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ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2011年5月6日 第232号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/田上十志郎
(発行日現在の有峰村民人口:726人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆有峰村民によるリレーエッセイ第17回           野崎亜紀
 〜わたしと森と海〜
◆オレゴン有峰往復書簡第110回目 有峰からオレゴンへ    中川正次
 〜中高年の勉強空間〜  
◆「春の恵みの集い」の参加者を募集しています    有峰森林文化村
◆有峰森林文化村のスタッフ決定           有峰森林文化村
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◆有峰村民によるリレーエッセイ第17回  野崎亜紀
 〜わたしと森と海〜
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初めてのこどもを妊娠したとき、こどもには自然体験をさせたい!!
と思い、ちょうど姉が山や森が好きでしたので、どこの森に行けばいいの
かも森で何をしていいのかもさっぱりわからない私は、『姉、産まれたら
森の案内、頼むね!』という風なお願いをしました。そして、産前に初め
て連れて行ってもらった森が、有峰でした。

私たちは、海のすぐ近くで育ちました。

実家裏の海は、昔はずーっと砂浜で、ヒルガオ?やいろんな草花がたくさ
んはえていて、かにの穴がたくさんあって、海辺を歩くと、細長い貝や時
々変わったカニがいて、たまにたこ貝(アオイ貝?)が流れ着き、春には
ホタルイカをすくい、小さいけどきれいな貝殻がけっこうあった、楽しい
遊び場でした。

時々いく犬の散歩も、犬とカニ穴を掘ったり、テトラポットの上を歩き回
ったり、高校生ぐらいまで、無邪気に遊んだ記憶があんまり日常すぎて、
海=自然とは、気がつかずに育ちました。

でも、こどもが産まれて再び訪れるようになった海は、今では砂浜がすっ
かり少なくなり、道路や駐車場、海水浴場、芝生…すっかり整備されて、
カニの穴も、めっきり少なくなりました。(生き物がいなくなったわけで
はありませんが)きれいな海水浴場、、、それはそれ…なのですが。

なんだか寂しい気持ちになります。

こどもが少し大きくなって、草刈りキャンプ、こども園のアートキャンプ
おじさんとキノコ狩り、ときどき有峰を訪れるようになりましたが、有峰
の自然は、いつもそのまま。な感じがして、本当に安心します。

森に来なかったら、昔の海辺が自分の自然体験だったんだとも気がつかな
かった気がします。

森に連れて行ってくれたこどもと姉、森でのびのび過ごす、森は居るだけ
で楽しいんだと教えてくださったたくさんの方々に心から感謝しています。

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◆オレゴン有峰往復書簡第110回目 有峰からオレゴンへ    中川正次
 〜中高年の勉強空間〜  
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有峰で、職員が寝泊りするのは5月中旬から11月中旬までである。有峰は
富山の中心部から1時間半かかるので、通えないのである。私が有峰にい
たのは、2002年の7月から、2006年の11月までの、5シーズンだった。県の
林業職員はおおむね2年か3年である。たまに、2度のお勤めの人もおられ
る。しかし、事務職員としては空前絶後である。土曜日曜が仕事の中心な
ので原則、水曜日に有峰に上がり、水・木・金・土と有峰で寝て、日曜日
夕方に下山し、日・月・火が家で寝ることになっていた。

有峰の夕食は、午後6時半からだった。賄いのおばさんがご馳走を作ってく
ださる。各自、お好みで酒・ビールを飲む。私は、1本500円以下の安い赤
ワインをコンビニで買ってきて、1週間ほどかけて飲んでいた。

夜の過ごし方が悩ましい。マージャンの卓が立つことは、5シーズンで3度
くらいであった。私は1回だけした。囲碁将棋をする人はいなかった。テ
レビは2つのチャンネルしか映らなかった。カラオケセットがあったが、1
シーズンに3度ぐらいスイッチが入る程度。いきおい、4畳半の自分の部屋
にこもって夜を過ごすことになる。有峰の夜は長い。

