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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2010年12月11日 第222号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/羽座千敏
(発行日現在の有峰村民人口:721人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第100回目 有峰からオレゴンへ    中川正次
   〜環水公園を歩く〜
◆有峰村民によるリレーエッセイ第7回
   〜有峰と出逢えて〜     籠橋 薫
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◆オレゴン有峰往復書簡第100回目 有峰からオレゴンへ    中川正次
   〜環水公園を歩く〜
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富山駅北の富岩運河(ふがんうんが)沿いは、環水公園として整備されて
いる。11月の土曜日の暖かな午後、歩いた。

富山駅北口から歩いて10分かからず、とやま自遊館に着く。その前から、
環水公園が始まる。

神通川の流れを変えて、富山市を作り変える大工事の一環として作られた
運河である。富岩運河の歴史は、ホームページを見ていただきたい。
http://www.kansui-park.jp/history/

運河の左岸を歩いて、中島閘門(こうもん)まで行き、折り返し、右岸を
歩いて帰ってきた。途中、2枚の絵手紙を描いたのと、中島閘門をじっく
り見たので、2時間半かかった。普通に歩けば、1時間コースだろう。犬を
散歩させている人、ジョギングをしている人が多い。左岸は、わざと曲が
った道にしてあったりするが、右岸はまっすぐな道である。中島閘門は、
高低差のある上流と下流を船が行き来するためのパナマ運河式の構造にな
っており、国登録有形文化財となっている。水面には、カモが浮かび、左
岸からは雪を冠った立山連峰が見える。絵手紙の一枚は、カモにした。ス
ケッチしようと、姿を頭に入れて、下を向いて紙に描いて、見上げるとさ
っきのカモは、向きを変えている。十羽ほどのカモがいるので、さっきと
同じ向きのカモを探して、スケッチを続ける。そんな楽しい、お絵かきだ
った。

環水公園には環水公園の、有峰の遊歩道には、有峰の遊歩道の持ち味があ
る。どっちが勝る・劣るという問題ではない。

環水公園は、誰に案内をしてもらわなくても一人で歩くことができるし、
一人歩きが十分に楽しい。もちろん、複数で散策するのも楽しいだろう。

有峰は、森の中に入っていくのだから、歩いたことのない人には、一人で
地図を見て歩きなさいといっても無理である。道を知った人と歩く必要が
ある。また、一人で歩くのは、クマが怖いし、風景を楽しむよりも筋肉ト
レーニングになってしまう。だから、私自身、一人で歩いたことは数える
ほどしかない。環水公園と有峰の差はたくさんあるだろうけれども、案内
人の必要の有無、一人歩きの楽しさの違いを指摘しておきたい。

有峰がそうであるように、環水公園も、全国的な知名度を持つことになろ
うとは考えにくい。地元の人に愛されることが一番大事であるし、地元の
人に愛されるための努力は、双方とも、評価に値するものを積み重ねてい
ると思う。世間には、いっぺん行ったらもういいという場所もある。しか
し、有峰や環水公園には、なんべん行ってもいいという味がある。それを
大切にして、口コミ(くちこみ)を主な宣伝手段として、愛される公園に
なってほしい。「観光客にお金を落としてもらう」といった下卑た言い方
とは無縁に、地元の人に愛されており、その延長線に、地元外の人にも喜
んでいただく場所になることを目指す路線を、地道に展開してもらいたい。

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◆有峰村民によるリレーエッセイ第7回
   〜有峰と出逢えて〜     籠橋 薫
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私の初めての有峰と出逢えたのは、昨年の「森の子ども園」の遠足でした。
季節は、私の大好きな秋です。

秋の澄んだ空気の薫り、済んだ空の色、紅葉した樹々たちのそれぞれ違う
色の鮮やかさ、実っている樹の実の形のなんてかわいいこと。
大好きな秋です。(ん?でも他の季節の森も好きだな。。。。)

私達を迎えてくれた初めて出逢う秋の有峰の山々や空の色のコントラスト
は、息をのむほどの美しさでその時の感動は忘れられません。

有峰では、桐山でお散歩をしました。
樹々の間からたっぷり光が差し込んでいる森。

こんな森はじめて。手入れをされている森って、こんなに明るくて美しい
んだ。樹々たちは、のびのびと光を全身に浴びていて、なんて気持ち良さ
そうで健やかなこと。子どもの頃に読んでイメージしていた「白雪姫」な
どに出てくる小人達が住んでいる森のよう。

「子ども園」の子ども達がそこで遊ぶ様子は、まるでお話の世界にいるよ
うでした。わが子がお友達とそんな経験をさせて頂いてるなんて、有難く
て胸がいっぱいになったことを記憶しています。
冷タ谷キャンプ場の湖畔から見る秋の有峰湖と少し雪化粧をした薬師岳望
む景色も雄大さにも感動でした。

その後、今年は3回も有峰に会いに行けました。
愛する家族や大好きな仲間と梅雨時期の「下草刈りキャンプ」や真夏の
「森の芸術学校キャンプ」やその下見に参加させて頂きました。

その時その時で、山や森の様子が違いますが、すべて美しかったです。
梅雨の森。もやのかかった静かな山の中で雨を浴びる樹々の美しいこと。
この風景も目に焼きついて、昨日のことのように思い出されます。
真夏の真川。なんとも言いようのない澄んだ水とその周りの樹々や石達に
も今年出会えました。

有峰の森は、私達がどんなに騒いでも静かな気がします。
なんか私達人間の住む世界とは何か違う、凛とした空気感が感じられます。
大きな樹々たち囲まれていると人間のなんてなんて小さいこと。
なのになんか今、人間ってすごく偉そうではずかしいと感じました。

冬の有峰に会えないのがとても残念ですが、また来年。
一冬越した、そして私の知らない有峰に逢えるのを楽しみにしています。
そしてこの場を借りて、いつも有峰に連れて行って下さる藤井徳子さんに
感謝申し上げます。

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