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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2009年10月3日 第191号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:680人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第71回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
  〜腹七分目がいい〜
◆久田 美智子さんからのお礼
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◆オレゴン有峰往復書簡第71回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
  〜腹七分目がいい〜
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腹七分目がいいということを痛感することが二度ありました。

8月23日日曜日に富山八雲会の皆さんと有峰に行ってきました。今年3月に
亡くなられた前事務局長の高成玲子さんのことを偲びながらの旅でした。
大多和峠から南に走る稜線を約一時間歩いたところに、幹が8本くらいに
広がった大きなミズナラがあります。この稜線は、富山県と岐阜県の県境
となっています。富山八雲会は、この「八雲立つ樹」を愛着の森対話編で
定点観測しています。したがって、今年の分をすることが主目的です。

参加したメンバーは、南日康夫会長を先頭に私を含めて男性4人、女性は5
人でした。そうは言っても、「八雲立つ樹」までの道は、急な坂もあるし、
藪コギの可能性大なので、お年を召した女性3人には、冷タ谷キャンプ場
で待機してもらいました。無事、愛着の森を終えた後、キャンプ場に戻り、
全員そろって焼きそばバーベキューをしました。その後、小泉八雲の英語
の話を読みました。小泉八雲の蔵書が「ヘルン文庫」と名付けられて旧制
富山高校のシンボルとなっていたことを研究する会が、富山八雲会なので
す。この会は、八雲の英語を、毎月、富山市の知事公館などに集まって勉
強しています。私は、有峰ハイキングの時だけ参加するグータラ会員です。

前置きはここまでにして、腹七分目がいいというテーマに向かいます。

英語を読んだ後、一息ついてから、西谷に行くことにしました。午前中に、
既にそれなりの山を歩いています。さらに、今度は、お年を召した女性も
加わっています。有峰の楽しさを心行くまで味わってもらいたいと思って、
一時間かかる「いのちの沢」まで行かず、半分くらいのところまで行くこ
とにしました。ここまでだったら、道も平坦で、しかも、目的地は、緑の
モール(トンネル)の真っただ中です。小杉さんのMother treeのだいぶ
手前です。Mother treeのあたりは、ぬかるんでいるので、座るには適し
ません。

目的地といっても、道が少し太くなっているだけのところです。9人がブ
ナの落ち葉の上に座り、呉羽梨やチョコレートを分け合って、のんびり30
分を過ごしました。私のオカリナは一曲のみ。ブナ・ミズナラ・トチの黄
緑色の葉っぱをくぐりぬけて秋の日が漏れています。緑浄土。

もうひとつの実例、昼寝。その一週間後、8月29日に職場の連中と有峰キ
ャンプしました。ブラジル人3人。ブラジル人の妻(日本人)1人。中国人
1人。日本人2人が全参加。二日目に、ロシア人3人と日本人が1人増えまし
た。

一日目、11時過ぎから猪根山遊歩道を2時間半かけて歩いた後、3時半に
冷タ谷キャンプ場につきました。食事の準備をするには少し時間があるし、
かといって冷タ谷を散策するのも・・・ということで、昼寝を提案しまし
た。管理棟の畳の上での昼寝です。30分の昼寝で、体がすっきりしました。

私は、高岡市の福岡に住んでいますから、有峰に来るまで2時間半、運転
しています。富山の人だと1時間半運転しています。運転していない人で
も車に乗るのは疲れています。その上、遊歩道を歩けば、相当疲れます。

誰しも日程を考えるときは、第一に安全、第二に見どころをもれなくと考
えます。そうした中にあって、昼寝を組み込むのはなかなか勇気がいりま
す。世間の旅行日程で、昼寝が入っていることはまれなのではないでしょ
うか。しかしながら、実際には、午後の移動中にバス、電車、自動車の中
でみんな寝ているのではないでしょうか。その点、有峰は、まず涼しい。
さらに、有峰ハウス別館やキャンプ場の管理棟という昼寝用の場所がある
のです。そんな観光地、めったにないでは。日帰り語り部講や俳句の会な
ど、思い切って昼寝の時間を作ると参加者の感動は高まると思いました。

以上、結論からいえば腹七分目がいいという、ごくごく当たり前の話です
が、日程立案者としては少しばかりの勇気がいる話をしました。

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◆久田 美智子さんからのお礼
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 雨降りのため緊急避難として冷タ谷キャンプ場ロッジを利用された方か
ら、お礼のお便りがありましてので紹介します。

おはようございます。私は大雨の日の9月3日夕方、身体障害者を含む
10人で突然にお伺いしました久田美智子と申します。9月7日「赤木沢
遡行&薬師岳登山」の山行を終えて全員無事に帰阪致しました。

当初の計画では登山口に近い「折立キャンプ場」に設営する予定でしたが
ゲートをくぐりますと、かなり大粒の雨となり有峰ハウスの門戸をたたき
ました。しかし満室ということでビジターセンターに相談すればと言うア
ドバイスを頂き、窓口担当の河原様にお目通りとなった次第です。

規則では1週間前からの予約でないと利用できないと言う説明を受け、し
かも先客が居るとのことで途方にくれていました。当初からテントのつも
りでしたので健常者は覚悟していましたが身障者2名を雨に濡らすわけに
も行かず、しつこくお願いしてしまいました。河原様の臨機応変な窓口対
応、それに加えての上司の方の寛大さに心よりお礼申し上げます。

「身障者を山に連れてこなくても・・・」と言う者もいます。しかし自然
の素晴らしさを健常者と同じ目線で味わってもらいたい、そのためには、
みんなで力を合わせてサポートをするのが私達のモットーなんです。雨を
しのぐことが出来、先客様も快く同室を理解して頂き、森の響き「オカリ
ナ」の演奏をも聴かせて頂くことが出来ました。

薬師岳頂上から見る、有峰湖は、空の青さと湖の碧さと森の緑と調和して
美しく輝いておりました。
次回は有峰の森に訪れて「遊んで、泊まって、学んで、歩いて、癒され
て」みたいと一同思っております。その時は、またオカリナ演奏をお聴か
せ下さい。

遅ればせながら、無事の帰阪と、真心対応のお礼を申し上げたくてメール
をさせていただきました。
ありがとうございました。皆様のご健康をお祈り申し上げます。

大阪府 久田 美智子

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