このように、涼しくて、静かで、誘惑のほとんどない有峰は、本を読んだ
り勉強に最適な環境ではある。しかし、私はあまり本を読めなかったし、
勉強もできなかった。

今の私の書斎は、家の自分の部屋、電車の中、喫茶店である。家だと、テ
レビの欲望を絶つのがたいへんである。ようようテレビの誘惑に勝って自
分の部屋にたどり着いたと思うと、本棚にある目的外の本や雑誌を開きた
くなる。水泳、戦争、お絵かきなどなど。ようやく目的の本を読み始めた
と思うと、30分くらいすると眠くなる。部屋にはパソコンがないので、イ
ンターネットしたい欲望と戦う必要はない。音楽を聴いたりすることもな
い。家の自分の部屋は、勉強する場所として、まあまあ、計算できる空間
である。

電車はとても優れた空間である。愛して止まない北陸本線は、石川県から
入ると、石動、福岡、西高岡、高岡、越中大門、小杉、呉羽、富山と駅が
並んでいる。朝、福岡から富山まで通う40分のうち、福岡から高岡まで15
分ほどきっちり勉強できる。最近は、前回の号で説明した英語のノートを
読み返している。高岡から先も勉強し続けることができたらいいのである
が、たいてい寝てしまう。通勤で眠ることができるのは、それはそれで幸
せである。帰りは、富山から小杉ぐらいまで勉強できる。高岡以東から富
山へ通う人は、座れないので、勉強にはあまり適さない。石動・福岡・西
高岡は、勉強に適している。往復で一日30分強、勉強できる。通勤に限ら
ず、移動しながら本を読むと、その日が充実する。寝そべって本を読むの
が好きなので、二等船室のような畳の間で目的地につける電車があるとい
いと思う。

喫茶店というのは、富山駅にあるヴイドフランスである。他の喫茶店は、
新聞や雑誌が置いてあるので、勉強には不適である。この店は、店員さん
が物を運んでくれる店ではない。自分でパンを棚から選び、コーヒーを注
文してお金を払い、カウンター席に自分で運び、さっさと飲み食いし、テ
ーブルを空け、本を読んだり勉強する。お客さんの平均滞在時間は20分ほ
どの店と思われるが、私は、2時間ほどいる。眠くなることはほとんどない。
店内にトイレはないので、トイレの必要があったときは、店に戻ってきて
改めて注文している。コーヒーチケット5枚で1000円と安い。

私がここを利用するのは、休日だけである。休日、富山にあるプールで泳
ぐので、富山に出てくるのである。「休みの日に?」と思われるかも知れ
ないが、自転車で駅まで来て、電車で富山に来て、プールで泳いで、お風
呂に入って帰る。往復の車中でも勉強する。私が利用してもしなくても稼
動している施設や乗り物を利用しているので、環境への負荷は低い。自動
車はめったに乗らない。自動車では勉強できないし、眠れば死に直結する。

店員さんは、「○○パンが焼きあがりました、どうぞお試しください」と
声を出しながら、厨房から出てきて棚に並べて回る。その声が聞こえると、
他の店員さんが、「どうぞお試しください」と唱和する。そんな声が飛び
交う店であって、決して静かな店ではない。音楽も流れている。カウンタ
ー席は幅が70センチほど、奥行きが45センチほど、狭い。椅子は、硬く、
ひじかけもない。だけど、勉強に適している。資格試験の勉強をしている
人もいる。高校生で勉強している人もいる。

少し前まで、高岡駅にマクドナルドがあった。お客さんが少ないためだろ
う撤退した。高岡の現実は厳しい。駅の近くの別の喫茶店には、新聞雑誌
がおいてあるので、私の勉強場としては不適である。高岡に用事があった
とき、余った時間に勉強をする場所がなくなった。駅の近くの市立図書館
は、本がたくさんあり、机・椅子も私の好みであるが、不思議と眠くなる。
総論として、駅の近くに、新聞雑誌をおいてない喫茶店があるというのは、
都市の大切な魅力だと私は思っている。

