******************************************************************
ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2005年4月2日 第73号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:386人)
******************************************************************
━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆村民による自在鉤の試作第1号ー落ちてこない不思議ー       
   上市町・武田和正
◆有峰森林文化村関係人事異動                
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
─────────────────────────────────
◆村民による自在鉤の試作第1号ー落ちてこない不思議ー       
   上市町・武田和正
─────────────────────────────────
昨年の10月23日(土)と24日(日)に、有峰の「第2回山じまい感謝の集
い」に参加しました。20日にスタッフの関原さんから、有峰ハウスのいろ
り棟の自在鉤を作ることになったので道具を持ってきてほしいという電話
をもらいました。

自在鉤というのは、「いろりの火で煮炊きするために鍋や釜をかける道具
のことで、いろりの上を通る梁からつり下げ、上げ下げや回転を自在にす
ることができる仕掛けが工夫されていることから、自在鉤といわれてい
る。」と日本大百科全書に書いてありました。

その後、上市町須山の藤田さん宅、富山市安養坊の民俗民芸村を見て回っ
て、ようやく自在鉤の種類や自在につるす高さが調節できる仕組みを理解
することができました。

一般的な自在鉤は、下端に鉤のついた鉤棒、それを通す竹筒、鉤棒を上下
させ固定する横木から構成されています。横木には、木片にただ穴をあけ
ただけのものから、鯉などの魚をかたどった装飾的なものもあるし、また、
全部の部材が鉄などの金属でできた頑丈で実用本位のものもあることがわ
かりました。

一番簡単にできそうだと思ったのは、鎖をぶら下げ、それにフックをかけ
るだけでつるす高さが数段階で調節できる方式です。

結局、有峰ハウスいろり棟の「村民による自在鉤の試作第1号」は、穴を
あけただけの横木と、天然の枝の鉤がついた細長い棒、竹筒代わりのちょ
っと太い棒、麻ロープなどで作られ、何となくそれらしい形になりました。

勿論、つるす高さも自在に変えられ、水を張った大きな鉄鍋も十分に支え
られることが実証できました。てこの原理だけで止っている。ロープでし
ばったり、留め金があるわけでない。どうして落ちてこないんだろうと不
思議になる。どうか、みなさん、この不思議を味わってください

有峰に来ると、最低でも何か一つ忘れていた生活の知恵をいただいて帰る
ことができます。今回もその意を強くして、下宿のおばさん(私の細君で
す)と黄昏時を共有してきました。
─────────────────────────────────
◆有峰森林文化村関係人事異動
─────────────────────────────────
富山県森林政策課主幹課長補佐(兼社団法人富山県農林水産公社有峰森林
部長)
鶴 克己 → 三上正男
─────────────────────────────────
原稿や感想をお待ちしております。
あて先は
info@arimine.net