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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2009年10月17日 第192号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:683人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第72回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
  〜ちょっといい話に共感〜
◆9月に寄せられた俳句
◆大井 孝行さんからのお便り
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◆オレゴン有峰往復書簡第72回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
  〜ちょっといい話に共感〜
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このところ荻沢編集長から「往復書簡の原稿送ってくださいね〜」という
督促メールに促されて(え?もうひと月たったのかい)と慌てるパターン
が続いています。
お察しのようになかなか忙しかったのです、この夏は・・・。(といって
ももう秋か、本当に月日の経つのは早い。) 

経済の激震後のアメリカでは依然として失業率が高く、デトロイトを中心
とする中西部以外でも、我が一家が居るオレゴン州も全米第三位の高失業
率13%超の有様です。失業までに至らなくても、週労働時間の大幅短縮
(=給料切り下げ)や強制休業日などの話はあちこちから聞こえてきます。

だから、「忙しいのですよ」と人に答えるときは、言う側はまあ悪くない
気持ち、聞く側は「ちゃんと仕事があるってことはいいねえ」という
ちょっと安堵と共感の思いで受けとっています。

さて、先の文化村新聞191号の記事にはいたく共感しました。一つは中川さ
んの腹七分目の話、もう一つは大阪の久田さんの話です。

旅行日程で目一杯に欲張る。正直に吐露すると私自身、確信犯でそうする
ことが多々あります。目的があったり、仕事の面があるとそれに人を巻き
込むこともあります。一方「遊ぶ」「楽しむ」時はかなり自堕落な旅程に
します。(自分一人だけとか家族旅行とか)極端な話、旅程も立てないこ
ともあります。

もう30年以上も前になりますが、パキスタンの奥地からラワルピンディへ
戻る飛行機が悪天候で飛ばないために、二週間飛行場(というより滑走路
脇)で飛行機待ちのキャンプしていたことがあります。その間は昼寝どこ
ろではなく冬眠ならぬ夏眠。ひたすら惰眠を貪りました(その前の2ヶ月ほ
どけっこうシビアな登山をしたので)無為徒食の二週間でしたが、人生を
無駄に過ごしたという思いはまったくなくて、あんな貴重な経験は二度と
なかろうという思いです。人間、頭と感覚器で旅している気でいますが、
所詮それは体で運ばれているわけで、とどのつまり体が旅をしているとい
うことが判りました。だから、昼寝のある旅大賛成です。(我ながらすご
いこじつけ。 腹七分目説の補強にはぜんぜんなっていないな・・・。)

久田さんのお便りからその9月3日のちょっとしたドラマが目に浮かんでき
ました。一行10人の思い、河原さんらの心尽くし、その総てを見守る湖と
山と森。 いいですね。良かったですね。オレゴンだったらどうだっただ
ろうと今思いを巡らせています。

アメリカのキャンプ場ではハンディキャップ用のキャンプサイトがありま
す。どうなっているかというと車椅子の高さからテントに入るようにテン
トサイトが60cm程高いプラットフォームになっています。テント自体は
この何十年で随分進化を遂げたようで全天候で快適なタイプがありますし、
西洋式?なキャンプ生活つまりベッドで寝て、椅子に座りテーブルで食事
をするというスタイルに対応したテントやキャンピングカーがあります。

キャンプというと2、3日のことでなく、半月、一夏、あるいはリタイア後
数年から数十年もキャンプする人もいるので生活のスタイルとしてしっか
りした形が出来上がっています。

こちらで街から田舎、大自然と旅行していると判るのは社会の隅々まで
ハンディキャップのひとたちの為のインフラがあるということです。駐車
場、トイレ、ドア、階段、ホテル、レストラン、皆が使うものはどんな誰
でもが皆が使えるようになっていて実際使われています。そのことは空気
があるようにまったくあたりまえになっています。

万人による万人の旅ですね。 私が目指していたのについ忘れていたこと
を思い出しました。

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◆9月に寄せられた俳句
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有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました9月のよい句を中坪達哉
さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載しますの
で、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句ポ
ストに投稿してください。

9月の俳句ポスト入選作品      中坪 達哉 選


狛犬の社湖底に秋祭         小松 榮津子

草刈りしあとに並びてキノコたち   荻沢 明夫

秋雨に頬を濡らして一人行く     河原 芳博

秋の夜の杯を交して歌い出す     河原 芳博

猿の群れ道をふさいで秋深し     河原 芳博

夕焼けの湖岸を歩む砂の音      大井 孝行

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◆大井 孝行さんからのお便り
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朝は少し雨に降られて、今日は大丈夫かなと、思っていましたが、次第に
晴れてきて良かったです。平生の行いが良かったのでしょうと、自負して
います?暑くもなく寒くもなく、絶好の俳句日和と成りました。

最初は冷タ谷渓谷を、思い思いに散策、ここでお昼となりヒユッテで昼食
をとる、目の前の有峰湖を眺めながら、昆布のおにぎりを食べる、これま
た最高の気分、生きていて良かったと思う、ひとときでも有ります。

自分も昼食とる時間も、もったいなくて、食べるやいな、直ぐに散策続け
る事に、こんなに俳句が好きだとは知りませんでした?きっと迷句が生ま
れるでしょう?

次に桐山遊歩道散策、ここは昨年完成したとか新しい遊歩道、落葉松や白
樺や山毛欅の立ち並ぶ、自然豊かな雑木林、アップダウンも少なく、新し
い玉砂利が敷き詰められた、子供でもお年寄りでも楽しめる素敵な遊歩道
です。

最後に法華塔と墓地を散策、法華塔は東谷の元村にあった塔のこと、経文
を地下に埋める埋経の思想は、正法を後世に伝える考え方で有ると、説明
してくれる。

ここで1日無事に終え、夜は句会が始まる、荻沢さん、水野さん、藤森さ
んの熱いご指導が、1日を豊かにさせて頂きました。感謝いたすと共に、
時間がゆるされれば、来年も参加したいと念じています。
ありがとう、ございました、

  佇めば、湖は深藍、秋の風
  白樺の、しもとゆらすや、秋の風、、、おおい

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