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ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2011年7月1日 第236号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:728人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆有峰村民によるリレーエッセイ第20回
 〜有峰について〜         田中好和
◆オレゴン有峰往復書簡第114回目 有峰からオレゴンへ   
 〜狭まったナホコ海峡〜 中川正次
◆有峰林道小口川線(おぐちがわせん)は、7月1日(金)に通行再開します
        有峰森林文化村
◆編集局からのお願い                有峰森林文化村
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◆有峰村民によるリレーエッセイ第20回
 〜有峰について〜         田中好和
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 私が有峰に行きだして、今年で5年目になります。

 きっかけは、大阪の朝日放送のラジオ番組で中川さんが有峰文化村の紹

介をされていたのを通勤時にラジオで聞いていたのがきっかけでした。

 もともとは趣味が渓流つりで奥飛騨に川を見に行った帰りに有峰湖に寄

って帰ろうとしたが、飛越トンネルまできたとき、トンネルが閉鎖してい

た思い出がありました。

 平成19年3月に村民登録をしまして、登録番号555というラッキーな番号

でした。

 平成19年6月に山開き歓喜の集いに夫婦で初参加しました。林道を登って

いくと、飛騨方向との別れ道まで来ると、急に空の視界が広がり、山の上

まできたと実感しました。

 猪根山遊歩道を歩き、ブナ、ミズナラの大木等を身近で初めて見ました。

森の中から見る森は非常に明るく、新緑がきれいでした。

 京都から5時間かけて来た甲斐がありました。それからは春と秋の有峰行

きが我が家の年中行事になり、山開きと山じまいに参加しています。

 今後も参加するつもりでいます。自然だより、楽しみにしています。
 
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◆オレゴン有峰往復書簡第114回目 有峰からオレゴンへ   
 〜狭まったナホコ海峡〜 中川正次
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 6月4日の猪根山遊歩道での発見、その2をお伝えします。

