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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2010年7月10日 第211号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/羽座千敏
(発行日現在の有峰村民人口:703人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第89回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
〜第二回有峰村民・村仕事の集い報告その1
              森のようちえんが奏功〜
◆有峰森林文化村ふるさと通信 宮原真樹通信員
◆6月に寄せられた俳句
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◆オレゴン有峰往復書簡第89回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
〜第二回有峰村民・村仕事の集い報告その1
              森のようちえんが奏功〜
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 7月3日土曜日から翌日にかけて、第二回有峰村民・村仕事の集いが開催
され、冷タ谷キャンプ場の草刈をしました。その報告をします。

 隊長は、森林インストラクターの資格を持ち、統率力はいうまでもなく、
用意周到かつ人柄抜群の関原康子さん。私は、会計担当。

 ほとんどの時間、雨が降っていました。参加者は、48人。未就学児(参
加費無料)14人、小学生(500円)3人、中学生(500円)1人、高校生0人、
高校生超(1500円)30人です。

 未就学児とそのお母さん合計24人は、「森のようちえん」です。残り、
小学生以上が草刈しました。正味の作業は、3日の11時から12時までの草
刈と、13時から14時までの後片付けです。

 少ないように思われるかもしれませんが、2時間の作業で、へとへとに
なります。草刈したおかげで、随分、明るくなりました。

 まさに、「仕事は大勢」。(この格言の味は、そのあと小声で、「うま
いもんは小勢」というところにあります。全国に誇りたい富山弁だと思い
ます。)

 キャンプ場は広いですから、まだまだ草刈が必要な場所はありますが、
毎年同じ場所をする必要もありませんから、何年かサイクルで回していけ
ばいいと思います。

 何より、安全第一ですから、エンジンを一切使わない人力の作業としま
した。最初に、とやまの森づくりサポートセンターの吉岡幸文さんの安全
のための話を聞きました。

 鎌(大、小)をふるい、鉈やのこぎりを使いますから、他人と距離を置
いて作業することが基本中の基本になります。全員がヘルメット着用。小
中学生は、黄色、高校生超は白いヘルメット。小中学生の黄色いヘルメッ
トは、とてもりりしいです。

 キャンプ場は、うるしがいっぱい。ですから、肌を露出しないため、長
袖長ズボンはいうまでもなく、首にタオルを巻くことも大事です。

 私は、もっていくのを忘れてしまいましたが、サングラスが必要だなと
思いました。昨年、作業を行ったズボンのままで寝て、ズボンについてい
た汁からかぶれた人がおられました。

 その教訓から、草の片付けが終わったら、全員が着替えをしました。保
険に入っていても、熱中症とうるしかぶれは対象外です。

 キャンプ場は、水源涵養保安林であり同時に保健保安林です。手入れを
怠れば森が暗くなっていきます。明るくなくては本来の機能を発揮しえま
せん。

 有峰は標高1100メートル、人の住んでいない奥山ですが、標高が低く人
家に近い里山は、常に手入れをしなければ、材木になる木が育たないなど
いろんな問題が発生します。

 私たちの生存の基盤である森の手入れのためには、今日の経済情勢(薪
や炭の利用が細り、木材単価も安い)を考えると、税金を投入して、機械
力による手入れが不可欠です。

 その合意形成のためには、ボランティアが人力で手入れしてみるという
行事が大切だと思います。その行事の永続性は、安全であって、楽しいも
ので、子供も参加できることにあると思います。

 村仕事の集いでは、親子で参加される方が基本形になりました。もちろ
ん、個人参加大歓迎ですけど。親子で参加されると、未就学児とお母さん
は「森のようちえん」に行き、小学生とお父さんは草刈隊に入る形になり
ます。
 
 このアイデアは、関原康子さんと藤井徳子さんから出されたもので、こ
れは、ボランティアの高齢化を防ぐ一番の方法だと思います。

 藤井徳子さんが中心となって、今回参加されたお母さんたちが、曜日を
決めて、雨が降ろうが雪が降ろうが、自然博物園「ねいの里」に集まって、
森の中で子供を育てる活動を、実践しておられるからできることであって、
どこの団体でもおいそれとできる代物ではありません。

 有峰森林文化村を始めるとき、「なんで森林文化村なのだ、自然文化村
でいいじゃないか」という議論がありました。今となっては、「森林文化
村でわかった」といってもらってよかったとつくづく思います。

以下は次回。
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◆有峰森林文化村ふるさと通信 宮原真樹通信員
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7月
7月からようやく小口川線を通って有峰に入ることが出来るようになり
ました。いままでは、東谷線のみでしたので富山から3時間あまりもかか
ってしまうため、とても有峰は遠く感じたのではないでしょうか。

 例年7月の有峰は、山菜の時期が過ぎたせいか、また登山にも早いのか
訪れる方が少ない。今年は特に林道上の関係からもそのようです。

 動物の活動は、人の活動と反比例するのか、特に最近クマさんの行動が
目立ちます。クマさんに会いたい方はこの頃がよろしいかと思います。

 7月3,4日は昨年に引き続き今回で2度目の“有峰村民・村仕事の集
い”が開催されました。“村仕事”は冷タ谷キャンプ場の伸びた草木の草
刈りを行います。

 昨年は、キャンプ場のロッジ下から湖畔前までの草刈りで、伸びた木々
を刈り湖面まで見渡せるくらいきれいになりました。
 
 今回は、南側斜面を刈りました。集まった参加者は約50人あまり、と
やまの森づくりサポートセンターの支援を受け、作業は怪我もなく無事終
了しました。

 参加者の中には子供たちも混じり、キャンプ場内はまるで幼稚園の雰囲
気一杯でした。 しかしながら、当日は、あいにくの小雨模様の天気で、
夜から雨脚が強くなり、2日目も雨でしたが、雨にも負けずに頑張った2
日間でした。

 今月は、このあと“有峰わくわく自然探検”、“第8回有峰俳句の会”
などの行事が続きます。
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◆6月に寄せられた俳句
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 有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました6月のよい句を中坪達
哉さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載します
ので、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句
ポストに投稿してください。 

6月の「有峰俳句ポスト」入選句   中坪 達哉 選

山開き今日は薬師(やく)岳(し)の明らかに   大井 孝行
やぶこぎの六月の森ひかりけり        栗島 靖子

口笛に答えてくれし鶯よ           河原 芳博
六月の何を言わんと樹の叫び         河原 芳博

囲炉裏にて独活(うど)をほおばる笑顔かな   石村むつみ
はつ夏の風に仰ぐは薬師岳          井上実智代

山菜の仕分ゆったり春の昼          老松 成子
エゾゼミや森林浴の列つづく         樫山美智子

永遠(とわ)の木にオカリナ冴えて夏の朝    木本 彰一
進み行きエゾゼミの声くらきとも       朽木 京子

やわらかにみどりやさしくさそうかに     酒井 淳子
山菜会緑の葉陰潜りては           塩谷 佳和

永遠(とわ)の木に抱かれ雪笹ひっそりと    芝井 直樹
熊の息するような猪根山の春         芝井 豊子

はつ夏の薬師岳なつかしきかな        富田 静子
桐山に分け入り一日春菜摘む         中村 秀子
やわらかき光かがやく湖の春         姫田 美園
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