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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2010年7月24日 第212号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/羽座千敏
(発行日現在の有峰村民人口:703人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第90回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
〜第二回有峰村民・村仕事の集い報告その2
              食事・歌・藤井さんの話〜
◆私にとっての有峰 石黒信二
◆「愛着の森(調査編)〜木を測り続けて森を知る〜」
 「愛着の森シンポジウム」参加者募集
◆「第22回有峰森林文化村祭」の開催と有峰林道の通行について
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◆オレゴン有峰往復書簡第90回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
〜第二回有峰村民・村仕事の集い報告その2
              食事・歌・藤井さんの話〜
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村仕事の集いの報告を続けます。

 さて、作業が終わってからは、テントの設営、食事の準備と進んでいき
ました。テントで寝ることを選択した家族もいましたが、雨が降り続いて
いましたから、管理棟に寝る人、車に寝る人もいました。

 4日午前1時頃から、土砂ぶりだったそうですが、一人用のテントの中で
熟睡していた私は、全く気づきませんでした。大きなミズナラの下にテン
トを張っていたからかもしれません。

 夕食は、カレーライス。美味でした。うまいもんも大勢になりました。
本当は、焚き火を囲んで食事したり、音楽や談笑をしたかったのですが、
雨が降り続いていたので、運動会用のテントを管理棟の前の駐車場に張っ
て、食事しました。食事は、ノンアルコール。片付けが終わってから、ア
ルコールです。

 有志が持ち込んだビールや日本酒のほかに、食事の班長を務めていただ
いた源田義一さん美和子さんご夫妻の、マタタビ酒、かりん酒、つけもの
が出されました。

 大瀧雄治さん、若尾昇さん、そして私がギターを弾きました。藤井陽加
(はるか)さんと私がオカリナを吹きました。宮川治さん、田中直美さん
は歌唱力抜群です。世代が随分と離れているので、共通の歌集があればな
あと思いました。

 有倉祥子さんに作ってもらった冷タ谷歌集は、歌数が少ないし、(私の
圧力で)古いものばかりが入っていますから。古本屋で5冊ほど買えばいい
のかなあ。

 4日の朝は、餅つきとおにぎりを作りました。蒸篭(せいろ)で蒸しても、
いつまでたっても「つきごろ」になりませんでした。なんと、もち米とう
るち米を間違えていたのです。「アチャー」。しかし、うるち米を杵でつ
いて雑煮にするなど、残飯を作らずお腹に収めました。

 後片付けが終わってから、藤井徳子さんの話を聞きました。写真を見て
もらうことが必要な内容なのですが、キャンプ場には電気がないので、パ
ソコン+プロジェクター+スクリーンという方法を取れません。

 写真を大きく引き伸ばし、それを画用紙に貼って、紙芝居にして話をさ
れました。紙芝居の箱の中に入れての講演は、小学校一年生のときに先生
が紙芝居してくださったときのことを思い出しました。

 藤井さんの話の中身は、カナダ・ドイツの森を使った幼児教育の話でし
た。一番印象に残ったのは、シュタイナー教育では、図鑑などで教えない
ということです。

 私たちは、本や図鑑やテレビで対象物を頭に刷り込んでいます。
例えば、興福寺の阿修羅像。後から本物を見て、「本にあったのと同じや」
と確認する旅をします。

 このような思考回路が、私たちに奥深く形成されてしまっているように
思います。

 鶴見俊輔という哲学者が岩波新書「思い出袋」の中でこんなふうに書い
ています。

 小学校から中学校へと、自分の先生が唯一の正しい答えをもつと信じて、
先生の心の中にある唯一の正しい答えを念写する方法に習熟する人は優等
生として、絶えざる転向の常習犯となり、自分がそうあることを不思議に
思わない。

円周率を3と教え、台形の面積の求め方を教えない、ゆとり教育が非難を
浴びておりますが、私が小さい頃から先生の答え念写習熟型の勉強をして
きたことも間違えありません。

 要は中庸なわけでありましょうけど、真剣な議論が必要だと思います。

 村仕事の集いに戻って、最後に反省として、去年から始めた行事とはい
え、2回とも雨にあっていることから時期を変えたらどうかという提案が
ありました。

 梅雨明けだと、キャンプ場に一般のお客さんも来られる(東京や名古屋
から)ので、我々だけで飲んで騒いでというわけにも行かないという事情
があり、やっかいなところです。
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◆私にとっての有峰 石黒信二
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 私が有峰を知ったのは、大学を卒業して富山県有峰森林管理事務所に臨
時職員として採用された昭和41年5月のことでした。

 私が大学4年生の時には、受験したい富山県の林業部門の上級職採用試
験が無い年でアルバイトをしながら41年度の試験にチャレンジを決意し
ていたところ、世話をする人がおられて県の臨時職員となり、前述のごと
く有峰に行くことになりました。

 管理事務所では、林道係のお手伝いをすることになり、太郎平線の現場
で工事の監督助手として、当時は小型ミキサーでコンクリートを練ってい
たが、セメント、砂、砂利の配合割合が適正に行われているか、桝でミキ

サーに入れる回数を数えて、違っていると指導することや翌年発注する路
線の測量の手元として奥山に行くこともありました。
時には、払下げの広葉樹の毎木調査のお手伝いとして、東谷の天然の直径
1m以上のブナ、ミズナラの直径を測ったりもしていました。

