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有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2003年4月19日 第20号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/中川正次
(発行日現在の有峰村民人口:238人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆有峰森林レンジャーからの提言  編集部
◆第2回有峰森林文化村懇話会の概要報告     編集部
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◆有峰森林レンジャーからの提言  編集部
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昨年8月から、10名の方に有峰森林レンジャーをお願いしています。
ガソリン代すら支給しないボランティアとして活動していただいておりま
す。

去る3月18日に、7名の方に集まっていただいて、提言をいただきました。
それを紹介します。

1 冷タ谷キャンプ場について
・ キャンピングカーによる違法キャンプを見かけたが、キャン
     パーに聞いてみると使いにくいとの意見がある。
   ・ 敷地全体が斜めになっており、水平面が取れず使いにくい。
     そのため、雨の降った日に雨が流れ込んでくる。
    ・ テントのサイズが大きくなっているのにテント張りのスペー
     スが狭い。駐車場が狭い。車が入りにくく見過ごしてしまう。
・ キャンプ場が不足しており、増設できないか? 私見だが猪
     根谷の治山ダムの一角に作れないか?あそこは、電気、水、ト
     イレがない。
    ・ オートキャンプ場の形式をとってないので、違反キャンプが
     多いのでは。車から降りて全部運搬しなければならないので使
     いにくい。
・ 冷タ谷では敷地を確保できないので増設できない。
・(事務局)現在の有峰ハウスは、電気、水等の設備も整ってい
     ます。有峰におけるキャンプ場は不足しており、その跡地をキ
     ャンプ場に利用していくことも考えられるので、いろんな皆さ
     んの意見を聞きながら検討したいと思います。

2 レンジャーの制服について
・ 一般には 変わった服を着ているとの印象。声をかけにくい
     のでは。安心して何でも聞いて欲しいが。知られていない。警
     戒されている。パンフレットの隅のほうにでもイラストでレン
     ジャーを紹介して欲しい。解決方法を考えて欲しい。レンジ 
     ャーの存在価値を認めてもらいたい。
・(事務局)15年度から、ビジターセンターの職員など有峰森
     林文化村のソフト関係の職員が制服を着ることによって、制服
     を着た人を増やします。パンフレットにレンジャーを紹介しま
     す。

3 緊急時の連絡方法について
    ・ 携帯、衛星電話が使えないので連絡方法を考えて欲しい。パ
     トロール隊員が無線機を持っているということだけで意義があ
     り、抑止効果がある。
    ・(事務局)トランシーバーを購入しますので、15年度から携
     行していただきます。

4 焚き火について
    ・ 路肩や駐車場でよく見かける。ガスコンロで天ぷらを揚げて
     いる人もいる。火事の危険があるので、禁止ではないのか。
    ・(事務局)ガスコンロは、禁止にしていない。炭は、残り火の
     後始末が大事であり、火災の危険があるので禁止である。

5 ゴミの後始末について
    ・ マナーは、昭和60年代と比べるとよくなっている。家族連れ
     などは親が子供にマナーを教えているのか特によい。きれいに
     片付けておけば後から捨てるものは少ない。

6 林道、遊歩道から薬師、有峰湖が見えない。
    ・ 林道、遊歩道のビューポイントを選定し、景観を確保してほ
     しい。
    ・(事務局)15年度は、東西半島遊歩道から、湖や薬師岳の眺
     望を楽しめるようにする。

7 業務報告について
    ・業務の一環としてではなく、ボランティアで手伝いをしている
ので何時に事務所にきて何時に報告をしてくれというタイトな
のは、改善して欲しい。パトロールに来たら、行きでも帰りで
もいいから寄るとか、報告は、事後にFAXとか融通をしてもらい
たい。
  ・(事務局)これまでは、最初と最後に、有峰森林文化村事務局
     に立ち寄っていただいていました。ご提案のように改善します。

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◆第2回有峰森林文化村懇話会の概要           編集部
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平成15年4月9日に、第2回有峰森林文化村懇話会をサンシップとやま7
04号室で、長井、鏡森、黒田、平内、本田、湯浅、米原の各氏の出席を
得て、開催しました。概要は次のとおりです。

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1 ソフト全般
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1 農林水産公社有峰森林部
・農林水産公社が、経営管理部、農業部、森林部、水産部、有峰森
   林部から構成されている。有峰で、一つのセクションを持っている
   ことを心強く思う。

2 星見講
・星見講はどうだったか。
・(事務局)有峰青少年の家の行事があった晩に、有峰村民の人に
   してもらった。星見は、新月の近くでないと楽しめないし、何より
   その晩の天候次第なのでリスクのある行事である。当日は、有峰村
   民のご夫婦に語り部になっていただき、参加者には楽しんでいただ
   けた。
・富山市の古洞、弥陀ヶ原、室堂などに比べても、有峰はよく星が
   見える。有峰では、夜、ホトトギス、ブッポウソウが鳴いている。
   その声を聞きながら星が見れるので、実によい。
・(事務局)野外ステージの前に、ベンチを並べた。7月末に、知
   事が、記者の人たちと、ベンチに寝そべって星座や流れ星を見られ
   た。
・星を観察する場としての条件をまとめておくとよい。

3 学び中心主義が、いつの間にか拡散?
・有峰森林文化村を最初に考えたときは、環境教育とか学びの面が
   大きくでていた。その後、基本計画の段階を経て、学びだけでなく、
   いろいろな対象の人々に有峰を愛し親しんでもらう思いに広がって
   いったと思う。それはそれで理解しているけれども、やはり有峰で、
   「水と緑といのちの森」から学ぶということを大事にし続けて欲し
   い。

