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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2009年10月31日 第193号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:683人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第73回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
  〜新町橋での途中下車〜
◆有峰森林文化村の営業について
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◆オレゴン有峰往復書簡第73回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
  〜新町橋での途中下車〜
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富山から有峰に車で行く道は、いろいろあります。一番利用されているの
は、富山地方鉄道上滝駅前→立山橋で常願寺川を渡る(主要地方道立山・
山田線)→立山あるぺん村で小休止(主要地方道富山・立山公園線)→
芳見橋右折→小見→亀谷連絡所→有峰林道小見線のコースだと思います。

一方、立山橋の手前で右折し、富山地方鉄道上滝線の踏切を渡って小見に
向かう道(主要地方道富山・上滝・立山線)があります。最初に紹介した
道が、常願寺川の右岸を走るのに対し、この道は左岸を走ります。そのほ
とんどは、河岸段丘の上です。

10月3日土曜日、4日日曜日に、一泊二日で「とやま自遊館」の「有峰森林
浴トレッキングツアー」に参加しました。私は、とやま自遊館の正会員な
ので、参加者の一人として申し込んだわけですが、ガイドを引き受けまし
た。全部で14人でした。

前日から、たくさんの雨が降り、当日ももう少しで林道通行止めだったそ
うです。しかし、そんなこととはつゆ知らず、「雨が上がって気持ちいい
だろうなあ」と期待して、8時40分、バスに乗り込みました。

往路は、うす曇り。例の左岸コースを行くよう、運転手にお願いしました。
立山橋の手前で右折し、踏切を渡ると、有峰集落の菩提寺、大川寺を通り
ます。以前、大川寺遊園地があったところです。

「大川寺遊園地でデートするカップルは別れることになる」と、嘘か真か
怪しいジンクスを話しているうちに、上野地内を抜けます。しばらく行く
と、岡田という集落の手前にある新町橋にたどりつきます。この橋は、常
願寺川と平行にかかっている長さ120メートルほどの橋です。下を川が
流れる橋ではありません。地図で確かめると河岸段丘が湾曲しています。
旧の道路が河岸段丘に忠実に湾曲していたのを、新しく橋をかけて、近道
にしたのです。バスから降りてもらいました。

新町橋からの眺めがいいのです。右下方から左下方にかけて常願寺川が流
れています。有峰ダムで集めた水は、このあたりでは用水路を流れている
ので、常願寺川本流には少ししか流れていません。それでも昨日の雨の影
響で泥水が流れていました。薬師岳も立山も見えません。とんがり山、横
江の堰堤などが見え、鍬崎山などがうっすらと重なって見えるだけでした。

常願寺川右岸の台地の田んぼが見えます。「あの田んぼの水は全部有峰の
水です。水を引いたのもえらいけど、森を切り開いて田んぼにしたことの
ほうがすごいですねえ」と話しました。薬師岳が見えないとは言え、「あ
こらへんに行くのだ」という感覚をつかんでもらい、再びバスに乗り込み、
有峰に向かいました。紅葉を期待して、小見線ではなしに水須連絡所から
小口川線を走りました。

有峰での行動は、今回は書きません。

二日目は、快晴でした。無事、森林浴を終わり、富山に帰る段ですが、今
度も新町橋を通ることにしました。1時にビジターセンターを出発し、小見
線を通って1時45分、新町橋に着きました。疲れてみんなぐっすり寝ている
ので、「起きてください。バスから降りて、また眺めてみましょう」

歓声が上がりました。雲がひとつもないのですから。薬師岳、鍬崎山、立山
奥大日岳、剣岳、毛勝三山(毛勝山・釜谷山・猫又山)がくっきり見えます。
左手奥には、富山湾が見えます。滑川あたりでしょう。
有峰で雲がないから、新町橋でも、きっと山が見えるだろうという読みがあ
たりました。午後になって、こんなに見えるのはめったにないことです。

山登りが趣味という中年女性が言われました。「山登りの時は、朝4時に起
きて、登山口まで車で飛ばすの。途中、この山に登るんだと止まって見たこ
とがないし、帰りに、登った山をこういうふうにじっくり見たこともなかっ
たわ」

とやま自遊館でエアロビクスをするスタジオは5階にあり、プールは6階に
あります。スタジオやプールからは、ガラス越しに薬師岳・鍬崎山が正面に
広がります。「あそこが有峰だなあ」とわかります。そしてプールの水は有
峰の水です。

「富山県に住む人が、富山平野から女性的な薬師岳、旗が翻っているような
鍬崎山を見るたび、有峰はどんな様子かなあと思いをつのらせる。そして年
に一度は、会いに行く。そういう森へのかかわり方こそ、無理がなく、さら
に地球環境が心配でならない今日にあって最も力になる」と、想いつづけて
いる私です。普段の暮らしの中で、あそこが有峰だなあと思ってもらうため
の意識づけに絶好の場所が、新町橋だと思います。

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◆有峰森林文化村の営業について
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 例年、有峰の紅葉は、モミジ・ナナカマド・ヤマブドウ・ウルシの赤、
ブナ・ミズナラ・シラカバの黄、スギ・マツ・ハンノキの緑が彩り鮮やか
だったのですが、今年の紅葉は7月の長雨、8月の冷夏が影響したのか、
いまいちでした。ただ、初めて有峰の紅葉を見た人は感激されていました。

 今の有峰は紅葉の最盛期を過ぎ、トチノキは葉を落とし幹と枝だけの丸
坊主になっていますが、カラマツが金色に輝いており晩秋・初冬の感があ
ります。朝晩の冷え込みも厳しく霜の降りる日もあります。冬はもう間近
かに感じられます。

 今年も多くの方々に有峰へお越しいただきありがとうございました。
 残された期間につきましても、スタッフ全員、精一杯お客様へのサービ
スに努めますので、是非、有峰にお越し下さい。

<有峰森林文化村施設の営業予定>
・キャンプ場・・・10月20日で営業終了しました。
・有峰ハウス・・・11月4日まで
・有峰ビジターセンター・・・11月12日まで
・テニスコート・・11月12日まで
・有峰林道(小口川線)・・・・11月12日まで

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