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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2007年7月14日 第133号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:566人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第17回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
◆6月に寄せられた俳句
◆有峰の自然や文化がテレビ放映されます
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◆オレゴン有峰往復書簡第17回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
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 「山開き歓喜の集い」の便りを読んでいて、その場の情景がとてもよく
感じられました。
私の素直な思いは「うらやましいな、(有峰へ)行きたいな」でした。 
母が残してくれた縁でこの秋、一周忌に帰高します。出来ればその折に又
有峰を再訪したいと考えています。

 「うらやましいな」と思ったのは、火についてです。
このところのツアーグループはみんなホテル泊まりで火を見るチャンスが
ないのです。
信じられますか?ツアーの時間は9時〜5時、まるで仕事の時間です。
自然がすばらしいのはその前と後の時間なのに・・・と思うのですが、理
想と現実のギャップはちょとやそっとお話した位では信じられない程大き
く隔たっています。富山県高校生海外派遣のプログラムも街中のホテル泊
で9時〜5時という行動でした。これ以上は愚痴になるので止めましょう。
来夏からはエコキャラバンの原点のドライブ+キャンプに立ち返ろうと私
は考えています。

以前、福岡の大学生グループとセントラルオレゴンの大平原で、キャンプ
した時は最高でした。キャニオンの傍の広い大きなグループキャンプ場で
大きなキャンプファイアーを焚き、その日にフライフィッシングで釣った
ニジマスや、サーモン、肉の固まりなどを皆で鉄板焼きをして大喰いしま
した。先生がギターの名手で、とくにカントリー、とフォークが得意で皆
で歌いました。焚き火、バーボン、キャニオン、ギター、でっかい夜空
に天の川がドーンと垂れ下がりもう効果満点で、夜更けまで歌いましたっ
け。(学生の一人にストリートシンガーが居て彼はポニーキャニオンから
誘われたそうです。それを断って本物のキャニオンの傍で歌っていたわけ
ですが、それはそれは凄いボーカルでした)

最近の日本の市町村は町中での焚き火を禁止していると聞きました。なん
でもダイオキシン対策とか。火が使えない現代というのは何十万年に及ぶ
人類の歴史の中の大変な事件ではないか?(と思っているのは私だけのよ
うで、周りの人に話しても反応はありませんけど。)
大人も子供もせめて年に何回かでも裸の火を見る「時」が必要だと思いま
す。

私は特に火を使ったプログラムを準備することはありません。子供たち
(と日本から来た大人)にはアメリカのキャンプファイアーの定番として
マシュマロ焼きをします。まあキャンプの風物詩ですね。これは、その辺
に落ちている手頃な木の枝の先にマシュマロを挿し、焚き火で炙ってキツ
ネ色に焦がして食べるものです。暖炉のある家では冬に暖炉でもマシュマ
ロ焼きをします。この焼きマシュマロ、一個目は香ばしくておいしいです。
二個三個となると甘ったるくて私は駄目ですが、子供たちは大好きです。
 
ただ、夏の晴天が続き空気が過剰に乾燥して山火事の危険があるときは
裸火を起こすことは禁止されます。そのときはプロパンのストーブ(=コ
ンロのこと)とプロパンランタンを使います。皆で火を囲んでいると饒舌
になるときもあるし、ただ黙って焔を眺めていることも、歌になることも
ありますが、その形がすでに一つの火を囲んだワークショップのような心
のつながりを感じます。有史前から人はこうしていたんだなあという思い
になりますね。最近は、自然の中での歌、火と歌、ということを以前に増
して考えるようになりました。それについては次回。
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◆6月に寄せられた俳句
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 有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました6月のよい句を、中坪
達哉さん(富山県俳句連盟副会長)に選んでいただきました。
 これからも優秀な作品を毎月掲載しますので、有峰へ起こしの際はビジ
ターセンターにお立ち寄りいただき、俳句ポストに投稿してください。

6月 俳句ポスト    中坪達哉 選 (添削後)

原生林涼し実生を踏むまじく       富山市   有倉 祥子

ミズナラに注連縄凛々し風薫る      高岡市   中川 正次

足元の無数の春のいのち見て       高岡市   牛房 直美

青葉萌ゆここを定めと根を生やし     富山市   藤原 武幸

森に入る木洩れ日光る若葉かな      ――    沢田奈美子

「ともの木」の青空抜けて森の初夏    高岡市   小嶋 智美

六月の渓や靴音響かせて         高岡市   中山真由美

夏いよよ蝉それぞれに鳴く声よ      富山市   佐々木広子

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◆有峰の自然や文化がテレビ放映されます
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 7月22日(日)午前9時からBBT(富山テレビ放送)「知ってナット
ク!元気とやま情報チャンネル」で有峰の自然や文化が放映されます。
 この中では有峰の歴史、生活の様子、有峰湖や薬師岳の姿、有峰森林文
化村活動(愛着の森、高校生学びの森、レンジャー活動など)などが紹介
される予定です。是非、ご覧ください。
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