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ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2007年3月3日 第124号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:550人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第8回目 有峰からオレゴンへ  中川正次
◆今シーズンの支援を求める活動組織を募集
              −バスの借り上げ、または林道回数券−
◆愛着の森対話編第12号の記録   50cm四方に76本のブナの芽ばえ
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◆オレゴン有峰往復書簡第8回目 有峰からオレゴンへ  中川正次
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白木峰と聞いて、高校1年生の5月の連休に、高校の山岳部で、白木峰に
行ったことを思い出しました。2年生の小杉さんがキャプテンでした。

白木峰に登るまではよかったです。頂上からの北アルプスの峰々の展望を
覚えています。問題は帰りです。沢を歩いて降りてきました。丸太橋を歩
けば落ちそうになるし、あのカーブを曲がればこれでおしまいかと思って
カーブを曲がっても、まだまだ沢が続きました。高山線のどこかの無人駅
に着いたときには、登山が嫌いになっていました。山岳部をやめました。
その次に山に登ったのは、約30年後の薬師岳です。

ヨーロッパのブナに下生えがなくて、明るいというお話を聞いて、実はび
っくりしました。有峰は下生えがありかつ明るいからです。少し時間をい
ただいて、世界の森の様子を本で調べてみます。

昨年の10月に小杉さんを案内したのは、猪根山遊歩道、冷タ谷キャンプ場、
西谷でした。

今回、紹介するのは、猪根谷です。有峰ビジターセンターから歩いて15分
くらいで猪根谷に着きます。そこから左手に谷を登っていく道がついてい
ます。一般車は通れませんので入口に鎖がかかっています。鎖をくぐって
平坦な道を登っていきます。10分くらいで行き止まりになります。

そこから、森の中に入ります。サワグルミの群生地です。1ダースの鉛筆
を輪ゴムでしばったように、サワグルミが真直ぐに伸びています。有峰の
落葉広葉樹は、たいてい、ぐにゃぐにゃと曲がっています。ブナ、ミズナ
ラ、トチノキ、ホオノキ、シラカンバ、・・・。根元のほうは雪のせいで
曲がっていることが多いです。上を見上げると、千手観音のように枝が伸
びています。直線的に枝を広げているわけではなく、ひじや手首を曲げた
ように枝を広げています。。

ところが、同じ落葉広葉樹でありながら、サワグルミは、すっくすっくと
伸びています。他のところにもサワグルミは生えていますが、群生地にな
っているのは猪根谷しか知りません。笑ってしまうのは、サワグルミに混
ざって生えているトチノキも鉛筆のように伸びていることです。朱に交わ
れば赤くなるということわざを思い出します。

昭和44年(1969年)に、富山県を豪雨が襲いました。
http://www.arimine.net/annai/paper20021019.html
有峰の大きな被害にあったわけですが、そのとき、この猪根谷も、がさっ
とやられたようです。そのあと、サワグルミがどっと生えてきて、40年近
くたって、この有峰らしくない不思議な景観が生まれたのではないかと思
います。

この先、この群生地がどう遷移していくかも興味がもたれます。あと50
年後にこの文章を読んだ人が、「え、あこに、サワグルミが鉛筆のように
生えてたの?」というかもしれません。

このサワグルミ群落の中に腰を下ろすと、素直に生きられませと諭される
ような気がしてきます。

サワグルミのところから、鎖のところまで戻るまでのがたがた道を歩くと、
小学校や中学校の秋の遠足で歩いた山道をまた歩いているような気持ちに
なります。私の生まれは、高岡市になった福岡です。秋の遠足で、小矢部
市の倶利伽羅山、稲葉山、福野の安居(やっすい)の山、福岡の沢川(そ
うごう)の山を歩いているような、不思議な感覚です。

一緒に歩く人にそれを説明すると、その人もそれなりの同意をされるとこ
ろを見ると、みんながそれぞれに秋の遠足で近くの山の道を歩いたことを
思い出させる道のようです。
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◆今シーズンの支援を求める活動組織を募集
              −バスの借り上げ、または林道回数券−
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活動組織とは、有峰村民が積極的な活動を自主的に展開する組織のことで
す。この活動組織の自主活動を盛んにすることは、有峰森林文化村にとっ
てとても大切なことと考えています。

まず、活動組織は、文化村事務局に登録することが必要です。

登録済みの活動組織は、二つの支援を受けることができます。

支援の第一として、文化村事務局は組織の活動内容などをありみネットで
公表します。このことによって、組織のPRなどに役立ててください。

支援の第ニとして、活動組織が一定の要件に合致する語り部講を実施する
場合、社団法人富山県農林水産公社は、以下の支援を予算の範囲内で行い
ます。今シーズンの支援を得るためには、4月30日までに、事務局に電
子メールで申し込んでください。

  ア 語り部講をバスを使って行う場合、公社は、バスを借り上げる。
一人当たりのバス代として2,000円をいただきます。公社は、高
速道路料金を負担しません。活動組織が加入する旅行災害補償制
度の掛け金を、公社は保険取扱業者のバス会社に支払います。

  イ 語り部講を自家用車を使って行う場合、公社は、領収済みの林
    道通行券(領収済みの林道通行回数券を含む)1枚引き換えに、
    林道通行回数券を1枚支給する。

語り部講として、上のアあるいはイの支援を受けるための要件や手続の詳
細は、ありみネットの中の、「文化サークル活動所」の中の、「活動組織
を盛んに」に記しております。
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◆愛着の森対話編第12号の記録   50cm四方に76本のブナの芽ばえ
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1回目の記録

1 その木の名前  ぶなっこ

2 場所
有峰ハウス別館の裏、永遠の木のあたり

3 種類と様子     
ブナの幼樹の群生

4 調べた人の名前 朋美

5 調べた日 2006年9月10日

6 天気 くもり、雨

7 時間 11時30分頃

8 どうして、この木が気に入りましたか?
昨年(2005年)、たくさんのブナの実がなって、今年はたくさんのブナの
芽ばえが生えています。この赤ちゃんたちがどんな風に大きくなっていく
か気になって、写真にとりました。

9 この木のそばで口ずさみたくなる歌は何ですか?
めだかの兄弟

10 この木を見て、気づいたことや感じたことを自由に書いてください。
50cm四方の中に76本のブナの芽ばえがある。高さは、約10cm。もう冬芽を
つけていた。小さくてとてもかわいらしくあどけないが、この1シーズン
を乗り切って、冬芽もつけ、少しまくましくも見える。

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2回目の記録

1 調べた人の名前 朋美

2 調べた日 2006年10月15日

3 天気 くもり

4 時間 2時頃

5 この木を見て、気づいたことや感じたことを自由に書いてください。
先日は、木のくいで即席の枠を作ったのですが、春になってもすぐ写真を
撮ったぶなっこ達が分かるように、プラスチック製のくいをつけました。
ぶなっこ達は結構元気で、数えてみたら、くいの中に72個体のぶなっこが
いました。もうすっかり冬支度も整ったようで、頭の先に立派な冬芽をつ
けて、早くも葉っぱを落とした者もいるようです。
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