4 有峰を普通の観光地にしないように
・有峰グッズの意図は?お土産屋がないことが有峰の良さである。
・グッズを持ち帰ることで有峰の話ができるので良いが、あまり増
   やさないでほしい。温泉地のような饅頭などは、やめて欲しい。

5 地図
・わっと地図のアイデアは非常によい。もっと地図情報を充実した
   らどうか。
・無料と有料の地図を区別して、配るべきである。

6 カルタ方式
・有峰森林文化村基本計画で提唱したカルタを畳の上にばらまいた
   状態から、カルタをグループ化してみる段階に進むべきでないか。

7 自主活動
・有峰森林文化村の特徴は、「村」と称したことにある。県がひっ
   ぱるのではなく、村民がやっていくようがんばって欲しい。立山博
   物館は8年かかって、ようやくボランティアが育ってきた。
・有峰文化村の理念について有峰村民の活動、県の支援等について
   事務局として、どのように考えているのか。
・(事務局)祐延みちつくり隊は、自主的に道を再興しようと生ま
   れたボランティア組織である。また、有峰森林文化村新聞に、有峰
   村民から原稿が寄せられる。このような動きを大切にし、少しずつ
   村民の主体的な活動にしていきたい。
・長期的に村民の自立的な方向に持っていかなければならない。そ
   のひとつとして、祐延みちつくりを計画されていることは良いこと
   である。
・有峰村民の自主運営組織づくりにつながる研修を企画したらどう
   か。

8 有峰語り部講
・有峰語り部講をどのようにしていくか、委員会を設けて検討すべ
   きでないか。
・元の有峰の人の声を聞いて、有峰を語っていかなければならない。
・語り部は、有峰の場所でないと味わえない部分を村民の手で発掘
   して、広めていくことが大切である。

9 有峰語り部講養成研修
・語り部の講師の方々が文化と自然をどのような方法で研修するの
   か、また、一般の人々にどのような方法で伝えていくか研修するこ
   とが大切である。
・有峰の文化などの情報を集め、語り部の人たちに理解してもらっ
   て、課題を見つけてもらうとよい。
・語り部の人たちは、有峰の地で得意な分野を語りたいと思ってい
   るのではないか。私だったら、葉っぱの裏をはぐって小さな虫たち
   を覗き込むようなことだったらできる。歴史・文化と必ずしも密接
   に結びつかなくてもよい。そうしないと長続きしないのではないか。
・歴史・文化を原点として、その上で語り部を位置づけていくこと
   が大切である。
・里山の価値観に毒された有峰語り部講であってはならない。その
   意味からも、有峰の人たちが木に、どのように名前をつけ、どのよ
   うに遊び、どのように利用していたか調べておいて欲しい。
・回数が1回となっているけれども、足りないのではないか。

10 有峰の文化
・有峰は、飛騨と信州の中間に位置する文化をもっている。越中の
   文化とはちがう。そのへんを押さえておきたい。
・有峰で、県内のどこよりも秀吉の検地に取り組んだのは、有峰の
   生産力を高めるためには必要だと考えたかららしい。県内各地は、
   一向一揆の影響もあって、検地に非協力的だった。このように、有
   峰は遅れた地域であったというよりも、進取的な地域であったと考
   えていいのではないか。

11 記録を残す
・今の有峰を映像として記録に残すことも良いが、元の有峰の人を
   発掘し、ダムになる前の有峰の様子などを聞き、ビデオに収め、有
   峰の文化、歴史を伝える。また、有峰森林管理事務所の森作りのこ
   とも記録して欲しい。

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2 有峰ハウスの整備基本方針について
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編集部注 整備基本方針案を、ありみネットの新着情報でごらんになれま
す。

1 有峰ハウスに求めるもの
・学びと憩いとがごっちゃになってはいないか。ビジターセンター、
有峰寮との棲み分けを考えるべきではないか。工作室が欲しいが無
理のようである。

2 建物の構造
・建物の外観がリピーターを呼ぶので、外観にこだわってほしい。
・回廊式の構造にするとよい。

3 学習交流室
・炎や煙を通じて、昔の有峰の様子をしのぶ空間を作るべきである。
・中年男性は、個室に入ったら出てこない傾向にある。個室は、寝
   るに徹して、学習交流室からいろんな角度から有峰の夜を楽しむよ
   うにしたらいい。何気なく話し合う、夜を楽しむことが大切。
・各室から有峰湖や薬師岳が見えるようにするのではなく、学習交
   流室から、眺望が楽しめるようにしたほうがいい。
・学習交流室の各区分をなくしたらいいのではないか。玄関から入
   ったときも感じも区分がないほうがいい。
・50人泊まっているとして、学習交流室で10人くらいが集まるとし
   て、あとの40人はどうするのだろうか。

4 材木
・建築の中に有峰の建物が、しのばれるような部分を見せて欲しい。
   例えば、外観や間取りなどで。
・有峰の木を見せるようにしてほしい。有峰森林管理事務所時代の
   試験林の木を切って使えないか。岐阜県に有峰の家が移築されてい
   る。廃屋になっているのなら材木として買えないか。
・さりげなく木を使ってほしい。植えた木を切ってはならないとい
   う間違った考えをただすためにも。

5 風呂
・風呂のスペースをゆっくり作ってほしい。また、檜で作ってほし
   い。
6 料金
・料金はどのように設定するのか。
・(事務局)今の値段は値上げしなければならないと思うが、まだ
   検討に入っていない。
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