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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2009年8月22日 第188号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:672人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第68回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
   〜ひと夏の想い出〜
◆7月に寄せられた俳句
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◆オレゴン有峰往復書簡第68回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
   〜ひと夏の想い出〜
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中川様
村仕事の集いの報告、嬉しく拝見しました。総勢64名!すごい。大人にも
子供にも宝石のような一生の思い出ができましたね。草刈作業、食事、昼
寝、森の中で遊ぶ子ら、食事、音楽会、「木を植えた男」の輪読、皆さん
のいきいきとした冷タ谷の森での二日間の様子が目に浮かび、私もその時
その場に居たかったなあという羨望の思いが胸の底を幾度もよぎります。

もっともここオレゴンのカラッとすがすがしい(湿度が低い)夏に身も心
もスポイルされてしまった不肖の私は、蒸し暑い日本の夏に帰る気は無く、
親にも「(百何十歳までも生きろとは言わん)ただ夏には死なんといて、
帰ってこんからね」とばち当りなことを言っております。

草刈りが終わったら'汗だく、ヘロヘロ'だったということですが、本当は
こういう後は温泉、ビールが定番極楽コースなんですよね。皆さんどうし
てましたか? 野外活動の本なんかにはちょっとした工夫でできる簡易シ
ャワーの作り方なんかが出ています。(来夏の参加する小学生チームのプ
ロジェクトにどうだ?)。

しかしせっかく冷タ谷なんだから「ひえ〜」と声を出しながら谷か湖面へ
出て水浴びをするのも気持ちいいかも。(ものぐさな私なら固絞りのタオ
ルで体を拭いて充分ですが。) 幾つか更衣用にテントを張っておけば体
を拭いた後の昼寝場所としても使えるかもしれません。
 
この夏、私の方は昨秋から企画した日本からの北米自然探訪ツアーは空振
りです。経済の落ち込みと新型インフルエンザでカナダ、アメリカ向けの
旅行は軒並みキャンセルになりました。しからばと、地元の日系人向けに
日帰りのハイキングを企画したところ、ことのほか手ごたえがありました。
一回目は20人、今週末に行くマウント・フッド山麓のハイキングも十数人
の参加があります。銀行や商社の駐在員、若い留学生から年配者まで女性
も多く随分幅広い参加があり、ちょと嬉しい予想外の反響でした。皆に関
心があると判れば、自然の訪問地は毎月出かけても20年分くらいは提案で
きます。

ここ米北西部はなんたって自然景観の多様さ、豊かさは全米のなかでも抜
きん出ていますから。地元の自然というのはありがたいもんだなとつくづ
く思っています。これからが楽しみです。

こうして太平洋の西と東で2009年の夏も過ぎていきますね。経済のことや、
この秋からは日本では政治のことでいろんな変化があるのでしょう。廻る
まわるよ時代はまわる・・・か。

最近南オレゴンを旅した時に思ったのですが「古き良き時代」というのは、
けっして消え去ったりせず、悠久の時の流れとの中で自然と人々がシンク
ロナイズして生きている限り、それを求める人の前にいつでも立ち現れる
ような気がしています。あとでこの夏のことをふりかえって「あの時代、
やっと大地に足のついた考え方が見直されはじめてきたのかな?」という
ことを思う時がくるかもしれませんね。

さっき「文芸春秋」'07年12月号をパラパラ見ていたら荻野アンナさんの
「エネルギー高座」という電気事業連合会のPRページで彼女が有峰ダム
を訪れた時の記事と写真が出ていました。ほほうと思うようなダム作りの
時の因縁話、「胎内仏」や「ぞうきん掛け」のことなど興味ある話もあり
ましたがそれは次回。それより私が「ウン!」と思ったことは荻野さんの
目元は中川さんとよく似ている(印象に残るところ、目だけですよ、悪し
からず)ということでした。くだんの記事見ましたか?

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◆7月に寄せられた俳句
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有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました7月のよい句を中坪達哉
さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載しますの
で、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句ポ
ストに投稿してください。

 7月の「有峰俳句ポスト」入選句    中坪 達哉 選


 深緑にブナの実早も有峰は       荻沢 明夫

 ヒョウモン蝶窓を開ければ天に舞う   荻沢 明夫

 猪根平草刈すすむ夏まぢか       河原 芳博

 燕舞う有峰ダムとなりにけり        河原 芳博

 前方をよぎる小熊や梅雨の夕      河原 芳博

 七月の雨に打たれて行くもよし      河原 芳博

 誰を待つビジターセンターに一人夏の昼 河原 芳博

 トマト香りて一日の始まりぬ        河原 芳博

 梅雨明けて大きく湖の動きけり     大井 孝行

 足取りに愁ひも見えて沢(さわ)蓋(ふた)木(ぎ)  中坪 達哉

 山蟻は払ひたる手に挑み来る      中坪 達哉

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