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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2010年6月26日 第210号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/羽座千敏
(発行日現在の有峰村民人口:703人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第88回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
   〜絵手紙―描く編〜
◆「第8回有峰俳句の会」参加者募集
◆5月に寄せられた俳句
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◆オレゴン有峰往復書簡第88回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
   〜絵手紙―描く編〜
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 前回は、絵手紙の「描く」についてだったので、今回は、「書く」につ
いて。

 最初の頃は、百人一首を書いていた。絵の輪郭同様、筆ペンで書く。書
く内容は、絵と関係なし。絵手紙を差し上げる方との関係もなし。
 
 つまり、仕事でお世話になった方に、リンゴの絵を描いて、「しのぶれ
ど いろにいでにけり わがこいは ものやおもうと ひとのとうまで」
など、私の好きな歌を書いていたのである。

 百人一首は日本文化であり、絵手紙も日本文化なので、絵と言葉が関係
なくても、不思議な調和をするの。恋の歌の場合、受け取った人から、深
い意味でもあるの?と聞かれることもあった。ありません。

 百人一首時代がしばらく続いたあと、本を読んで気に入った言葉をメモ
にしておき、それを絵手紙に書くようになった。

 文字数が多い場合は、万年筆で書く。宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福
にならないうちは個人の幸福はありえない」(農民芸術概論綱要)、梅原
猛有峰森林文化村村長の「人類が5千年前に始めたあの文明そのものが誤
謬であったかもしれない」(親鸞の告白)などである。

 しかし、最近は、もっぱら、お礼、読書の感想、見つけた自然(蛍を4
匹みつけましたなど)を万年筆で書いている。下書きなしで、一気に書く。

 美しい字ではないが読める字だと思う。書き誤りがあると、万年筆で塗
りつぶす。下書きすると書きぶりに勢いがなくなるし、それ以上に面倒く
さい。

 毎日ことだから、面倒くさい工程を入れると、続かなくなるの。一枚に
5分もかけたくない。結果、絵の描いてある面だけで、文章が納まらず、
宛先を書く面にまで文章が及ぶことも多い。

「これからは音楽や絵画、写真など芸術文化的なことが鍵になると思いま
す」。これは、ギターの稽古を毎日しているという大瀧雄治さんからいた
だいたメールにあった言葉である。

 全く同感。食欲、睡眠欲、性欲は、人の何倍も欲望があるわけではない。
人の2倍も食べたり、眠れるわけがない。性欲にしたってせいぜい3倍だ
ろう。

 一方、金銭欲、名誉欲は限りがない。2千万円の貯金がある人は、もっ
とふやしたいだろう。ある地位についたら、さらなる地位につきたくなる。
さらに、金銭欲、名誉欲には、人との奪い合いや比較がつきものである。

 ところが、芸術文化スポーツ系は、上手に楽器を鳴らすことができれば、
それはそれでうれしいけど、下手は下手なりに楽しい。

 水泳のマスターズ大会に出るなど人より速く泳ぐのを目指す人もいるが、
私はかっこよく美しく泳ぐたい派。いずれも人から奪うものはない。

 鑑賞するより自分でやるのが面白い。毎日続けることが一番大事。でき
るだけ、機械を使うのではなく道具を使うのがいい。自動車より自転車、
デジカメよりお絵かき、パソコンより習字。

「絵を描くのは簡単ですよ、たまに描くとしんどいけど、毎日描いていれ
ば、楽しくなる」と言いたいところだけど、みなさん、信じてくれない。

 だから、絵を描くことを強くは推薦しない。その点、字を書くのは、絵
を描くよりはるかに簡単だから、お勧め。大学ノートに書くのもよし、日
記をつけるのもよし。筆不精をいう人は、ボケ防止対策をする気がないこ
とを告白するが如し。