 「成長する地図」の話です。「成長する地図」というのは、愛着の森対

話編の2007年10月13日開始の25号です。石に生えたコケの生育ぶりを定点

観測しています。

 場所は、2006年10月9日開始の17号「豊穣の樹」の根元にあります。

 「豊穣の樹」というのは、山内智子さんが名付け親です。有峰ハウス別

館から登り始めて50メートルくらいのところにある大きなトチノキです。

 この「豊穣の樹」、私の知る限り、有峰でこれほど実をつけるトチノキ

はありません。

「成長する地図」は、その「豊穣の樹」の根元にあるハンドボールくらい

の大きさの石の表面で生きているチズゴケです。名づけ親は、加藤菜穂子

さんです。去年だか一昨年だかに、石の上に赤いペンキが塗られたので、

より一層わかりやすくなりました。ペンキが塗られた理由は、私にはわか

りません。

 加藤さんが、地図のような不思議な石だと言いはじめたときは、私と加

藤さんは、そんな石があるのだと思っていました。しばらくたって、チズ

ゴケというコケが生えていることがわかりました。室町時代の日本地図の

ように、コケがコロニーを作っています。一つ一つのコロニーは、親指の

つめくらいの大きさをしています。本州のように数十個のコロニーが展開

しているのですが、一つのコロニーが佐渡島のように離れていました。

そこで本州と佐渡島の間の海峡を、「ナホコ海峡」と呼ぶことにしました。

最初の頃は、3ミリくらいの距離がありました。

6月4日に観察すると、そのナホコ海峡が1ミリぐらいの距離に縮まってい

ました。コロニーが成長したからです。ビジターセンターにアルバムがあり

ますから、その成長がわかります。

インターネットで調べると、チズゴケには、たくさんの種類があるよう

です。黄色のものが多いようですが、「成長する地図」のチズゴケは、灰

色です。この生態は不思議です。根はありません。石に、ぴたっとついて

います。人間がつめでひっかいたくらいではとれません。鎌の先でもとれ

ないかもしれません。

少し緑色をしていることから、光合成をして、石の表面を伝う水から養

分を採り、体を作っているのでしょう。シャーレの寒天培地で数種類のカ

ビを育てたみたいになっています。遺伝子の違うコケが、兄弟のようにそ

れぞれのコロニーと作っているのか、同じ遺伝子のコケが、一卵性双生児

のように、コロニーを作っているのか知りたいところです。それとも電車

に乗り合わせたような他人同士のコロニーなのか。

愛着の森対話編を始めた頃は、木が大きくなる様子を観察できればいい

と思っていましたが、意図せざるいろんな変化を観察しています。

「成長する地図」の他に、私が気付いたものを、3つ挙げると、

1 4番「逍遥菩薩平和街道」の真ん中のブナが倒れてしまったが、その

根がとても浅いことがわかった。岩だらけのところにブナが大きく育

ったが、所詮、土が浅く根を深くできなかった。それで雪解け時か大

風が吹いたときに、どすんと倒れたものと思われる。

2 23番「朴の木Brothers」が、兄と弟の二本とも、誰かに鉈で幹をば

さっと切られてしまった。しかし、横から幹が執念で生えてきた。前

は、枝だったのが、幹に代わる感じ。

3 同じく23番「朴の木Brothers」で、写真に写っていたY子さんが数年

前から比べるとダイエットに成功したことがわかった。6月23日、本人、

大喜び。

最後に、3番「あいちゃん」は、ビジターセンター前のブナです。6月23日、

有峰に行った折、柿色のブナの実がなっているのを見つけました。他に、実

のなっているブナは、猪根山遊歩道であと一本見つけただけです。西谷では

見ませんでした。この「あいちゃん」は多産のようで私が有峰で働いていた

頃もよく実をつけていました。今年はブナの豊作の年なのかどうなのか。

要観察。
 
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◆有峰林道小口川線(おぐちがわせん)は、7月1日(金)に通行再開します

                          有峰森林文化村
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1.有峰林道の開通について
7月1日(金)から、冬季閉鎖していた水須(みずす)連絡所から有峰ダム

に至る有峰林道『小口川線』24.9kmの一般供用を開始します。

通行時間は、他の有峰林道同様午前6時から午後8時までです。(注:

午後8時から翌朝6時までは林道を通行できませんので、十分ご注意願

います。)

通行料金は1車両1回につき、大型車 4,300円、小型車 1,800円及び

自動二輪車等300円です。 (注:車両の区分や林道通行情報については、

森林政策課ホームページ中の『有峰森林文化村「ありみネット」』の

「林道通行情報」をご覧ください。)

 なお、小口川線以外の有峰林道は、6月1日から供用を開始しています。
 
2.各種イベント等について

(1)有峰ハウスは6月1日(水)から営業しています。料金、営業日、

予約状況等は、インターネット『ありみネット』又は電話によりご

確認願います。


(2) 7月のおもなイベント等

   ・ビジターセンターは供用期間中は無休 9:00から16:30まで開いて

います。

   ・有峰村民・村仕事の集い  7月30日(土)〜 31日(日)
・有峰わくわく自然探険   7月30日(土)〜 31日(日)

3.お問い合わせ

(1)林道通行関係

   電 話 076-482-1420又は080-1965-5833

(2)有峰ハウス、有峰森林文化村行事関係

   電 話 076-481-1758

   メール mm3@arimine.net(有峰ハウスの予約専用)

       info@arimine.net(有峰森林文化村行事関係)

(3)森林政策課  http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/
1603/index.html

   ありみネット http:www//arimine.net/

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◆編集局からのお願い
・ホームページ”ありみネット/文化サークル活動所/有峰デジタル画廊"
にどしどし 投稿をお願いします。(デジタル写真でも絵画(写真に撮っ
て)投稿ください。)
 有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。
 皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載しますので、どしどし
投稿ください。お待ちしております。
あて先は
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