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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2006年11月25日 第117号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:549人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第1回目 オレゴンから有峰へ
オレゴン州・小杉礼一郎
◆2007有峰年賀状コンテスト
◆第4回「有峰紅葉俳句の会」作品 富山市・中坪達哉
◆平成18年10月に寄せられた俳句から
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◆オレゴン有峰往復書簡第1回目 オレゴンから有峰へ
オレゴン州・小杉礼一郎
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はじめるにあたって

アメリカ合衆国カルフォルニア州の北、イチローのいるシアトルのあるワ
シントン州の南に、オレゴン州があります。そのオレゴン州に、高岡市出
身の小杉礼一郎さんという人が住んでいます。小杉さんは、高岡高校の1
学年先輩です。私は、一年生のとき、2週間ほどだけ高岡高校山岳部にい
たんです。そのリーダーが小杉さんでした。

小杉さんは、若い頃、筋金入りの登山家だったそうです。岐阜大学林学科
に進まれても、当然のように山岳部。なんと、当時、岐阜大学の学長をし
ておられた今西錦司さんと、二人で白山を皮切りに奥美濃や木曾の山に登
られたそうです。

その小杉さんが2006年10月3日に有峰に来られました。私とは、35年ぶり
の再会です。その後、オレゴンに戻られた小杉さんから、オレゴンと有峰
の間ので手紙のやりとりをし、それを有峰森林文化村新聞に載せてはどう
だろうという提案がありました。

富山県とオレゴン州は友好提携を結んでおります。
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1005/kj00000741.html
小杉さんは、北米の木材を日本に輸入する商いをしながら、日本人相手の
エコツアーをしておられます。今年は、富山県の高校生海外派遣の一行を
案内したそうです。

どんな話がとびだすか、楽しみです。    中川正次

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第1回 オレゴンから有峰へ
 
有峰森林文化村の皆さんこんにちは。村民NO.107 オレゴンの小杉です。
この秋四十年ぶりに有峰を訪れました。

今回の有峰行で一番私の印象に残ったものは、湖でなく薬師でもなく、
西谷でもなく 猿の群れでもなく、もちろんヤナギランではありません。
 
旧?有峰青少年の家でした。

カブスカウトの夏合宿だったと思います。四十年前、建ったばかりの有峰
青少年の家に数日間泊まりました。私はキャンプファイアーの炎に寄って
くる蛾の大きさに驚いていたような少年でした。

長く厳しい冬を数十年経てきたとはいえ、あの眩しい立派な建物が・・・

(初々しい乙女だった人が、再会したときは老女になってしまっていたよ
うな。私が浦島太郎か、青少年の家がハウルのソフィーか)      

せっかく中川さんにあちこち案内して頂いたのに一番の印象が俗っぽくて
済みません。でも、この話にはちょっと私なりの薀蓄が続きます。でも、
それは又の機会に話しましょう。

「オレゴン有峰往復書簡」この言い出しっぺは私です。秋の夜は長いし、
これから中川助役とキャッチボールを楽しもうという魂胆です。「有峰」
がストライクゾーン? いや、一つの覗き穴、あるいは風穴程度に考えて
います。

だから、へろへろ球もとんだ暴投もなんでもありということで太平洋を越
して先ずはオレゴンから初球を投げます。上手く返してね。

夜が更け、雨の上がったオレゴンから

小杉礼一郎

追伸

ヤナギランが有峰の三名花の一つと、随分あとで、こっちに帰ってから知
りました。

「そうか、そうだったのか。今回の有峰行きで私の目に留らなかっただけ
か?」と思わず独りごちてしまいました。   

少し解説が要りますよね。実はヤナギランは我が家の前にもあるのです。
正確には、我が家の前を通っているトレイル―かつては電車の線路で、今
は廃線の脇に所々群生しています。

ヤナギラン、英語名はFire weed(ファイアーウィード)で、直訳すれば火
の草ということになりますか? 夏にはその鮮やかな紫色が炎のように映
るからとか、山火事の跡地に一斉に生えるからとかがその謂れだそうです。

我が家は北緯45度30分位、稚内やハルピン、スイスとほぼ同緯度に位置し
ます。有峰は北緯36度30分位 標高1100mですから緯度にして9度北に上が
った平地の此処が有峰と同じくヤナギランの生育する環境ということにな
るのでしょうか?
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◆2007有峰年賀状コンテスト               
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有峰年賀状コンテストを開催します。今度で3回目です。

1 あて先
930−0096 富山市舟橋北町4−19富山県森林水産会館内
有峰森林文化村事務局 年賀状コンテスト係
(一般の年賀状もいただいておりますので、必ず「年賀状コンテスト係」
と明記してください)

2 受付期間
平成19年1月1日から平成19年1月31日まで。お一人様、何通でも応募でき
ます。

3 内容
有峰に関連する内容の年賀状に限ります。写真、版画、絵、俳句、短歌、
紀行文など、楽しい作品をお待ちしております。

4 いただいた年賀状の取り扱い
有峰ハウスで展示します。

いただいた作品を、有峰森林文化村懇話会で審査し、優秀作5点を選びま
す。その方には、有峰ハウス1泊2食ペア利用券をお送りします。

利用券は、平成19年度中に限り、有峰ハウスで利用できます。

優秀作の公表は、6月の有峰ハウスオープン前に、有峰森林文化村新聞で
行います。
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◆第4回「有峰紅葉俳句の会」作品 富山市・中坪達哉
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[講師吟]
クガイ草枯るるといへど花立てて      中坪達哉

藪こぎの奧の明るき紅葉山         野中多佳子
冠雪の山を引き寄せ紅葉晴         内山澄子
吹きくれしオカリナ秋の声と聞く      菅野桂子
黄落の林分け入り空ゆらす         成重佐伊子
小流れの綾に走れる水の秋         新村肇子
白樺の梢縫ひ行く小鳥かな         稲田しげ野
宝来島色なき風の中に浮く         稲田恵子
廃道となるを惜しめば霧湧いて       練合澄子
雫する紅葉盛りを峠越え          石黒順子
木の葉舞ふ山路の中に風を見し       斉藤チイ子
夕風の木々の葉擦れや冬近し        牧野幸子
散紅葉一枚腰に猿歩く           中川正次
カメムシや冬の準備か部屋に来て      宮原真樹
吹く風に落葉積もりし山路かな       水野博之
朝霧に薬師の姿見え初めし         河原芳博
秋の声有峰大助何思う           小嶋智美
有峰湖もみじうつしてくれにけり      伊藤富夫
落人の谷と伝えて霧深し          鈴木修次

編集部注
10月25日26日に、吟行をしました。コースは、大多和峠周辺、冷タ谷湖畔、
冷タ谷遊歩道、東西半島遊歩道、砥谷半島遊歩道でした。しんどい山歩き
も平気という人向けのコースと、苦手という人向けのコースを作って散策
を行いました。句会は、25日の夕食後と、26日の昼食後に行いました。
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◆平成18年10月に寄せられた俳句から 
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冠雪の薬師岳を仰ぐ吾七十         伊藤律子
葉を落とし天を指したる山毛欅大樹     中川正次
明け初めしみづうみの霧深きかな      河原芳博
紅葉且つ散る沢音に人声に         中坪達哉
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