中高年にとって、どんな環境が勉強に適しているかは、一概に言えない。
もうすぐ、有峰が始まる。有峰で働く人は、長い夜の過ごし方次第で人生
の充実が大きく違ってくる。

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◆「春の恵みの集い」の参加者を募集しています    有峰森林文化村
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ようやく訪れた春の有峰で、森林(もり)の散策や山菜採取、山菜学習を行
い、有峰の自然の豊かさに感動と感謝を覚える。

1 主催 社団法人富山県農林水産公社

2 内容
(1) 山菜の採取と山菜に関する学習
  (講師:富山県農林水産総合技術センター 農業研究所 副主幹研究員
     塩谷 佳和 氏)
(2)遊歩道散策
(3)餅つき(よもぎ餅)など

3 期日   平成23年6月8日(水)〜9日(木)

4 宿泊場所 富山市有峰 有峰ハウス(電話076−481−1758)

5 対象者  18歳以上の方(山菜について初心者の方も歓迎します。)

6 定員   25名(応募多数の場合は抽選)

7 参加費  一人6,650円(有峰ハウス使用料、食事等にあてます。)

8 交通手段 当方が準備いたしますバスに乗車してください。マイカー
       による参加は固くお断りします。富山駅北口(9:00)
       立山あるぺん村駐車場(9:35)のいずれかでご乗車く
       ださい。無料です。

9 持ち物  昼食(初日)、水筒、着替え、雨具、帽子、軍手、長靴
       ねまき、コップ(割れにくいもの)、山菜取り、常備薬
       洗面用具、筆記用具、保険書(写し)

10 日程
行き 6月8日 富山駅北口(09:00)発、立山あるぺん村(9:35)発、
        有峰ハウス(10:30)着
帰り 6月9日 有峰ハウス(15:00)発、立山あるぺん村(15:45)着、
        富山駅北口(16:35)着

11 募集期間 平成23年5月6日(金)〜5月26日(木)

12 申込方法
(1)ハガキまたはファックスで申し込みください。(電話での申し込みは
   お受けしません。)

(2)お知らせいただく内容
氏名、性別、年齢、住所、電話番号、乗車場所。
家族やグループで申し込みの方は,全員の氏名、性別、年齢、住所、電話番号
乗車場所を記入してください。また、代表者の方には氏名に○印をしてくだ
さい。

(3)あて先
〒930−0096 富山市舟橋北町4−19
社団法人 富山県農林水産公社有峰森林部「春の恵みの集い」係

(4)抽選結果のご連絡
申し込まれた方に、郵便でお知らせします。

(5)連絡先
社団法人 富山県農林水産公社有峰森林部 担当 水野、田上
     電話076−444−4481(5/13まで)
       076−481−1758(5/16から)
     FAX 076−444−4482(5/13まで)
       076−481−1758(5/16以降)
     電子メール info@arimine.net

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◆有峰森林文化村のスタッフ決定           有峰森林文化村
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平成23年度の有峰森林文化村のスタッフが決まりました。
来村される方々に有峰の自然・歴史・文化などをお伝えし、有峰の魅力を
再発見していただきたいと思います。

今年も、心のこもったサービスに努めてまいりますので、多くの方々に有
峰へお越しくださるようお願いいたします。皆様のお越しを心からお待ち
しております。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

(社)富山県農林水産公社有峰森林部 
  次長            田上十志郎
  主任指導員         山本章広
  指導員           宮原真樹
  指導員           水野博之
  指導員           矢野昌子
  指導員           前崎定男

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・ホームページ”ありみネット/文化サークル活動所/有峰デジタル画廊"
にどしどし 投稿をお願いします。(デジタル写真でも絵画(写真に撮っ
て)投稿ください。)
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皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載しますので、どしどし投
稿ください。お待ちしております。
あて先は
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