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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2008年2月9日 第148号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:609人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第30回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
〜高架に鈍感な私たち〜
◆ありみね高校生学びの森に参加して 
   富山県立南砺総合高等学校福野高等学校  泉澤美希
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◆オレゴン有峰往復書簡第30回目 有峰からオレゴンへ 中川正次
〜高架に鈍感な私たち〜
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ホームページでオレゴントレイルの話も読みました。へえ、牛にワゴンを
曳かせて、太平洋岸まで来たのかと思いました。

「それぞれに日々の糧を得る営為が先ずある一方で、ややもすると無常な
現実(=実風景)の流れの中で心に根を下ろしているその人なりの、ある
いは共同体の心象風景を保とう、守ろうとする行為で織り成されていると
も言えるのかもしれませんね」。すごい言葉ですね。

この間、あるコンサートに行ってきました。フィナーレで、「ふるさと」
をみんなで歌いました。有峰でも、「ふるさと」は定番中の定番です。3
題目が泣かせます。

志を果たして いつの日にか帰らん 山は青きふるさと 水は清きふるさ


この人の、志はなんだったんでしょう。東京で立身出世? 陸軍や海軍に
行って、大将になる? 学問で博士になる? 会社のえらいさんになる?
国の役人のえらいさんになる? 大臣になる?

そして、私の志は?

JRに乗って福岡(高岡から金沢に向かうと最初が西高岡、その次が福
岡)から富山まで通勤しています。車窓からは、能越道路(北陸自動車道
の小矢部ジャンクションから石川県七尾に向かう高速道路)の高架が見え
ます。西高岡のちょっと高岡よりで、またまた高架橋を建設中。さらに、
北陸新幹線の建設がもうすぐ始まります。また高架が増えるでしょう。

そんな高架の田園風景の向こうに見える立山連峰。「山は青きふるさと 
水は清きふるさと」の歌を口にすると心が痛みます。

鉄腕アトムの影響が大きいと思います。大きなビル街、高速道路が縦横に
走る。飛行機が飛ぶ。こんな国が素晴らしいという刷り込みが、昭和30
年代に壮大に行われたように思います。鉄腕アトムの影響が、漫画を超え
て、社会全体に広がったように思います。高架に対して鈍感な人を増やし
てしまったように思います。京都、大阪、新潟に行くとたくさんの高架を
なんぞげに見ていましたけれども、自分の身の回りで高架が増えると、悲
しいですね。

電車に乗って楽しいことの一つは、最後尾の車両に乗って、窓から、カー
ブを曲がる先頭車両のあたりが見えるときではないでしょうか。あるいは
先頭に乗って最後尾の車両が見えるとき。

北陸線の普通電車は、いまでは、たいてい3両編成。大阪に行くサンダー
バードや、越後湯沢に行く「はくたか」に乗れば、車両をたくさんつない
でいるので、カーブの楽しさを味わえます。新幹線は、速いし、カーブも
少ないから、新幹線ができれば、そんな楽しみもなくなります。

西高岡を出た北陸線は、高岡に向かって東に走ります。少し走ると、北向
きにかわります。大きなカーブを描くわけです。15年前くらいでしょう
か、晩秋の午後、電車に乗っていたときです。田んぼにわらをマットのよ
うに広げて、子供達が、でんぐり返しや地上回転(走ってきて、逆立ちし
て、ぐるっと回って足からつく体操)をして遊んでいるのを、カーブで見
ました。

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◆ありみね高校生学びの森に参加して 
   富山県立南砺総合高等学校福野高等学校  泉澤美希
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 これで「ありみね高校生学びの森」も2回目の参加です。今回は気分が
悪くなることもなく、3日間有意義に過ごすことができました。

 今回の活動中に、私に“キャッコピー“というあだ名がつきました。そ
の名も「カエル女」と「サンショウウオ娘」、文字にしたらすごく首を傾
けたくなりますが、私は自分にそぐなう名前だなあと思いました。
 
 何故なら私は今回の活動の半分以上、カエルとサンショウウオに関わっ
ていたと思うからです。もちろん私だけに限ってですが。私は冷夕谷キャ
ンプ場と大多和峠で「ヤマアカガエル」、峠谷と真川で「ハコネサンショ
ウウオ」を見つけました。
 夜の観察の時間には「アズマヒキガエル」「カジカガエル」を見たり、
直に触れたりして、とても幸せでした。やっぱり私は両生類が好きなんだ
なあ。と自覚する瞬間です。(笑)

 今回でだいぶカエルの種類が分かるようになりました、できれば見てす
ぐに名前を言えるようになれたら良いなと思っています。いいえ!絶対に
なって見せます!! 哺乳類では前回見られなかったものが見れて良かっ
たです。

 ねずみを捕まえたが死んでしまった。ねずみを標本にするときは、怖く
てジットは見られませんでしたが、どうやって標本を作るのか、いい勉強
になりました。

 今回、私は骨の標本も好きというか、許容範囲にはいるということに気
づきました。哺乳類の頭蓋骨を載せた本を初めて見せてもらいましたが、
見てて飽きませんでした。先生が持っていた骨も思う存分写真に撮らせて
もらって、面白かったです。
本当に!

 2日目に見た猪の痕跡は、猪がこんなに大胆に土を掘ってエサを探して
いるということに驚かされました。いままでは道端にこういった、痕跡を
残しているのはなかったということなので、有峰の生態系が変化している
のだと感じました。

 前回、私は興奮や好奇心が大きすぎて、冷静にものを見ることができま
せんでしたが、今回は所々突っ走る場面はありましたが、すごく学んだ!
と言う気分で一杯です。

 今回の活動に参加したことで、より自分が見えてきて、自分のやるべき
ことも分かってきたように思いました。2回参加して、1回目よりも更に
充実して、活動できたので、今度は来年、3回目も絶対に来て、また一層
知識を深めたいと思っています。
今回、参加できて本当に嬉しかったです。

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