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ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2004年8月21日 第57号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:356人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆旧有峰村民子孫の会を終えて   中川正次
◆「旅をするアサギマダラとデート」参加者募集  ねいの里
◆新有峰ハウス予約開始
◆有峰トランプをみんなで組みましょう         
◆新有峰ハウス竣工記念「有峰逍遥の旅」 語り部は樋口忠彦氏
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◆旧有峰村民子孫の会を終えて   中川正次
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去る8月8日(日)、9日(月)に、旧有峰村民子孫の会を開きました。子
孫の方は、20人。そのほか、「有峰物語」の著者、飯田辰彦さん、大山歴
史民俗研究会のみなさん、富山国際大学映像メディア研究会のみなさん、
県の有峰森林管理事務所の歴代所長にも集まっていただき、総勢47人の会
でした。

目的は、
(1) 旧有峰村民の子孫の皆様に有峰森林文化村についてご説明しご理
解をいただくこと
(2) 旧有峰村民の子孫の皆様の中で、記憶に残っていることをお話し
ていただくこと
(3) 旧有峰村民の子孫の皆様相互及び有峰森林文化村関係者の間の親
睦を図ること
でした。

8日お昼前、有峰墓地に墓参したあと、冷タ谷で昼食をし、有峰ハウスで
懇談会をしました。翌日、有峰ハウス周辺で時間を過ごした後、10時に解
散しました。

印象に残ったことを紹介します。

1 法華塔
有峰墓地の入り口に「法華塔」と書かれた石碑が立っています。この中に
は、法華経の言葉が書かれた石が納められています。大山歴史民俗研究会
の前田英雄さんの説明によると、これは江戸時代のもので、江戸時代にな
っても法華の塔を立てることが残っていたことが珍しい。他の地域ではと
うに廃れていたとのことです。

2 土葬
有峰では、家の近くに土葬していたそうです。そのときには、36個の石を
お棺の上に置いたそうです。36というわけは、狼の歯の数より1個多くし
て魔よけにしたそうです。

3 岩段さんと川口さんの出会い
墓地の中に、日露戦争でなくなった岩段虎之助さんの墓があります。
http://www.arimine.net/annai/paper20031101.html
日露戦争のさなか、飛騨市神岡町から参加された川口周一さんのおじいさ
んと岩段虎之助さんが、二〇三高地で顔を会わせました。岩段さんは、元
気のない顔をしていて、その後、チフスで戦病死されました。川口周一さ
んの証言です。

二〇三高地で、同じ有峰出身の兵士が顔を会わせるのはそれほど不思議で
もないのかもしれません。でも、どんな気持ちで相手の顔を見つめあわれ
たことでしょう。

二〇三高地で会われたのは、おそらく1904年。県の買収に応じることが決
まったのは、1920年。 明治になって学制が施行されても有峰は、夏に僅
か1ヶ月だけ「特殊教育所」が開設されるのみでした。満足な教育を受け
ることができない有峰の人たちであっても、兵役は国民の義務。村民の有
峰を離れることの決断の背景には、そういったこともあったのではと、私
は想像しています。

4 2日目の時間の過ごし方
上に述べた3つのことは、墓参から夜の懇親会までの間の印象に残ったこ
とです。最後に、会の企画者としての発見を報告します。子孫の会は、1
日目でほとんどの行事を行い、2日目は、10時に有峰ハウスを出発するま
でのんびり過ごしてもらうつもりで考えていました。バスに乗ってもらっ
て、大多和峠や折立に案内する手もあったかもしれませんが、高齢の方も
多いのでやめました。

とはいうものの、朝食を食べて8時半になってから10時までの時間がなか
なかもちません。

そこで、有峰ハウスの玄関の前に集まっていただき、玄関横の有峰大助
(ミズナラ)に案内し有峰大助小助の民話の話をしました。それから、10
0メートルほど歩いて、ブナとミズナラのからまった不思議な森に案内し、
その不思議さをみんなで楽しみました。さらに100メートルほど歩いて、
キャンプファイアサークルのところに来ました。そこには、木のベンチが
ぐるりと輪を描いて置かれており、うまい具合にウダイカンバのおかげで
木陰になっています。そこに座って、旧有峰村の話をしたり、文化村の職
員のオカリナによる「夏の思い出」や「埴生の宿」を聞きました。そうし
て、玄関に戻ってきました。

