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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2004年2月7日 第42号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:315人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆有峰森林文化村懇話会開催結果         編集部
◆「森の記憶」ワークショップの感想(2/3) 上市町・武田和正 
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◆有峰森林文化村懇話会開催結果              編集部
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平成16年1月28日、富山市のとやま自遊館で、有峰森林文化村懇話会(座
長:長井真隆氏)が開催されました。その概要は以下のとおりです。今年
度は、有峰トランプ、絵本のワークショップ、県民参加の森づくりなど
楽しい企画がいっぱいです。雪が解けるのが待ち遠しい限りです。

1 冷タ谷の神々
事務局は以下の提案をしました。
○巨木に単に命名して地図に記入しても、巨木を通して森に親しむという
 展開がなかなか見えてこない。どうしたものか悩んでいる。
○冷タ谷遊歩道には面白い格好をした植物が多く、想像をかきたててられ
 ることから、有峰村民の手によって小さな物語を作り「冷タ谷の神々」
 という絵本にまとめたらどうか。

委員からは、以下の意見がありました。
○下手に、伝説や文化性の無い物語を作ると、有峰の歴史を正しく伝える
 ことができないのではないか。
○電源開発、旧有峰村民、県庁OB等の方々から資料収集をしっかりお願い
 したい。
○大山町では、絵のワークショップを実施し、自分の住んでいる地域を空
 から見たものを一枚の絵にし、物語を作り、地域に親しんでいくことを
 ねらった。
○大島町の絵本館もある。連携を検討すること。
○一年ぽっきりで作るのではなく、何年もかけて積み上げ編み上げるほう
 がよい。

結論として、
○大山町や大島町絵本館との連携も視野に入れ、ワークショップを通じた、
 冷タ谷での絵本作りを、何年もかけて行うこととなった。

2 西谷
事務局は、西谷で巨木めぐりのマップを作ってはどうかと提案しました。

委員からは、以下の意見がありました。
○西谷は有峰の奥座敷であり、あの美しい森をそのまま味わうだけでよく、
 巨木めぐりのマップまでやらないほうがいい。下手にやると、荒らされ
 る原因になる。
○巨木マップは、西谷に行かなくても、猪根山でも良いし、自分なりのマ
 ップを作成してもよいのではないか。
○西谷の美しい森を守るため、人数制限を加えるとか、わらじで歩いても
 らうとかを考えたらどうか。

3 薬師太郎、薬師花子、有峰大助
以下の結論になりました。
○折立登山口にあり、平成12年ころから薬師太郎、薬師花子と呼ばれ始め
 たミズナラについては、薬師岳の太郎兵衛平に関連を感じること、太郎
 がいれば花子がいるだろうということで、このままでいい。
○有峰ハウス正面横のミズナラの巨木に、有峰太郎と森の感謝祭の折に名
 前を付けたけれども、有峰の大助小助という民話があることから、有峰
 太郎より有峰大助に名前の変更をしたほうがいい。その民話のほとんど
 は、小助の話であって、大助はさらりと書いてあるので、大助の話を作
 るのも面白い。
○これ以上は、木に名前を付けないほうがいい。
○以上を、有峰森林文化村会議に報告し、正式なものとするのがよい。

4 有峰のトランプ
以下の結論になりました。
○有峰の自然、歴史、森林育成、水に関する説明を、小学生6年生のレベ
 ルで作成するトランプを、有峰ハウスの竣工に間に合うようにつくる。
○表は、有峰森林文化村のシンボルマークが良い。
○裏は、マーク(ハート、ダイヤなどの4種類)と数字、写真あるいは絵
 とし、それに説明を加える。
○項目は、マークの4種類にくくりハートは動物、ダイヤは歴史、スペー
 ドは景勝地、クロバーは植物とするなども面白い。
○有峰村民に帳合作業などの協力をしてもらう。
○2月中に編集委員会を開催し細部にわたり検討する。

5 県民参加の森つくり
事務局から以下の提案をしました。
○有峰ハウスが新しくなることも契機に、有峰で森と下流との連携を視野
 に入れた県民参加の森つくりを実施したい。
○参加者が種まきから育苗し、植えたり、間伐をしたりしながら有峰の森
 林の成り立ち等を学習する有峰森林文化村の行事として実施したい。
○緑化場所等については、瀬戸谷の造林試験地、管理事務所うしろ、猪根
 谷流域などもあり、今後、検討して造林していきたい。

委員からは、以下の意見がありました。
○スコップで木を植える作業をしておしまいというのではなく、大事に育
 てるとこういう森になって、大きな効用を生むということまで含んだ、
 大きな学びの中で、進めてもらいたい。
○森つくりした所を定点観測して、ありみネットで流すとよい。
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◆「森の記憶」ワークショップの感想(2/3) 上市町・武田和正 
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2日目の朝は、6:30の早朝プログラムから始まった。吸うことと吐く
ことを意識しながら行う呼吸法、尾てい骨が伸びてはるか昔シッポが生え
ていた頃を思い浮かべながら両足とシッポの3点で大地を踏みしめる意識、
素足になってゆっくりと体重を移動する歩行法etc。

これらは、その後の西谷遊歩道散策のためのプロローグだった。
森の中を素足で歩くプログラムはちょっと抵抗があるので、講師の小野さ
んが用意してくれた軍足(工事関係者が現場作業中に履く靴下)だけを履
いて、遊歩道を歩いた。

初めての体験だった。安全な痛くない着地点を探しながら歩くので足元ば
かりに神経が集中するが、時々立ち止まって心地よい有峰の森を見回すこ
とも忘れてはならない。泥濘の中や苔の上を歩くときが気持ちいい。

テレビ番組の「ウルルン滞在記」で、ある男性タレントが素足でジャング
ルを走り回るのを見て、「結構痛いだろうなあ」と思ったが、まさか自分
が似たような体験をするとは思ってもみなかった。

我々は途中の沢で靴に履き替えたが、講師の小野さんは、展望高台までの
往復区間をずっと軍足で歩き通していた。その足取りはすごく軽快だった。

この日の夕食は、冷タ谷キャンプ場のキャンプファイヤーサイトで野趣あ
ふれる内容だった。

キャンプ場は8月一杯で営業を終え、電源が落とされていて電気が使えな
い。そう言えば、今回のワークショップ参加の際の連絡事項には、「ヘッ
ドランプあるいは懐中電灯を持ってきてください」とあった。

夜の帳が訪れる前に、参加者全員が協力して夕食の準備が整った。スタッ
フの石黒さん手作りの行灯にロウソクの灯が点り、竹の花器に活けられた
ススキが月見の宴を盛り上げる。

献立は、ブタ肉・キノコ・野菜のアルミホイル包み焼きに生野菜添え、飯
盒のフタに盛られたキノコの炊込みご飯、トロロコンブのたっぷり入った
汁と決して豪華とは
言えないが、素敵な味わいだった。

食後に、ジャガイモ1個まるまるホイルバター焼きのデザートもついてき
た。時々上を見上げると、樹々の穴からのぞく夜空に、下界では滅多に見
れないたくさんの星達が輝いていた。
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