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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2004年1月10日 第40号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:314人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆年賀状                     所沢市・五十嶋一晃
◆平成16年の行事予定           
◆誇りに満ちた父の顔   富山市・岸 公文
◆KNBふるさとスペシャル「岳の薬師 森の有峰」を見て 上市町・土井ちえ子
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◆年賀状                    所沢市・五十嶋一晃
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新春を迎え、皆々様のご健康とご多幸を、心からお祈り申し上げます。

最近、造山運動など地学の視点から薬師岳と奥黒部を論述するよう依頼が
あった。ちょっと面白いと思い、それを受けて調査に入った。

薬師岳中腹にある足元の石は、1億8000万年前のもの。山頂の岩石は6500
万年前に形成されたもので、それに腰をおろし、6万年前と2万年前の氷河
期に生成した「薬師岳の圏谷群(カール群)」を眺める。日本の氷河地形
では唯一の特別天然記念物だ。

夢中になってまとめていると、すっかり太古の昔にひたる。しかし突如現
実に戻ると、なんと乖離が大きいことか。

億万年とは言わないが、1年間は足早に過ぎた。熟れた時間であったのだ
ろうか。「時よ止まってくれ」と叫びたくなる。

欲張りをいいながら、あわただしく元気に過ごしている今日このごろであ
ります。

編集部注
年表にしてみると次のようになります。
年前 事件 換算
4,600,000,000 地球誕生 地球115周先
4,000,000,000 生命誕生 地球100周先
 180,000,000 薬師岳中腹にある足元の石 地球4.5周先
  65,000,000 山頂の岩石 地球1.6周先
500,000 人類誕生 岡山あたり
200,000 現代型新人誕生 敦賀あたり
60,000 氷河期 金沢あたり
20,000 氷河期 高岡のちょっと西
12,000 縄文文化誕生 小杉のちょっと西
10,000 農業革命(農耕の開始) 小杉のちょっと東
1,000 精神革命(釈迦、ソクラテス等) 神通川の西の堤防
240 イギリス産業革命 富山駅構内

換算の設定 1年を1mとし、現在を富山駅としたときの位置
参考文献
石弘之、安田喜憲、湯浅赳男著「環境と文明の世界史」
平成13年度森林・林業白書
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◆平成16年の行事予定
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平成16年の行事予定のうち固まったものをお知らせします。

ポイントは以下のとおり。

1 森の集いシリーズを考えています。これは、5つの集いからなります。
(1)山びらき歓喜の集い
(2)初夏の恵みの集い 昨年の山菜楽校の発展
(3)皆で仕事の集い  夏休みに有峰の森林育成
(4)秋の恵みの集い  昨年のきのこ楽校の発展
(5)山じまい感謝の集い

☆ 山びらき歓喜の集いと山じまい感謝の集いは、昨年10月に、しめ縄つ
くりや餅つきをした森の感謝祭をより発展させたものです。行事の中身は
未定ですが、同じような性格のお祝いにしたいと思っています。皆様の参
加をお待ちしております。

☆ 皆で仕事の集いについて、具体的な仕事内容をこれから、みなさんと
ご相談したいので、アイデアがあれば、メールしてください。

2 日帰り語り部講、1泊2日の語り部講に有峰村民のみなさんに語り部に
なっていただきたいので、希望の方は、メールしてください。事前に勉強
していただく費用として3000円をお支払いいたします。

平成16年度行事カレンダー
月日  曜 行事
6月3日   木 初夏の恵みの集い(翌日まで)
6月12日  土 山開き歓喜の集い(翌日まで)
6月19日  土 日帰り語り部講
6月20日  日 日帰り語り部講
7月24日  土 日帰り語り部講
7月31日  土 飛越交流サマーin有峰(翌日まで)
8月7日   土 1泊2日語り部講(翌日まで)
8月21日  土 自然と人間の暮らしを考えるフォーラム
8月21日  土 日帰り語り部講
8月28日  土 日帰り語り部講
9月4日   土 1泊2日語り部講(翌日まで)
9月11日  土 日帰り語り部講
9月12日  日 ちょうちょ観察会(仮称)
9月25日  土 日帰り語り部講
10月7日  木 1泊2日語り部講(翌日まで)
10月13日 水 秋の恵みの集い(翌日まで)
10月23日 土 山じまい感謝の集い(翌日まで)
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◆誇りに満ちた父の顔   富山市・岸 公文
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平成15年4月から縁あって、有峰森林文化村に勤務することになった。

自然が豊かな有峰へはこれまで一度来たことがあるだけで、これほど深く
関わりを持つことになろうとは思いもしなかった。静かで、自然との関わ
りがこんな素晴らしいものかと、この地で寝泊りして初めて思い知らされ
た。風のそよぎ、森林、霧の立ち上る有峰湖、朝の小鳥のさえずり、薬師
岳、熊、猿やカモシカの姿など、どれをとっても自然そのものだ。

文化村の行事の参加者や有峰ハウスのお客様が帰られた後は、喜んでいた
だいた安堵の一方で、人がいなくなった寂しさを感じ、複雑な気持ちにな
る。そんな日々を半年近く過ごし、11月上旬、私は有峰から下山した。

12月のある日、中川さんが、事務所の棚から永久保存と書かれたアルバム
を持ってきて、「ここに岸技師とあるのは、岸さんのお父さんではないで
すか」と見せてくれた。昭和34年10月8日の写真がいくつか載っている。
そこに写っているのはまさに、県庁で林業職員をしていた父芳治(よしは
る)45歳の姿である。

詳しいことが知りたくて、OBの伊藤徳治さんにお話を伺った。

「有峰ダム完成が35年。ダム建設のために有峰ではどんどん木を伐ってい
た。伐ったあとにどんな木を植えたらいいのだろうかと、大多和線沿線で、
県が造林試験を行っていた。その調査に本庁の岸さんたちが赴いたときの
写真に、相違ない」

父が仕事で有峰と関わっていたとは、この写真を見るまでは知らなかった。
父が守り育てる仕事のお手伝いをさせていただいた森で、私がみなさんを
案内することになろうとは。

アルバムに残る父は、自信に満ちた顔をしている。父が県庁で実際にどん
な仕事をしていたのか、これまでは知らなかったけれども、地道ながらも
大切な造林の仕事をしていたことを誇りに思う。

45年前に仕事で訪れた有峰の地は、父の目にどのように写つたのだろうか。
18年前に他界した父が今の森や湖の姿を見ることができたら、どんな感慨
を持ったであろうか。

父が、理想に燃えて守り育てようとしてきた有峰の自然を、是非、次の世
代に受け継ぎたいと思う。
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◆KNBふるさとスペシャル「岳の薬師 森の有峰」を見て 上市町・土井ちえ子
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、1月3日放送の KNBふるさとスペシャル「岳の薬師 森の有
峰」を見ました。

なんてきれいな鳥がたくさんいるのでしょうか。鮮やかな色でとても感動
しました。その他有峰湖、薬師岳等の画面や説明を見聞きしながら、昨年
9月の「森の記憶」ワークショップを思い出していました。

有峰では本当によい経験をしたと思いました。この経験をいろいろな人に
味わってもらいたいとつくづく思いました。

追伸

梅原猛先生の講演や狂言も楽しく観劇させていただき、どうもありがとう
ございました。
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