 夜間と早朝には、受験勉強に真剣に取り組んでいました。それまでの学
生時代の試験勉強とは異なり、落ちたら恥ずかしいという気持ちが大変強
く、後の中堅幹部昇任試験と同じ位、真剣でした。

お陰さまで試験に合格したところ、中途採用として10月1日付けで有峰管
理事務所に配属され、はれて県の技師として働くことになり、10月下旬の
みぞれの降る中で真川線の出来高測量の手伝いもさせていただきました。

 翌年の4月には本庁の林政課に異動となり、次に有峰に上ったのは、昭
和54年7月でした。その時は、森林開発公団岐阜地方建設部林道課企画
調整係長として大規模林道高山大山線の大山工区の設計を行い、公団在籍

の2年間、工事中に月に1度か2度監督として一週間単位で有峰に行きま
した。その当時は、東谷には造林業者の氷見市の土佐組の宿舎が有り、十
数人の人々が居られ、また、有峰の仙人が居られ賑やかでした。

仙人とは、冬場は関西辺りで配管工として働き、夏場になると有峰に来て、
土佐組の近くの堰堤の袖に簡易なシートの小屋?を組み立て、自給自足の
生活で、イワナを釣って、小型のイワナは堰の上流に放流し、大型のイワ

ナや天然の採取した山葵を下の民宿等に持って行き、お米やお酒に交換し
て悠々自適の生活を送っておられました。

 私は、下山の日には、早朝におにぎりと水筒を用意して貰い、土佐組の
前の堰から上流に向かってイワナを求めて竿を振り、3〜5匹を釣ると満
足してブリキの魚籠に入れて戻り、夕方、自宅に帰りましたが、イワナは
強いもので生きていました。

 その後、有峰を森林文化村にすることにあたり、パトロールを行うレン
ジャーが必要だとして、指名され年に3〜4回懐かしい有峰に上ってきて
います。
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◆「愛着の森(調査編)〜木を測り続けて森を知る〜」
 「愛着の森シンポジウム」参加者募集
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愛着の森(調査編)では、ヤマハンノキ林、トチノキ林、カラマツ林の
3つの森林で、1年に1箇所ずつ樹木調査を行っています。
 7年目を迎えた今年は、3回目の「ヤマハンノキ林」の調査をします。
調査の後、これまでのとりまとめとして「愛着の森シンポジウム」を開催
します。
 木々たちはどれくらい成長していることでしょう。過去に調査を体験さ
れた方も、初めての方も、森の大きさを「実体験」で感じてみてください。

1 開催日 平成22年9月20日(月、祝)

2 講師 長谷川幹夫さん((財)花と緑の銀行中央植物園部展示園課長)

3 集合 8:00 あるぺん村(乗り合わせで有峰へ向かいます)もしくは
     10:00 有峰ハウス別館

4 日程
 10:00 オリエンテーション、調査についての解説
 10:30 猪根谷のヤマハンノキ林調査
長谷川さんの指導のもと樹木の幹径(太さ)などを測定
 12:00 昼食
 13:00 シンポジウム
有峰の森や愛着の森についての話、意見交換
 15:00ごろ 解散

5 定員  20名程度(上限50名)

6 申込方法
 電子メール(お持ちでない場合は電話かハガキ)に参加される方全員の
 @氏名、A年齢、B住所、B電話番号、C集合場所(あるぺん村か有峰
 ハウス別館)、D(あるぺん村集合の場合は)乗り合わせの車を提供し
 てもよいかどうか、を記入の上、9月3日(金)までにお知らせください。

7 参加費
 無料。有峰まで自家用車でお越しいただいた方には林道通行券をお渡し
 します。

8 連絡先
 〒930-1458 富山市有峰(社)富山県農林水産公社有峰森林部
 Mail:info@arimine.net
 電話:076-481-1758 Fax:076-481-1458

※愛着の森について
 愛着の森事業は、@ドングリを拾い育て、その芽吹きに感動する「ドン
 グリ育て編」、A自分の好きな木を見つけ木と友達になる「対話編」、
 B森の経年変化を調べる「調査編」の3つで構成されています。
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◆「第22回有峰森林文化村祭」の開催と有峰林道の通行について
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 8月7日(土)10時から「第22回有峰森林文化村祭」が開催されます。
楽しいイベントがたくさんありますので、ご家族揃ってお越しください。
多くの皆様の参加をお待ちしています。
<内容>
 )
 ワークショップ(燻製つくり、ゴムパチンコ、火起し体験)
 有峰ダムミステリーツアー
 木工クラフト教室
 イワナ・ニジマスランド
 埋蔵金クイズラリー
 うまいもんコーナーなど

※有峰林道の通行について
 「第22開有峰森林文化村祭」を行うにあたり、有峰林道小口川線を利用
し来場されるみなさまの安全とトラブル防止のため、有峰林道小口川線の
通行について、次のとおり優先時間帯を設けますので、ご協力願います。
     
・有峰方面への通行(上り優先の時間帯)
    水須連絡所を6時から12時までに通行すること

・富山方面への通行(下り優先の時間帯)
    不動谷ゲートを13時から17時までに通行すること
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