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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2010年10月16日 第218号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/羽座千敏
(発行日現在の有峰村民人口:708人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆焚き火と「戦争を知らない子供たち」 中川正次
◆愛着の森「調査編」シンポジウム  有峰森林文化村 宮原真樹
◆9月に寄せられた俳句
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◆焚き火と「戦争を知らない子供たち」 中川正次
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酒井久美子さんどうもありがとうございました。
上野の記事は、最近の中では、一番の出来ではないかと、ちょっと自信が
ありました。しかし、酒井さんの文章がはるかに上を行っていました。
4歳のお嬢さんに絵手紙をかこうと思うんですが、何をかこうか悩んでい
ます。

さて、8月28日29日に、とやま自遊館の有峰森林浴ツアーに参加しま
した。正確に言うと、私が無料プランナー兼ガイドをした14人のツアー
です。
夕食を有峰ハウスでしました。アルコールはほどほどにと、みなさんにお
願いしておきました。

夕食が済んでから、浴衣の人にはもう一度、着替えてもらい、ヘッドラン
プをつけて有峰ハウス別館のキャンプファイア場に向かいました。アルコ
ールが入っているので、あの坂は舗装してあるとはいえ、なかなかしんど
いものです。

「流れ星!」という声があがりました。上を見ると、直線が
3つ。「きゃー」という歓声が湧きあがったかと思うと、「なんや、送電
線やないか」。みんな大笑い。そんなこんなで10分くらいでキャンプフ
ァイア場につきました。

ピクニックシートを敷いて車座。焚き火をはじめました。一発目は新聞紙
が燃えただけで失敗。もう一度挑戦したら、なんとか、炊きつけに火が着
きました。恥をかく一歩手前でセーフ。

大きな火にしては雰囲気が出ないので、薪を2本だけ燃やしました。火をみ
ながら話を少しした後、この日のために、この時間のために持ってきたギ
ターのケースを開けました。演奏できるのは1曲だけ。


戦争を知らない子供たち(北山 修 作詞 杉田二郎 作曲)

戦争が終わって僕等は生まれた
戦争を知らずに僕等は育った
おとなになって歩きはじめる
平和の歌をくちずさみながら
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ

若すぎるからと許されないなら
髪の毛が長いと許されないなら
今の私に残っているのは
涙をこらえて歌うことだけさ
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ

青空が好きで花びらが好きで
いつでも笑顔のすてきな人なら
誰でも一緒に歩いてゆこうよ
きれいな夕陽の輝く小道を
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ
戦争を知らない子供たちさ

1970年の曲です。大阪万博の年。私は中学3年。歌い終わると、一番年を召
した人が、1945年8月1日の富山空襲の話を始められた。小学校に上がる前の
ことだけど鮮明に覚えておられるとのこと。

カラオケで、こんなことは起こりにくい。建物の中で、歌っていたとしても
起こりにくい。焚き火ならこそ。

私の母は、小学校のとき、先生や役場の人から、次男坊以下に対して「満州
へ行かんか」と勧誘があったのを話します。

勧誘に応じて満州に行った叔父(父の弟)は、一度帰ってきて、「もう行き
たくない」と祖父母に訴えたらしいが、それもかなわず、満州に戻り、8月
25日に戦死したそうです。戦争を覚えている人がどんどん減っています。そ
れを補うものの第一が読書だと思っています。


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◆愛着の森「調査編」シンポジウム 宮原真樹
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 愛着の森「調査編」シンポジウムが9月20日旧有峰ハウスで行われました。
午前中は、猪根谷でケヤマハンノキの調査が行われ、午後からシンポジウム
が開催されました。
その時の様子など紹介します。

午前10時、参加者が集まりだし関係者を入れて27名が別館に集合しました。
はじめに、中川さんから3つの愛着の森のひとつとして今回の調査編で、そ
の目的など紹介された。

午前中の仕事については、講師の富山中央植物園展示園課長 長谷川幹夫さ
んから今回の調査について説明をしてもらいました。
調査地である猪根谷は、2004年から始まり、これで3回目の調査を行います。
このほか西谷、冷タ谷など計3か所の樹木を3年ごとに調査を繰り返してゆく
のです。

調査とは、調査区域内に生えている樹木の太さ(胸高直径)や種類など調べ、
記録に残してゆく作業です。

オリエンテーション後、歩いて猪根谷に向い班ごとに調査が実施されました。
例年より多くの参加者で、大径木を測る班、小径木を測る班の4班に分かれ
樹木の径を測定する人、それを記録する人、樹木の名前を調べる人、次の測
定樹木を探す人など仕事が多方面で12:00ころまで続きました。

そのあと、長谷川さんから調査地のハンノキはどのくらいの年代を経ている
か一本犠牲にして年輪を調べました。
参加者の中には富山職芸学院の大工さんの卵も参加し建材の元の樹木につい
て勉強できたと喜んでおりました。

また 北電記念館館長、三浦さんによると昭和32年の調査地はダム建設の猪
根骨材プラントの洗浄排水沈殿池だったと説明された。

午後のシンポジウムは、長谷川さんから「有峰の森林」、元文化村職員の
帳山朋美さんから「6年間の調査のまとめ」について報告してもらいました。

有峰の森林については、富山県の自然環境の紹介、有峰の森林の現状と価値
から、樹木を測定し続ける必要性について話された。
次いで、6年間の調査のまとめについては、これまでの経過と調査内容の測
定値から質的、量的に分析され、非常に密な解析を行っており大変ユニーク
なお話をでした。

休憩をはさんで、今回の行事をやってみて、皆さんから感想を述べてもらい
さらに今後の愛着の森調査編の進め方について全員で考える時間を作りまし
た。

そのなから、テーマタイトルが調査編だけではわからないという意見から
「木を測り続けて森を知る」をテーマとし「調査編」をサブテーマに決まり
ました。

また 出席者からさまざまなご意見をいただき、主に午前中は測定に専念し
午後からもう一つ何か行事を行いたいとの意見が多かったと思われます。

来年は、西谷を調査地となっており新たなテーマで全員参加したいと今日
一日のシンポジウムは終了しました。

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◆9月に寄せられた俳句
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有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました9月のよい句を中坪達
哉さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載します
ので、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句
ポストに投稿してください。 

9月の「有峰俳句ポスと」入選句      中坪 達哉 選

火が星を呼んでキャンプの輪になりし    大井 孝行

魔法瓶提げて華やか登山バス          同

涼風に森の木々らは誰を待つ        河原 芳博

秋雨に声を掛け合い折立路           同

落葉踏み五年目となる森を行く         同

沢音の轟く音も秋めきぬ            同

穂芒に熊鈴響く朝まだき            同

みづうみを渡りてよりの霧迅し       中坪 達哉


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