******************************************************************
ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2007年5月12日 第129号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:555人)
******************************************************************
━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第13回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
     〜元気をくれる有峰〜
◆ありみね高校生学びの森 参加者募集
◆ご案内 有峰森林文化村のスタッフ決定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
─────────────────────────────────
◆オレゴン有峰往復書簡第13回目 有峰からオレゴンへ 小杉礼一郎
     〜元気をくれる有峰〜
─────────────────────────────────
中川様、それでは往復書簡を続けましょう。日本海とオレゴンから有峰
を縁とした求心点、はたまたピンホールから覗くつもりで書いていきま
すかね。

日本では新聞やニュースで「温暖化」の文字を見ない日が無いと思い
ます。(どうでしょう?)アメリカで「Global warming」についての
一般社会での認識は全く遅れているなあという印象です。

 それでも21世紀に入ってハリケーン、トルネード(竜巻)、暖冬と寒
波、乾燥、山火事、集中豪雨などのいわゆる異常気象が目立って増えてき
て、「Global warming」が少しづつ話題になってきています。 

 ニュースで報道される土地ばかりでなく、私自身が北米各地を歩いてみ
てそれらを目の当たりにしています。そのことを以前現地誌への連載記事
にまとめました。
ノースウェスト自然探訪#40「いまわしいジグソーパズル 北米温暖化最
前線」(2005/11月)
http://www.youmaga.com/odekake/eco/2005_11.php
     

 地球が温暖化している、それが速まっていることは万人が認める現在進
行形の事実なのですが、「では、その原因は? 対策は?」となるとアメ
リカ政府は頑なに人為が原因とは特定できないと主張しています。

 現在のアメリカ政府の公式見解は「温暖化の原因が人為とは特定できな
い。経済の方が大事である。」専門研究者で見解が分かれているわけです
から私(たち)には本当はどうなのか?よくわかりません。

これについて私は二つのことを思います。一つは2000年の大統領選のこと。
 
 歴史で「もし」を言い出すときりがありませんが、あのお粗末な開票の
ドタバタ逆転劇がなければ今アメリカの対応は全く違っていたはずだった。
昨年の中間選挙で民主党が上下院を制してようやく変化が出てきたが、温
暖化対策に最も大事だった8年間の停滞は取り返しがつかない。 

 もう一つ。飛行機の安全運行の為の鉄則にこういうのがあります。
「離陸滑走中、機体に異常を認めたらパイロットは異常の原因を知らずと
も出来る限り速やかに機を停止せねばならない。」 今の状況はそれでな
ないか。
 
 先日、中国(上海)から来た人達と一週間中西部と東部を廻りました。
その折、たまたま黄砂の話になり私が、「中国は全部国有林だから強力に
計画植林を進めているだろう」と聞くとそれは全くの逆で「伐れる山があ
る所はどこでも役人が賄賂を取って伐らせるので森林はどんどん減ってい
る。山林は私有地にした方が所有者は少しでも高く木を売ろうとするから
森林は守られるのだ」と。みごとに大陸的な割りきりでした。モラルや性
善説など微塵もない。

 アメリカと中国 地球環境の行く末を左右する二大国の考え方の一端を
垣間見て「甘い幻想を持ってもしょうがない。なるようにしかならんなこ
れは」温暖化についての私の見方はだからかなり醒めたものになりました。
この問題はとても大きいので又続きを書きたいと思います。

 緑豊かで多くの人に水を供給し、クリーンエネルギーをつくっている優
れたダム。その地を訪れる人々に直接元気をくれる有峰がどんなに大切か
をアメリカにいてしみじみと感じます。有峰を離れましたが、この往復書
簡をつづけていきましょう。かっこうつければ、有峰から日本海へと視点
を広げると言えますしね。
─────────────────────────────────
◆ありみね高校生学びの森参加者募集
─────────────────────────────────
 今年も、「ありみね高校生学びの森」を行ないます。有峰の雄大な自然
に親しみ、楽しい森を体験してください。多くの高校生の参加をお待ちし
ています。、
1 主催 富山県・社団法人富山県農林水産公社

2 後援 富山県教育委員会・富山県高等学校長協会・有峰森林文化村 
     会議

3 内容 有峰の自然について、生物講師の支援のもと共同研究を行う。
 
(参考)平成18年度実施内容
 植生調査、標本づくり、昆虫採集・展翅、土壌動物や両生類、哺乳類の
 観察等

4 対象 富山県内の高校生

5 指導 富山県立高校の生物教諭(富山県高等学校教育研究会生物部
会)

6 日程
  第1回  6月9日(土) 日帰り
  第2回  8月 6日(月)〜8日(水) 2泊3日(有峰ハウス泊)
  第3回 10月20日 (土)  日帰り
  *原則として全ての日程に参加してください。特に第2回は必ず参加
  してください。

7 集合 富山駅北口(8時30分頃バスで有峰へ向かいます)

8 定員 20名程度

9 負担額 7,800円
  上記の金額は、第2回での2泊3日の宿泊費及び食費です。富山駅から
  有峰までのバス代、保険代は当方が負担します。

10 申込方法 高校の理科担当の先生に参加希望の旨をお伝えください。

11 申込締切 平成18年5月24日(木) 定員になり次第締め切ります。
  お申し込み後、詳しい資料をお送りいたします(6月上旬送付予定)。

12 問い合わせ 富山県農林水産公社有峰森林部(担当 宮原)
─────────────────────────────────
─────────────────────────────────
◆ご案内 有峰森林文化村のスタッフ決定
─────────────────────────────────
 2007年度の有峰森林文化村のスタッフが決定しましたので、お知ら
せいたします。
主 幹   荻沢 明夫(新任)
主任指導員 宮原 真樹(留任)
指導員   水野 博之(留任)
指導員   河原 芳博(留任)
指導員   佐々木 広子(新任)
指導員   柴山 泰輔(新任)
 今年も、どうぞよろしくお願いします。
─────────────────────────────────
原稿や感想をお待ちしております。
あて先は
info@arimine.net