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ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2005年7月9日 第80号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:425人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆小口川線、7月1日に一部区間のみ開通
◆「有峰で元気にもどる集い」参加者募集
 〜雑穀や薬草そしてヨガをつうじて〜
◆増えるタンポポは、抜くべきか放置せざるを得ないか
◆平成17年6月に寄せられた俳句から
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◆小口川線、7月1日に一部区間のみ開通               
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有峰林道小口川線(水須〜有峰湖間25km)のうち、一部区間のみ7月1日
に開通しました。
有峰湖〜祐延展望台間は、通ることができます。
水須〜祐延展望台間は、土砂崩れのため通ることができません。今シーズ
ンいっぱい、通行できません。
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◆「有峰で元気にもどる集い」参加者募集
 〜雑穀や薬草そしてヨガをつうじて〜
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1 主催 社団法人富山県農林水産公社

2 場所 富山市有峰

3 日程 平成17年7月30日(土)から31日(日)
(1) 集合場所と時間
     富山駅北口に9時
     立山あるぺん村に9時40分、
      のいずれかを選択。バスで現地へ向かいます。
(2) 内容
     ヨガ教室(早朝を含めて2回)。
     自然食弁当。
     森林浴。
     野外炊飯(雑穀や有峰の薬草を、朴の葉っぱでくるんで)。
     焚き火。
     ヨモギのもちつき。
     絵手紙教室。
(3) 宿泊場所 有峰ハウス
(4) 解散 (31日14時有峰ハウス発)
    14:50あるぺん村着
    15:30富山駅北口着

4 対象者 定員 20名

5 水先案内人   赤羽テイ子さん(ヨガ)、松村文子さん(自然食)

6 参加費   1人8,100円
   上記は有峰ハウス1泊料金と、30日昼・夕食代、31日朝・昼食代と
   なります。
   集合場所から有峰までのバス代、及び保険代は当方が負担します。

7 申し込み方法
   葉書に、住所・氏名・性別・電話番号・乗車希望場所を記入の上、
   申し込んでください。
   あて先
    〒930−1458 富山市有峰
    社団法人富山県農林水産公社有峰森林部元気にもどる集い係
    募集期間 平成17年7月4日から7月23日まで(先着順)
8 問い合わせ
(1) 電子メール info@arimine.net
(2) 電話 076−481-1758 担当 柳川

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◆増えるタンポポは、抜くべきか放置せざるを得ないか
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有峰村民の方から、このようなメールをいただきました。

毎日 大変ご苦労様です。
五六年前から比べると、大変良くなり県民の憩いの場として、少しずつ充
実していることに、感謝申し上げます。

最近、有峰にないはずの「タンポポ」が大変目立って仕方がありません、
何とかならないものでしょうか。

除草剤を使用するわけに行きませんので、研修生に1回30分程度の、「タ
ンポポ」むしりをスケジュールに組み込んだ事など。

何らかの対策を講じないと、有峰全体が大変なことになる様な気がします。
当局の適切な対応をお願い致します。

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メールをいただき、有峰のタンポポについて4つに分けて問題を整理して
みました。

ア 有峰のタンポポの種類
イ タンポポが増えた理由
ウ 放置するとどうなるか?
エ 対策

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ア 有峰のタンポポの種類

有峰に多いタンポポは2種類で、日本産のエゾタンポポと外国産のセイヨ
ウタンポポです。猪根平にはエゾタンポポが多く、林道沿いなどの道端に
はセイヨウタンポポが多いようです。

2種の簡単な識別ポイントは総包外片です。総包外片がくっついていれば
エゾタンポポ。反り返っていればセイヨウタンポポです。しかし、最近、
両者の間で雑種が生まれ繁殖していることがわかっていて、外見では見分
けがつきにくくなっています。

もうひとつの識別ポイントは花の時期です。エゾタンポポは年に1回(6月
頃)だけ花をつけます。セイヨウタンポポは季節に関係なく何度も花をつ
けます。夏や秋にも花をつけているタンポポがあれば、セイヨウタンポポ
あるいは、雑種と推測できます。