時間が余ると、どこかへ車でご案内しないとと、企画者は考えがちです。
しかし、ちょっとだけ歩いて、木を眺めたり、輪になって座って昔話をし
たり音楽を聞いたり。こういった時間の使い方こそ喜ばれるのだという自
信がつきました。
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◆「旅をするアサギマダラとデート」参加者募集    ねいの里
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○ねらいと内容  アサギマダラの渡り調査です。チョウにマークをつけ
         て放蝶し、全国や近隣国での移動距離(再捕獲を期 
         待)などを調べます。  
○日時      平成16年9月12日(日)
         10:00〜15:00
○場所     有峰一帯
○対象      一般(小学生以上)
○定員     特に定めない
○参加方法
 1)集合場所 有峰ビジターセンター前
 2)携 行 品 雨具・昼食・水筒・あれば捕虫網
 3)参 加 費 無料(林道使用料別途)
○申し込み
1)方法
   住所・氏名・連絡先・参加人数をねいの里へお知らせください。
   (電話・FAX 可)
2)宛先 富山県 自然博物園ねいの里 
         〒939‐2632 婦中町吉住1‐1
        076(469)5252 
                FAX 076(469)5865
 3)締め切り 9月10日(金)まで
○そ の 他
  ●荒天が予想される場合、8:00に中止を決定します。
   ねいの里へ連絡してください。
●現地集合、現地解散となります。
●有峰の林道使用料(1,800円)が必要となります。連絡所でお
   支払いください。(但し受付で、林道通行券の領収書と引き換えに
   林道回数券を差し上げます)
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◆新有峰ハウス予約開始
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新有峰ハウスの予約を開始しました。
新有峰ハウスの予約状況は、ありみネットの「有峰ハウス案内所」で見る
ことができます。
宿泊料金は、利用日によって、また一部屋におとまりいただく人数によっ
て変わります。それを計算するエクセルファイルをダウンロードすれば、
料金の目安を立てていただけるようになりました。
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◆有峰トランプをみんなで組みましょう
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有峰トランプは、校正段階にあります。いいものに仕上がってくると思っ
ています。その有峰トランプですが、製作経費を安くするため、有峰村民
のみなさんによって組む作業をお願いしたいと思います。

具体的には、500組つくります。卓球台の上に、1種類のカード500枚を置
きます。それを56種類並べます。それを、ぐるぐる回りながら集めて1セ
ットを作ります。そのあと検品します。そうして500組を作ります。

この作業を、以下とおり行います。

日時    平成16年9月26日10時から15時まで。
会場    現有峰ハウス
林道使用料 通常通り亀谷など連絡所でお支払い願います。ただし、受付
      で林道通行券の領収書と引き換えに、林道回数券を1枚お渡
      しいたします。林道回数券は2年間有効です。お友達に渡し
      てもかまいません。
申し込み  info@arimine.netにメールしてください。
その他   弁当持参でお願いします。
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◆新有峰ハウス竣工記念「有峰逍遥の旅」 語り部は樋口忠彦氏
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新有峰ハウスの竣工を記念して、「有峰逍遥の旅」を開催します。10月2
日(土)に富山駅を借り上げバスで出発し、新有峰ハウスで一泊し、翌日
午後、富山駅に帰ってくるもので、細かい企画は調整中です。語り部とし
て、「日本の景観」の著者である京都大学大学院教授樋口忠彦さんにお願
いしました。

http://www.arimine.net/annai/paper20031227.html

http://www.arimine.net/annai/paper20040124.html
をごらんください。

樋口さんには、日中、冷タ谷湖畔でお話をしていただくほか、夜、新有峰
ハウス囲炉裏棟で、お酒を飲みながらお話をしていただく予定にしており
ます。

これまで、有峰森林文化村の切り口は、森林浴、自然、歴史、俳句、絵画、
詩吟、音楽、ビデオ、写真、餅つきなどでした。日本人が好む景観の要素
を全て満たしている、有峰盆地の魅力を、ともに学ぶことで、新しい切り
口を増やしたいと思います。

詳しいことは、後日、ご案内します。
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