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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2009年9月19日 第190号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:677人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第70回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
◆「山じまい感謝の集い」参加者募集
  〜紅葉の有峰を皆で満喫しましょう〜
◆「第7回有峰俳句の会」吟行作品
◆8月に寄せられた俳句
◆高岡市立牧野公民館からのお便り
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◆オレゴン有峰往復書簡第70回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
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「有峰ダムのコンクリート壁には「胎内仏」が隠されている。」と文芸春
秋の荻野アンナさんルポにありました。これは昭和12年に(戦前の計画
の)ダム建設が始まり18年戦争の激化で中断された当時の作りかけ部分だ
そうです。当初の予定ダム高さ110mの十分の一ほどつまり10m程のダム
基礎部分が現ダムに内包されているそうです。「コンクリートは古いほう
が技術がいい」との北陸電力中井土木部統括常務の話が紹介されています。
 
ダムの真ん中にある展望台へはダム内のエレベーターで地下四階相当まで
下るという。森林文化村で有峰ダムのこういった見学の機会はこれまであ
りましたか?是非一度訪れてみたいですね。

日本でも、世界でも近年ますますダム建設の是非が喧しくなってきました。
失敗例も沢山見聞します。オレゴンでも廃ダムがありますし、現役のダム
(山間でなく大河を堰き止め巨大水量x短落差で発電する)もあります。
内陸(州東部)にはどんどん風力発電のタービン(風車)が建設されてま
す。数年前ベルギーとドイツへ行った時に上空から見ていると眼下の平野
に次々とタービン群が現われて驚きました。

これからは水力、風力、太陽光、潮力、波力、地熱 何だって薄く広く地
球のエネルギーを巧く分けてもらう時代になるのでしょうか? それにつ
けても有峰ダムは、『私の故郷のダム湖はね・・・』と 誰にでも誇らし
く話せます。エネルギーコストの面だけでなく、トータルの自然人文関連
の素性の良さがありますね。
 
で、電気から電車へと強引に話を持っていきます。寝台特急北陸号は東京
在住時には散々お世話になりました。というよりに高岡へ帰省する際はほ
とんどこれでした。月曜に有給をとり金曜は目一杯残業してから上野駅へ
行き、寝て起きると故郷。北陸号は私の「どこでもドア」でしたね。

今はアメリカから帰省するときはよくJRパスを使います。JRの鉄道バ
ス全線で通用し指定席も使えます。7日間で28,300円から。あちこち廻る
には便利です。このところ東京往復には加越能・西武バス共同運行の夜行
高速バスを使います。(ポートランドから成田に着くのは夕方遅くで新幹
線ではどうにもならない。)やはり寝て起きたら目的地というのはいいで
すね。今のバスは3列配置席のフルリクライニングシートで快適に寝て行
けます。

池袋駅のすぐ近くに親戚の家がありそこが在京拠点?なので大いに助かっ
ています。実はその親戚の家の町内?に戦後の日本漫画の梁山泊ともいえ
るトキワ荘がありました。手塚治虫が居て、その後に藤子不二雄コンビが
入ったそうです。(藤子不二雄Aさんは高校の我々の先輩に当たります
ね。)今はその木造アパートは壊されて石碑が立っているそうです。
夏に長女がこの親戚に居候して東京見物していたのに、そのことを後で私
から聞いてとても悔しがっていました。なにせ我家の子供達の日本語は
「ドラえもん」が教科書/先生でしたから。この秋に私が帰国するときに
写真を撮ってメールしてやります。
 
あと数年で北陸新幹線が開通するとそのあと富山も随分変わっていくので
しょう。今、アメリカが車社会から試行錯誤を重ねながら次のステージに
変わりつつあるように。

これから当分の間 ― あと数十年 ― の交通は電車と電気自動車、自転車
の組み合わせになっていくのでしょうかね。ヒトがそのぶん一層、賢明に
思慮深くなるといいのですけど・・・

それを思うとエネルギーの上流の景色、有峰の風景というのはあと何十年
経とうともきっと変わってはいないのだろうと思われます。
電車だから万葉線の話まで行こうかと考えていましたが思いっきり脱線し
てしました。
それは又次回にでも。

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◆「山じまい感謝の集い」参加者募集
  〜紅葉の有峰を皆で満喫しましょう〜
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 恒例の「山じまい感謝の集い」を10月24(土)、25日(日)に行います。
 有峰林道の閉鎖まで2ヶ月足らずとなりました。今年の夏は雨続きで豪
雨による災害や野菜の高騰などがありました。今の有峰は朝晩めっきり涼
しくなり気温が10度以下の日もあり、紅葉が始まってきました。
「山じまい感謝の集い」の頃は、紅葉真っ盛りだと思います。多くの有峰
村民で有峰の森に感謝の気持ちを捧げたいと思いますので、多数の皆様の
お越しをお待ちしています。

