/文化サークル活動所/有峰デジタル画廊"
にどしどし 投稿をお願いします。(デジタル写真でも絵画(写真に撮っ
て)投稿ください。)
 有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。
 皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載しますので、どしどし
投稿ください。お待ちしております。
あて先は
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