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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2005年2月19日 第70号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:381人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆順位を落とした有峰湖
◆有峰森林文化村新聞第69号を読んで        富山市・犬島肇
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◆順位を落とした有峰湖
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環境省は公共用水域の水質測定結果を、毎年、公表しています。その中で、
湖沼の場合は、化学的酸素要求量(COD)が代表的な指標となっていま
す。CODは水質の有機物による汚濁状況を表す指標ですから、数字が小
さいほど、有機物が少ないことになります。

湖には、AA、A、B、C類型の4つの環境基準が定められています。こ
のうち有峰湖には、上から2番目のA類型(COD:3mg/L以下)が指定
されています。

年間を通じたCODの評価は、全測定値の75%に相当する値(値の小さい
ものから順に並べ0.75×n番目)が環境基準に適合しているかどうかで判
断することとなっています。有峰湖は年間6回測定していますので、6回
の測定結果を小さいものから順に並べて5番目の値が3mg/L以下であれば、
環境基準を達成していることになります。

有峰湖は平成元年から調査を実施しています。その結果を表にしてみまし
た。

年度 75%値(mg/l) 平均値(mg/l) 順位
2.0 1.9
2.2 2.0
2.3 2.1
2.5 2.2
2.5 2.2
1.5 1.1
1.7 1.6
1.8 1.7
1.9 1.7 4
10 2.1 2.0 -
11 1.9 1.8 -
12 1.7 1.6 4
13 1.9 1.8 5
14 2.0 1.8 37
15 1.9 1.8 49


注)順位は、環境省がHPで公開している分(平成9年度から)のみ記載し
た。なお、13年度までは上位5位までの公表であった。

9年度4位、12年度4位、13年度5位と調子のよかった有峰湖ですが、14
年度、15年度と順位を落とし、がっかりしているところです。黒部湖や桂
湖にも抜かれてしまいました。しかしながら、平成に入ってからの数字を
見ると、一概に悪化しているともいえないようです。また、ちょっとした
数字の変化で、順位が大きく変動します。なにより、環境基準の3mg/L以
下を満たしているのですから、一安心といったところでしょう。

有峰湖の水が澄んでいることは、私たちのほこりであり、ねがいです。今
後とも、水を汚さないよう、みんなで、有峰の森と湖を守っていきましょ
う。
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◆有峰森林文化村新聞第69号を読んで        富山市・犬島肇
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拝復
「自然」と「歴史」とは対立概念ですが、「自然」のなかに「歴史」を嗅
ぎつけ、人間の営みがどんなにか細くても、その匂いから「歴史」本体へ
と辿っていく繊細な感性が大好きです。

柳川さんの文章も立派ですし、中川さんの哀悼の辞も「村」の営みらしく、
血が通っています。

「人工物」を辿れとは、文化を辿れということかと考えました。「有峰森
林文化村」というイロニーIronie=ironyに、文化と人間が居ますね。

私はいま網野善彦の歴史本に熱中しています。「蒙古襲来」「海民と日本
文化」「僕の叔父さん、網野善彦」面白いですね。岩波新書の「東アジア
共同体」は絶対に読んでください。
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