注 猪根平
有峰の中心地。ビジターセンターや有峰ハウスがある。有峰ダム建設時の
基地。電源開発完了後は、芝生広場などが整備された。

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イ タンポポが増えた理由

エゾタンポポ:
もともと有峰に生えていたと思われます。猪根平に、電源開発完了後、芝
生広場ができ、夏の草刈などの管理がされ、草地が好きなエゾタンポポが
増加して目立つようになったようです。最近、全国的に都市部を中心にセ
イヨウタンポポに追いやられ日本産タンポポが減ってきているので、猪根
平のように日本産のエゾタンポポがたくさん生えている場所はめずらしく
なってきています。これには夏の草刈が効いているようです。エゾタンポ
ポは6月に花をつけ、夏いったん地上部の葉を枯らし、秋にまた葉をだす
という生活をしています。対して、セイヨウタンポポは年中葉をつけてい
ます。そのため、夏に草刈をすると、エゾタンポポは被害を受けず、セイ
ヨウタンポポだけが被害を受けるので猪根平にはエゾタンポポの方がたく
さんあるようです。

セイヨウタンポポ:
林道の斜面を崩れにくくするために吹き付けられる植物の中にセイヨウタ
ンポポの種が入ってきます。有峰に来る人や車などに種がくっついて入っ
てきます。以前の有峰にはなかったタンポポで、セイヨウタンポポが増え
るということは、自然破壊がすすんでいるといえます。

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ウ 放置するとどうなるか?

大丈夫だと考えます。有峰は森が多く、森は新しいものを排除する仕組み
を持っています。そもそもタンポポは草地を好みますので、エゾ・セイヨ
ウ問わずタンポポが森の中に入り込むことはないと思います。

林道沿いのセイヨウタンポポが猪根平まで進出することが心配ですが、夏
の草刈によりある程度抑制されているようです。ただ、セイヨウタンポポ
とエゾタンポポの雑種が増えていくことを抑えることはできません。

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エ 対策

文化村スタッフだけでは結論がでず、ビジターセンターに来られた方々に
相談したところ2つの案がでました。皆さんはどうお考えになりますか?
ご意見をお聞かせください。

案1:セイヨウタンポポだけ選択的に引き抜く方がよい。

理由 立山の室堂でもセイヨウタンポポ抜きがやられている。これは、セ
イヨウタンポポの増殖抑制だけでなく、セイヨウタンポポとエゾタンポポ
の雑種ができていくことを抑えるためである。とはいうものの、このタン
ポポ抜きは、上手くいっていない。しかし、だからと言って何もしないの
は間違っていると考える。環境教育の面からもセイヨウタンポポ抜きを積
極的にやるべきである。

案2:特別の対策を講じる必要はない。一人ひとりが見つけたら抜くよう
にすればよい。

理由 エゾタンポポのたくさん生えている猪根平にしても、植えられた芝
生がそもそも外国産のコウライシバである。セイヨウタンポポに限らず、
イネ科の牧草やシロツメクサ、ムラサキツメクサ、ヒメジョオンなど、帰
化植物が多い。帰化植物が増えることを防ぐならば、セイヨウタンポポだ
けを引き抜いてもあまり意味がない。さらに、すでに雑種ができていて純
血のセイヨウタンポポ自体少なくなってきていて、どうやってセイヨウタ
ンポポだけ選択して抜くのかを考えると、人を集めて取り組むには困難だ
と思う。

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◆平成17年6月に寄せられた俳句から
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落葉松の梢に夏の月淡し        早川 武彦
春蝉の声を指揮するごとく立つ     中川 正次
渓よりの風に揺らめく若楓       柳川 朋美
響き合うコルリの声の楽器めく     有倉 祥子
緑濃き木々を移りし鳥の影       中坪 達哉

昨年から、有峰ビジターセンターに俳句ポストを置いております。中坪達
哉さん(富山県俳句連盟副会長)に、いい句を選んでいただきました。毎
月、月初めに先月の秀句を、このコーナーで発表していきます。俳句を、
有峰森林文化村の森林文化活動の重要な柱の一つとして育てていきたいと
思っております。有峰にお越しの節は、ビジターセンターの俳句ポストに
あなたの俳句を投稿してください。
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原稿や感想をお待ちしております。
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