1 目的  有峰の森の恵みに感謝し、有峰村民との交流を深める。

2 主催  社団法人富山県農林水産公社 

3 実施日 平成21年10月24日(土)から25日(日)

<10月24日(土)>
13時     有峰ビジターセンター集合
13時10分  自家用車で折立へ向かう
13時30分  折立駐車場到着
13時40分  折立(又は冷タ谷)遊歩道散策
16時     有峰ハウス(折立へ車を取りに行く)
16時30分  有峰ハウスチェックイン、自由時間、入浴
18時     夕食
20時     語り部講「立山・有峰の歴史・文化」
        講師 富山県立山博物館 館長 米原 寛 氏

<10月25日(日)>

6時30分   もちつき、お供え(有峰大助)、朝食
9時      お供え(慰霊碑、展望台、お墓、冷タ谷湖畔、薬師太郎・花子)
11時30分  一年の振り返り
12時     解散

4 対象者    有峰村民(定員25名)

5 参加費    4,850円 

6 必需品 水筒、保険証のコピー、雨具、長靴、長袖・長ズボン・
  帽子(色は、ハチの被害を避けるため黒いものは避ける)、
  軍手、雪模様のときはスノータイヤ、参加費

  * 有峰ハウスには、ゆかた、丹前、歯磨きセット、フェイスタオル
    (バスタオルはありません)、ドライヤーがあります。

7 申し込み、問い合わせ先
  葉書等に住所・氏名・性別・年齢・電話番号を記載し
  平成21年10月15日(木)までに申し込んでください。

  郵便930−1458 富山市有峰
  社団法人富山県農林水産公社有峰森林部「山じまい感謝の集い」係

(1)電子メールinfo@arimine.net

(2)電話 076−481-1758 担当 荻沢

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◆「第7回有峰俳句の会」吟行作品
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8月29日(土)、30日(日)に開催された「第7回有峰俳句の会」の作品
を紹介します。

〔講師吟〕

閑かさを我が物として湖の秋        中坪 達哉

〔特選〕

沢音に足音重ね涼あらた          内山 澄子

大木のとりわけ山毛欅の涼新た      菅野 桂子

初紅葉蹠(あうら)弾みし森の径(みち)   太田 硯星

毒茸の真白き笑(えま)ひ見てゐたり    石黒 順子

風下に立ちて湖の香秋の声        新村美那子

葛かづら捩(すじ)り捩(もじ)りに風を追ひ 野村美智子

赤まんま河原の石に寄り添うて      大井 孝行

秋うらら木肌もぬくき有峰に        金森める子

法華塔吹く秋風に沢の音          内田 邦夫

どこまでも付いて行かんと葛の花      栗島くり子

地に落とす影の大きく岩燕         新井のぶ子

朝霧の流れは速し我が生も         木本 彰一

秋色に一句生まるるバスの中       荻沢 明夫

老木にきのこ大群こびとたち        水野 博之

雪解けて遠のく秋の薬師(やく)岳(し)かな  藤森 杏杏

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◆8月に寄せられた俳句
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有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました8月のよい句を中坪達哉
さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載しますの
で、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句ポ
ストに投稿してください。

8月の俳句ポスト入選作品       中坪 達哉 選

ヘリコプター今日も飛び交う登山かな 荻沢 明夫

丹念に巖の道を登山靴          大井 孝行

キャンプ場準備ととのい人を待つ    河原 芳博

雲低く折立路行く登山客          河原 芳博

有峰湖去り行く夏に波立ちぬ       河原 芳博

ポツポツと増え行く落葉折立路     河原 芳博

こそばゆき言葉のひびき森の秋     中坪 達哉

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◆高岡市立牧野公民館からのお便り
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8月15日に開催した日帰り語り部講について、高岡市立牧野公民館から
お便りがありましたので紹介します。

前略
大自然にいだかれた森の静かな湖、森羅万象がゆったりと流れていくぜいたくな
ひとときを過ごさせていただき、ありがとうございました。
私たち19名一同、たいへんお世話になりました。
50年前に訪れた有峰と少しも変わることのない姿に満足感を覚えました。
そして、豊かな自然を守るために森林文化村の幅広い活動、スタッフの皆さんには
いろいろとご苦労が多いことと推察いたしました。
ブナ・トチ・ミズナラなどの林を行く冷タ谷遊歩道、カラマツ葉の絨毯を踏みしめる
あの心地よい感触、すがすがしい湖畔での食事、自然が作り出した偶然の造形
永遠の木、心温まるオカリナとギター演奏等一服の清涼剤となり、この一日は
参加者の心に深く残ることでしょう。秀麗で雄大な名峰薬師の顔が見られなかった
ことはとても残念でした。機会あらばもう一度、紅葉の時期に訪れたいと思います。
スタッフの皆さんによろしくお伝えください。ご健勝とご活躍を祈念いたしております。
草々
  平成21年8月17日
  
   高岡市立牧野公民館 岡本 孝平


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皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載しますので、どしどし投稿
ください。お待ちしております。
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