 書くことに、張り合いを出すためには、葉書や手紙を出すに勝るものは
ない。電子メールは出すのは簡単だけど相手を感動させる力がほとんどな
い。

 自分の作品の出版なんてそう簡単なことではない。やっぱり、葉書や手
紙を、鉛筆や万年筆や書道の筆で書いて、人に出すのが一番。

 富山県だけでなく全部の県、市町村が、屋外広告やパンフレット、テレ
ビなどを使ってキャンペーンをしている。旅行案内はいうまでもなく農産
物・海産物などなど。

 しかし、富山県なら富山県の人がよその県の知り合いに、年賀状とは別
に、せめて一年に一通、手書きの葉書を出していただけるようになるのが、
一番なんだけどなあと思っている。

 出す人の健康にもいいことだし。私は、年暮れに年賀状を投函しない。
正月にいただいた年賀状に3月頃までかかって返事を書く。その返事の分
を除いて、絵手紙を年間300通ぐらい出している。富山県以外の人は、
100人くらいか。

 有峰森林文化村新聞の読者のみなさんで、ご希望があれば、いくらでも
絵手紙を出します。返事をくださるのは、1割ありません。

 気楽に、絵手紙ちょうだいと、事務局に言ってください。連絡をもらえ
ば、必ず絵手紙します。

「これからは音楽や絵画、写真など芸術文化的なことが鍵になると思いま
す」。全くそのとおり。その本命は、葉書や手紙を、パソコンを一切使わ
ずに出すこと。

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◆「第8回有峰俳句の会」参加者募集
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有峰森林文化村では、中坪達哉さん(富山県俳句連盟会長)を講師に
お迎えし、「第8回有峰俳句の会」を開催します。盛夏の有峰の自然を見
つめ、俳句を通して有峰の水と緑といのちの森を五感で感じてみませんか。
行事の都合上、募集人員は15名とさせていただきますので、早めに申込
み願います。

1 主催 社団法人 富山県農林水産公社

2 場所 富山市有峰(宿泊:有峰ハウス 076-481-1758)

3 日程 平成22年7月31日(土) 〜8月1日 (日)

7月31日(土)           
  8:30 富山駅北口集合        
  9:10 立山あるぺん村集合      
  10:40 有峰到着       
  12:20 折立遊歩道、展望台      
14:40 有峰ハウス(宿泊先)     
18:00 夕食・句会           

8月1日(日)
8:30 真川(雨天は猪根谷)
11:00 昼食(有峰ハウス)
14:30 有峰出発1:00 昼食(有峰ハウス)
15:20 立山あるぺん村
16:00 富山駅北口解散

4 募集人員 先着15名(初心者の方も大歓迎です。)

5 参加費  7,450円

6 交通手段
  当方で用意する無料バスに、富山駅北口もしくは立山あるぺん村から
  ご乗車下さい。マイカーでの参加は固くお断りします。

7 申込方法・申込期限
  ハガキに、氏名、性別、年齢、住所、電話番号および乗車場所(駅北
  口もしくはあるぺん村)を記入の上、平成22年7月10日(土)まで
  に申し込み願います。
  〒930−1458 富山市有峰
  社団法人 富山県農林水産公社 有峰森林部俳句係

8 問い合わせ
(1)電話 076-481-1758 担当 矢野
(2)電子メール info@arimine.net

9 その他
(1)参加者が決定次第、連絡します。
(2)7月31日の弁当(昼食)を持参してください。

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◆5月に寄せられた俳句
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 有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました5月のよい句を中坪達
哉さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載します
ので、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句
ポストに投稿してください。 

 5月の「有峰俳句ポスト」入選句   中坪 達哉 選

 うぐいすに誘われ森の深きへと    河原 芳博

 誰も来ぬ道や五月の朝日浴び     河原 芳博 

 わが宿舎香るごとくに朝霞      河原 芳博   

 初独活に夕餉の卓を囲むかな     河原 芳博 

 夜は夜で雪解け急ぐ森ならむ     中坪 達哉

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ください。お待ちしております。
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