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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2006年7月22日 第108号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:531人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆釣りなんてどうでもよくなってきた
−有峰村民登録の希望欄の記述とそれに対する返答
◆小口川線が開通しました
◆「山開き歓喜の集い」参加者からのお便り
1 レイチエルカーソン、ソロー、南方熊楠を思う  高岡市・山内智子
2 念願の有峰西谷              小矢部市・沢田美奈枝
◆平成18年6月に寄せられた俳句から          
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◆釣りなんてどうでもよくなってきた
−有峰村民登録の希望欄の記述とそれに対する返答
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有峰村民登録をしていただく際には、希望欄にいろいろなことをご記入い
ただいております。最近の登録いただいた豊田市の藤井貞男さんの希望欄
にこのようなことが書かれていました。

私はただのいち釣り人です。
もう3年ほど有峰に訪れていますが自然の素晴らしさに驚かされるばかり
で釣りなんてどうでもよくなってしまいます。
先日、ビジターセンターの管理人さんとお話させて頂きまして有峰のイワ
ナが激減してると聞きました。その事実を私も感じています。また絵葉書
の売上をイワナ稚魚の放流資金に充てるとも聞きました。
私はこの事業に貢献したいと思います。
釣りから得た食性や性質の知識を活かして、生態系を崩さない取り組みを
していきたいと考えています。
自然の維持と釣りは相対する物かもしれませんが、本来の食性を持った魚
を釣る事は非常に困難です。しかしこれに挑戦するからこそ自然が少しだ
け理解できます。
そんな素晴らしさを皆さんに理解していただけたらと強く願っています。

早速、藤井さんにメールをしました。

藤井様 有峰村民の登録ありがとうございました。有峰の自然の素晴らし
さをほめていただいて、とてもうれしいです。

少し、補足説明をさせていただきます。

まず、イワナの話。3年前から、有峰森林文化村まっつりの行事の一つと
して、真川で親子渓流釣り教室を開いております。私は、魚釣りが好きな
ほうではないので、なんとなく、イワナはわいてくるものという感じがし
ておりまして、減っているなんて気にもとめておりませんでした。

今年もそのつもりで計画しておりましたところ、協力していただいている
釣振興会のみなさんから、「子供たちに釣りを教える機会はとても大事で
ある。しかしながら、こんなことを繰り返していたら、真川にイワナがい
なくなってしまう。禁漁となる10月に、遺伝子的に問題のないイワナを放
流することを考えてほしい」と言われました。

そこで、今年度から、参加費用を1000円から2000円に値上げして、値上げ
分で10月に稚魚を購入して放流することにしました。

他の釣り人に、この話をいたしましたところ、「遺伝子の錯乱が起こりか
ねない。やめてほしい」と言われました。問題が発生しないようにと富山
県水産試験場などに相談し、万全を尽くすとともに、情報公開いたします。

さらに、絵葉書の話。これまで、有峰グッズを販売してまいりました。利
益が出ると税金などの問題が発生しますので、仕入れ値とほぼかわらない
売値をつけて、販売してきました。しかしながら、今年度から方針を変え
て、利益が出るように値づけをして、生じた利益をイワナの稚魚購入費に
充てることにしたしました。絵葉書は1枚50円で売っています。ハガキ代
が1枚9円、インク代を乗せても、相当の利益が出る勘定です。

このほか、有峰工房のクラフトも1個売るたびに、100円程度の利益が生じ、
イワナ代に充てる予定です。と、景気のいいことを申し上げましたが、ク
ラフトは、仕入れに6万円かかっていますので、売れ残りが出るとこの部
門からは利益が生まれません。

放流は、10月28日(土)の山じまい感謝の集いの一部として行う予定です。
手作りの音楽会を中心に楽しい集いにするつもりです。愛知県からは遠い
ですが、是非、お越しください。

有峰は、富山の奥座敷。この考え方で、富山県民に大事にされる有峰を
目指してがんばってきました。他の県の人に、有峰をほめられると、富山
県民にほめられる以上にうれしいです。これからもがんばる所存ですので、
よろしくお願いします。

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◆小口川線が開通しました              
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小口川線(水須〜有峰湖間)のうち、祐延湖〜有峰湖間だけ、7月20日に
開通しました。水須〜祐延湖間は、災害復旧工事のため、年度中開通する
ことはありません。通行できるのは、10月31日までです。

小口川線のみならず、すべての路線の開閉状況は、ありみネットの「今の
有峰」をごらんください。
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◆「山開き歓喜の集い」参加者からのお便り
1 レイチエルカーソン、ソロー、南方熊楠を思う  高岡市・山内智子
2 念願の有峰西谷              小矢部市・沢田美奈枝
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1 レイチエルカーソン、ソロー、南方熊楠を思う  高岡市・山内智子

「山開き歓喜の集い」に参加させていただき、ありがとうございました。
半年間待ちわびた新緑の有峰の森は、ほんとうに美しいと思いました。特
に雨上がりの西谷のぶなの森は、生き物たちの命の営みにあふれ、レイチ
エルカーソン、ソローを思い、南方熊楠のエコロジーの図を思い出しなが
ら、大自然の生命の営みに、ただただ感動して歩いていました。

今回、しめ縄作りや餅つきという作業を通して、日本人が大昔から大事に
してきたものの意味をあらためて考えさせられ、自分たちが、それを失い
かけているという事実にもあらためて気づかせられました。今回、有峰森
林文化村の存在意義をいっそう強く感じました。
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2 念願の有峰西谷              小矢部市・沢田美奈枝

スタッフの皆様お世話になりました。しめ縄作り、餅搗き、夜の音楽祭、
楽しく参加させて頂きました。ありがとうございました。

念願の有峰西谷ツアー。なんでみんながよかったというのか?謎でした。
行ってみて始めてわかるものですね。冷タ谷がなぜ遊歩道なのか、それも
納得、スケールが違うのですね。冷タ谷もすごく好きですが、西谷は森を
深く奥底に行く感じで自分の足で行かないと絶対に見れない所ですね。最
後にたどりついた滝、雨のように幾筋も細くしとしとと落ちているので名
前を『雨垂れ滝』、あるいは「雫滝」なんていいかもと思いました。神秘
的でずっとそこにいたいと思いました。又ぜひ行きたいです。
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◆平成18年6月に寄せられた俳句から
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一昨年から、有峰ビジターセンターに俳句ポストを置いております。中坪
達哉さん(富山県俳句連盟副会長)に、いい句を選んでいただきました。
毎月、月初めに先月の秀句を、このコーナーで発表していきます。俳句を、
有峰森林文化村の森林文化活動の重要な柱の一つとして育てていきたいと
思っております。有峰にお越しの節は、ビジターセンターの俳句ポストに
あなたの俳句を投稿してください。

雪渓のかすみて今日の薬師岳   中川 正次
渓よりの風蒲公英の絮飛んで   小嶋 智美
有峰の雪のまわりのふきのとう  水野 博之
満水のダムに揺るる灯夏めきぬ  河原 芳博
朝寝せし窓に鳴きいる鳥は何   宮原 真樹
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