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ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2008年8月9日 第161号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:627人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第41回目 有峰からオレゴンからへ 中川正次
  〜「木を植えた男」の輪読〜
◆「愛着の森(調査編)」参加者募集
◆「新湊気功の会」参加者からのお礼
  射水市 田代 秀子さん
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◆オレゴン有峰往復書簡第41回目 有峰からオレゴンからへ 中川正次
  〜「木を植えた男」の輪読〜
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「むしろうるさい車、余計な音楽などがバンダリズムとなります。ある意
味私達は五感のなかで視覚にウエイトを置きすぎですね」。なるほど、な
るほど。

さて、「木を植えた男」という絵本があります。18年くらい前に、仕事
の関係で教えてもらった本です。とても感動しました。その朗読を聴くプ
ロジェクトを知りました。
http://www.tree22.com/
県内で誰かに誘致して欲しいと思っています。

寝ているとき、有峰で一緒に歩く人たちの前で朗読してはどうだろうと思
いつきました。48ページあって、朗読すると30分かかります。「抽出
して10分くらいの朗読でないと聞いている人が飽きるかなあ」と、起きて
から思いました。

私が働く県庁国際・日本海政策課には、アメリカ、ブラジル、韓国、ロシ
ア、中国の国際交流員がいます。毎週木曜日、ランチタイムにEnglish
chatの会が、彼らを中心に、県庁職員なら誰でも参加できるものとして開

されています。
私は、英語が下手です。会話がわからなくて、わかったふりをしているこ
ともままあります。それでも、朗読の話をしました。たどたどしく。

中川 絵本、なんていうの?
アメリカ人 picture book
中川 OK. I have a favorite picture book.
中川 朗読、なんていうの?
ブラジル人 read aloud
中川 OK. I want to read aloud the picture book in the forest in
Arimine.
というような調子で、説明しました。

それで、さっきいいました抽出朗読の話をしました。するとロシアの女性
が、「全部やったほうがいい。もし長ければ、前半、後半というふうに分
けたらいい」と言ってくれました。英語で。なるほどと思いました。

そのアイデアをもらうまでは、お経に影響を受けていたのです。仏教のエ
ッセンスは、「観自在菩薩〜」ではじまる般若心経。それをさらに短くす
れば、「ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそ
わか はんにゃしんぎょう」。それをさらに短くすれば、「般若心経」。
あるいは、「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」などなど。だから、抽出
でいいのだと。しかし、ロシア人の女性のおかげで、山道を歩いて休憩の
ときに朗読し、「続きは、次の休憩場所でね」と続けていけばいいと気づ
きました。

「カラマーゾフの兄弟のような、長編小説の国と、俳句のように結晶させ
る国の差でしょうか」と、ブラジル人に聞いたら、「日本には、源氏物語
があるでしょ」と答えてくれました。両方、英語でです。

何度か試してみました。記念すべき第一回は、藤井さん家族と西谷を歩い
たときでした。ご夫婦・5年生・4年生・5歳・2歳の顔ぶれでした。第
二回目は、職場の7人とその家族(妻、5歳、2歳)で、同じく西谷を歩
いたときです。いずれも、私一人が6パートにわけて、全部を読みました。

第三回目は、中坪達哉さん(有峰俳壇の講師)、石川たかねさん、新田美
千代さんとの西谷歩きの時でした。いつもの調子で、1パート目を終わり、
歩いて、次の休憩地点で、2パート目を読もうとしたら、新田さんが「今
度は私が読む」と言ってくださいました。その後、休憩のたびに、4人で
8ページずつを読み回しました。

一人で読んでいると、「ああ、なんて、恥ずかしいことを始めたんだろ
う」という思いが、わき起こってきます。「ひっこみがつかないから、最
後まで読もう」と、心の葛藤をしていると、十中八九、読み間違えます。
で、読み終えて、家に帰って一晩寝ると、「ああ、いいことをしたなあ。
今度も、やろう。そして、あの男のように生きよう」と意欲がわいてきま
す。しかし、みんなで回し読みすると、「恥ずかしいことを始めたもの
だ」という後悔の念が起こりません。男性の声、女性の声、若い人の声、
そうでない人の声、いろいろあって、素晴らしい。一緒に感動している仲
間がいることの喜びを感じます。

この新聞が出ている頃には、日本海学学生フィールド講座の森の部が終わ
っています。
http://www.nihonkaigaku.org/08f/i080807/i080807.html
総勢34名で、班分けしたとしても、西谷で輪読をするのは無理があると
わかったので、計画では、冷タ谷キャンプ場で輪読をします。6班にわけ
て、カラマツの森の中・遊歩道・森の中のテーブルなどいろんな場所をめ
ぐり歩きながら、読んでいきます。学生フィールド講座の報告は、次の書
簡の中でします。

日本中で、「木を植えた男」の森の中での輪読(林輪読?)が展開される
ことを夢見ています。その第一号が、有峰で始まったのです。

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◆「愛着の森(調査編)」参加者募集
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 愛着の森は、有峰の森での体験活動を通じ、森と愛着を深め、森を愛し
ながら守ることを目的とし、調査編、ドングリ育て編、対話編の3つで構
成されています。
 今回の調査編は、農林水産総合技術センター(森林研究所)の長谷川幹
夫さんのご指導のもと、3年前に調査した西谷のトチノキ林を再調査しま
す。樹木の位置、太さ、高さなどを測定し、森の経年変化を調べ、今後の
森林の保全・育成の資料とするものです。
参加は自由です。多くの参加をお待ちしています。

1 開催日 平成20年9月13日(土)

2 日 程

 10時   ビジターセンター集合
 10時30分 愛着の森調査編(西谷トチノキ林調査)
 12時   冷タ谷キャンプ場(昼食)
 13時   愛着の森対話編
 15時   ビジターセンターでふりかえり
 15時30分 解散

3 その他
(1)参加される方は、メールでお知らせください。
(2)当日は弁当(昼食)、水筒、合羽等を持参してください。
(3)林道通行券をお渡しします。

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◆「新湊気功の会」参加者からのお礼
  射水市 田代 秀子さん
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「暑中お見舞い申しあげます」

 先日(7月26日〜27日)は色々とお世話いただきありがとうございまし
た。心配していた天候も、なんと!帰る直前で雨が降る等、毎年天候に恵
まれ、本当に自然の中で「有峰のパワー」を全身に受けることができまし
た。これもひとえに有峰を守っておられる皆様のお陰と感謝しています。

 有峰での森林浴は他では味わうことができないくらい自然が残り、本当
に1年分のパワーを貰う感じです。いろんな人にも宣伝していますが、あ
まり沢山の方々が入山されて、自然が荒らされるのではないかと心配でも
あります。しかし、皆さんが有峰を守ってくださるので安心しています。

 今年は、星の観察やミニコンサート等、有峰森林文化村の皆様の心遣い
には本当に嬉しく思いました。ありがとうございました。水野様、北見様、
写真ができましたので少し送ります。今年で3年目になりますが、毎年良
い写真が撮れてアルバムにするのが楽しみです。

 益々暑さが厳しくなりますが、皆様お身体ご自愛のほど心よりお祈り申
しあげます。失礼ながら書中をもってお礼申しあげます。

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